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今年の「#文学」
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今でも多くの人たちが被災地で苦しい思いをしているときに、こんなつまらない人間のことを書いてもあまり意味がないな、とは正直思うのだが......震災の一挿話として、こういうことを記録しておくことは、多少は意味があるかもしれない。茂木さんの原発広告が封印で、件の記事は、もう削除されているわけだが(「削除した」なのか、誰かが「削除させた」なのかは分からないが)、私のパソコンにはpdfファイルが残っているわけだ。 ------------ -------------------- ------------------ この対談の後の、「クオリア日記」の記事がこれ。http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2010/01/post-e78d.html 2010/01/26 まるで生態系のよう 京都大学原子炉実験所に、山名元先生を訪問する。 原子力発電におい
さて。 これが最後の記事です。 本当は回顧シリーズの佐藤優編と福岡伸一編を書いて、その他言いたいこと諸々を書いてから終わりにしようと思ってたんですが、落ち着いて分量を見積もってみたら、1ヶ月くらいかかってしまいそうなので、止めることにしました。 福岡伸一と茂木健一郎に関しても、まだ、いくつか書こうと思っていたことが残ってますけど、もう、これ以上書いても意味が無いと思うので止めます。 約3年にわたってブログを続けてきて、まあ、楽しいこともありましたけど、不快なことの方が多かったですね、正直言って。 あんまり、私の言いたいことが他の人に伝わったという感じがしないですし。 後に残ったのは、苛立ちと憤りと虚しさと徒労感だけ。 まあ、書いてなければ今以上にイライラしてたと思うんで、そういう意味ではブログをやった意味もあったと思いますけど。 随分時間と労力をつぎこんだ割りには大したこと無かったですね。
八代氏も「脳神話」にしろ「動的平衡」にしろ(クオリア、という言葉もあったが)、非常に定義や根拠が不明瞭な、どうとでも解釈できる存在である、ということははっきりと示しておかなければならない。福岡氏のいうように、さまざまな生物現象が「動的平衡」で説明できるとすれば、それはその言葉が何も説明していない空洞であるからだ。と書いてますが、福岡伸一ハカセの「動的平衡」の拡大運用ぶりには目に余るものがあります。 サッカーの日本代表チームを「動的平衡」で説明してたのが、記憶に新しいところですね。 福岡ハカセの公式ブログにも「動的平衡」と印が押されて(?)ありますな。福岡ハカセのささやかな言葉そこで、3年にわたる「福岡伸一ウォッチング」の成果として、私が採集した「動的平衡」拡大例を一挙に公開しちゃいましょう。 結構笑えますよ。 花粉症も「動的平衡」の問題。 まあ、これくらいは、まだかわいいもの。 機械論的に
や、どーも。ごぶさた。 予告した通り、このブログはもう終わる予定で、もう全然書く気が無くなっちゃてて、最近はネットもほとんど見てなかったんですが、こういう文章が出てきたので、やっぱり反応しておこうかなー、と。科学者が発言するということ 八代嘉美初出は「αシノドス」vol.36 2009/9/15ってことですけど。 えらそーで申し訳ないんですけど、こういうことは、このブログで前から書いてたんですよね。福岡伸一「生物と無生物のあいだ」批判 <予告編> ・「動的平衡」って、結局「非平衡」ってことじゃないの? ・それってプリコジンなんかが言ってることと同じだよね。 ・そもそも「動的平衡」っていう言葉はベルタランフィが先に使ってるんですけど。 ・シェーンハイマーのこと、大げさに扱い過ぎじゃない? ・個別の実験結果から一般的な結論に飛躍しすぎ。 ・なんで今更「機械論」批判? しかもピント外れ。 ・こん
と、まあ、ふざけたことを書いてしまったが、もう少しマジメなことを書く。 このところ、ずっと考えていることなんだが。 いちいちネットで「これはヒドイ!」という記事をブクマやらtwitterやらで掘り起こすのって、どれだけ意味があるんだろうか。 私はものすごく疑問に感じてるんだ。 「何事も9割はクズ」なのであって、ネット上にある文章も9割はクズですよ。 社会的な影響力のある人間の発言とか新聞や雑誌の記事とか企業の宣伝とかに対してなら、意味があるでしょう。 けど、無名の人間が書いたものをイチイチ取り上げるのに意味があるのかな。 そのままほっとけば、ネットのクズの中に埋もれるだけなんでから、ソッとしておけばいいんじゃないかと思うことが最近多いんだけど。 ある種の言説の典型例として取り上げて分析の対象にするというのなら分かる。 誤解を広めるようなことを書いていて、社会に害をなすおそれがあるから正して
http://twitter.com/ainsophyao/status/15934023052 哲学のゾンビは、物理主義を肯定するためのものにしか見えないのだが、どうやら一般にはこれを否定するためのものらしい。これは傑作だよな。 11:56 PM Jun 11th webから ainsophyao 白のカピバラ http://twitter.com/ainsophyao/status/16134365709 . @thetainDN ええ。つまり、ゾンビの論法が物理主義の否定という意味で説得力を持つのは物理主義を信じていない人相手だけで、物理主義を信じている人も同じ論法で物理主義を認めます。論理的に導出しただけなのだからそれは当然でしょう。それをもって傑作な議論といったのです。 6:07 PM Jun 14th webから ainsophyao 白のカピバラ http://twitter
さすがの佐藤優先生も、鳩山がオペレーションズ・リサーチで偏微分方程式でうんぬんかんぬん、なんてことは恥ずかしくてもう言えないよなあ、と思ってたんすよ。 いや、私は佐藤優という男を甘く見てました。 佐藤優と副島隆彦の対談集が出てたんでパラパラめくってみたら、相変わらずオペレーションズ・リサーチで偏微分方程式でお見合い問題でマルコフ連鎖がどーたらこーたら言ってましたよ。 んで、佐藤優先生は、今Twitter界隈で大注目の木村盛世先生をえらく誉めてましたよ。 優秀な人だって。 そう言えば、木村盛世先生もTwitterでよく佐藤優先生の名前を出していたなあ、と。 http://twitter.com/kimuramoriyo/status/15486052102 http://twitter.com/kimuramoriyo/status/11749416324 http://twitter.co
ゴメーン、訂正。 前の記事で、浅田彰が「ニュー・サイエンスに肯定的な発言をして」た、と書いてしまったんだが、「ソトコト」の記事を確認したら違ってましたわ。 「ニュー・サイエンス」じゃなくて、 「ライアル・ワトソン」を肯定してるんだった。いやー、すみませんね。 そりゃそうですよね、浅田彰がニュー・サイエンスなんかを肯定するわけありませんよね……って、ちょっと待て。 もっと、わりーじゃないか。 「ニュー・エイジ神秘主義の烙印を押されちゃった感がある」って、ライアル・ワトソンがニュー・エイジじゃないって言うなら、誰がニュー・エイジなんだよ! 浅田彰、ボケきってるな。 「ワトソンの本には面白いディテールもいっぱい出てくる、そもそも学術書として書かれてるわけじゃないんで、内容を鵜存みにせず、メタファーとして受け取るかぎり、面白いんじゃないかな」? 「科学じゃなくてファンタジーだからOK」ってこと?
いちいちからんで申し訳ないんだけどさ。hiroyukikojimaの日記 なぜならば、凡庸な科学者が著作や言説においてえてしてそういう「構築的」たろうとする精神が、かえって一般市民に科学を忌避させ、その科学アレルギーを悪化させる元凶となっていることに、彼女が気づいているからなのだと思う。科学者とかそれっぽい立場を自称する人の多くは「説教」が大好きで、自分の専門をかさにきて、市民を叱りまくる。ちょっとした間違いや誤用でも容赦しない。でも、これは何か間違った「特権意識的失語症」であるように思えて仕方ない。全く理解できない。 「特権意識的失語症」? この方は、専門家が「ちょっとした間違いや誤用」を指摘するのは、全て「特権意識」から来るものだと考えているのだろうか? この方は、「「構築的」たろうとする精神」自体に意味がある、という風には考えないんだろうか? 意味があるとしても「一般市民に科学を忌避
ドーキンスを曲解したトンデモ理論で私達を楽しませ続けてくれる竹内久美子センセイですが、週刊文春 1月17日新春特別号の連載で、今度は超能力の話題でやってくれちゃってます。 竹内センセーは、アポロ14号でのエドガー・ミッチェルとオロフ・ジョンソンの超能力実験のエピソードを以下のように説明します。あらかじめ打ち合わせておいた時間に、ESPカード(星、丸、四角、十字、波、の五種類の単純な図形が描かれている)を、ミッチェルが宇宙船内でめくる。それを地上にいるジョンソンが当てるのです。 こうした試みを数回に分け、延べ200枚のカードについて行いました。 まぐれで当たる確率は五分の一なので、200枚なら、40枚がたまたま当たるはずです。でも、帰還して照らし合わせてみたところ、ジョンソンは51枚を当てていた。 さあ、これはまぐれで当たる範囲内か、それとも何らかの能力があることによってまぐれより多く当たっ
竹内薫は「別に信じてないって。UFOや心霊現象や血液型の話はポップカルチャーの一種で、誰も科学的に正しいかどうかを論じちゃいないから安心しろ」と言っているのだが…… 「an・an」1706号より。 こいつら本気だよ! で、竹内薫はしかし「わが社には真面目な人材が欲しいからB型は採用しない」というようなことになると話は別だ。ネタとして使うのはOKだが、就職や差別につながるようなことは絶対にいけないということだ。とも言ってるんだが 人事に使っちゃってるよ! 血液型性格判断を批判している人たちは、そのことをずーーーーーーーーーーーーーっと指摘しているんだが、竹内薫や内田麻理香には届いてないようだな。
前の記事では簡単に書きすぎて不親切だったかもしれないので、いくつか補足をしておく。 「福岡伸一と池内了の名前が肯定的な文脈で出てきて萎えた」と書いたのだけど、同書で引用されている福岡伸一と池内了の発言に関してはとくに問題だとは感じていません。 私が「萎えた」のは、福岡伸一を「難解な科学を分かりやすく教えてくれる優秀な書き手」(立ち読みしただけなので、正確な表現ではありません)と持ち上げていたからですね。 しかし、まあ、いいですよ、福岡伸一に関しては。 福岡伸一を持ち上げているのは、内田氏だけじゃないですからねえ。 福岡伸一がダメだという認識が共有されているのは、ネットの一部だけですから。 それ以外のところでは、福岡伸一に対する批判って事実上存在しないも同然ですから。 みんな、こぞって大絶賛ですからね。 私は最近、他人に対する期待のレベルが著しく低くなっているので、もう、いいです。 福岡伸一
私がなぜ池内了に関して否定的にとらえているか分からない人も多いかもしれないけれど、とりあえず、以下での議論をお読みください。Chromeplated Ratついでに、池内氏が書いたもので「これはヒドイ」と思ったものをご紹介。 『書き下ろし科学最前線ノート41』から「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか」と題した文章を以下に引用。 細かい突っ込みどころは色々あるけれども、一番ヒドイのは最後の方なので、お急ぎの方は「大進化の説明は無理」の部分のみお読みください。誤解されつづけるダーウィン 不幸なことに、ダーウィン(一ハ○九~ハニ)の進化論について、いまだに大きな誤解が存在しています。 ダーウィンがめざしたのは、地球上に生きるさまざまな種の生物は神が創造したものではなく、自力で変化してきたことを明らかにすることにあり、それが「自然選択」を通じておこなわれてきたと主張したのが『種の起源』(正
頭のいい人が「脳のため」に毎日していること トッド・カシュダン 茂木健一郎 この本で、今日から5分、「新しいこと」をはじめなさい! ――茂木健一郎 人生ハッピーに過ごせる人と、そうでない人の違いは何だろうか。 この本は、その答えをズバリ教えてくれる。 いわゆる「頭のいい人」「運のいい人」とは、「生まれつき恵まれている人」なのだろうか。 答えは「ノー」。 頭のいい人とは、好奇心をもって行動し、いくつになっても 脳の回路を成長させてきた人なのだ。 本書では、そういった人々が実践している 「好奇心の高め方」をつまびらかにする。 ◎脳は「確実なこと」より「ちょっと冒険」が好き! ◎「目的以外のもの」にもあえて目を向ける ◎「まったく興味のなかったこと」を一つやってみる ◎五感をフル活用するウォーキング法 ……etc. どれもお金も手間もかかないのに、脳の働きがグングンよくなる! 【担当編集者からの
クオリア日記 ○○は脳に良いですか? いろいろな方とお話していて、良く聞かれるのが、「○○は脳に良いですか?」という質問である。 ○○を食べるのは脳に良いですか? 朝○○をするのは脳に良いですか? メディアの中で、「○○は脳に良い」という言い方がしばしば見受けられるので、一つの思考の型として流布しているのだろうと思われる。しかし、科学的には、「○○は脳に良い」という言明には、あまり意味があるとは言えない。 だから、私は、このような質問をされると、一瞬絶句して、それからどのように答えようかと、一生懸命言葉を探す。
本屋でパラパラ立ち読みしたが、福岡伸一と池内了の名前が肯定的な文脈で出てきて萎えた。 それから、竹内薫の『理系バカと文系バカ』っていうクソ本も肯定的に引用されてて……内田麻理香って人はほんとにセンス悪いね。 それ以外の部分の論調もまるで納得できるものじゃなかった。 そういうわけなので、買って読む気は毛頭ない。
「宮台って、最近は迷走気味だけど、昔は優秀だった」みたいなことを言う人ってよく見かけるんだけど、どうなんですかね。 最初から、アレだったんじゃないかと思うんだけど。 宮台って、最初の著作を出す1989年より前の1987年にスペンサー=ブラウンの『形式の法則』の翻訳を出してるんだけど、このスペンサー=ブラウンってやつがねえ……。 「黒木のなんでも掲示板」より。1979年頃に、ドナルド・クヌースはスペンサー・ブラウンに関して「専門知識をもったふりをしている山師 (charlatan) なので彼の宣伝に協力してはいけない」と警告し、ジョン・ホートン・コンウェイはスペンサー・ブラウンの『形式の法則』を「綺麗に書かれた本だが内容がない (content free)」と酷評しています。そして、マーチン・ガードナーは『形式の法則』がやっていることは「命題論理を風変わりな表記法での再構成にすぎない」、「そ
2010年1月29日 朝日新聞「岡田監督対談4回 VS.福岡伸一」。 2010年2月某日 某書店にて。 2010年2月14日 デイリースポーツオンライン。岡田監督、解任論噴出!韓国に惨敗3位 日本代表は最終戦で韓国に1-3で逆転負けし、初優勝どころか、ホームで屈辱の3位に終わった。“2軍メンバー”の韓国に惨敗した岡田武史監督(53)に対し、サポーターら周囲から南アフリカW杯を前に“解任論”が噴出。2010年4月4日 朝日新聞土曜版be。 (ノД`)・゜・。
佐藤先生は、トンチンカンなイスラエルの友人以外にも興味深いお友達をお持ちでいらっしゃいます。 その一人、評論家の副島隆彦との共著では、副島先生の『人類の月面着陸は無かったろう論』を擁護していらっしゃいます。 『人類の月面着陸は無かったろう論』に関しては、以下を参照。山本弘のSF秘密基地では、その共著、『暴走する国家恐慌化する世界 迫り来る新統制経済体制の罠』から抜粋を。 佐藤 副島さんが書かれた『人類の月面着陸は無かったろう論』(2004年6月、徳間書店)を読みました。この本をトンデモ陰謀と非難する人が多いですが、おかしな話です。副島さんは正しい証明とはどういうことかという、認識論の根本問題を論じているのです。キリスト教の「イエスの復活」を考えたとき、とてもあり得ない話とするのが通常の感覚です。ところがキリスト教はイエスの復活を信じるところから出発しました。ということは「人類の月面着陸」み
ゲーデルの定理こそ汲めども尽きぬ知的濫用の泉である。 『知の欺瞞』アラン・ソーカル ジャン・ブリクモン「不完全性定理」に関する佐藤の発言をまとめて見てみましょう。 資料5-1 『SPA!』12/29-1/5号。<問題の予兆を感じるための毎日の勉強やトレーニング方法>については、数学基礎論を勉強することが役に立つと思います。数学基礎論とは「何が問題であるか」について、徹底的に考える学問だからです。ここではゲーデルの不完全性定理が重要です。数学は完全な学問であるように思われていますが、そうではありません。完全であるときは矛盾していて、矛盾していないときは欠損がある。また、数学には答えがない質問がありうる。こういうことをクルト・ゲーデルという天才数学者が明らかにしました。 資料5-2 田原総一朗との対談本『第三次世界大戦 世界恐慌でこうなる!』より。田原 金融工学は、数学の本質がわかっていない
[書評]IQってホントは何なんだ? 知能をめぐる神話と真実(村上宣寛) 焦点が当てられているのは、「キャテル-ホーン-キャロルの知能理論(CHC)」、日本でも偽科学批判などで有名なガードナー(Martin Gardner)による多重知能理論、スタンバーグ(Robert Sternberg)の三頭理論である。 その2冊の本に H.Gardnerって書いてるだろーが! ハワード・ガードナーとマーティン・ガードナーをゴッチャにしたら、ペリー・メイスンが怒るぜ(それはE・S・ガードナー!)。
「佐藤優と「偏微分(笑)」」シリーズをやってるあいだは、それ以外の記事は書かないつもりだったのだが、モギケン・ウォッチャーとしてはスルーできないネタが。 一瞬、『潮』かと思ってしまうが、『中央公論』、4月号。 なんと、茂木健一郎と池田大作の往復書簡! はじめの説明の文を読んでみると日本有数の宗教組織のトップ池田大作氏と、 脳科学者として科学の先端を見つめる茂木健一郎氏の往復書簡が実現した。 常日頃から「宗教について議論することをタブー視してきた日本の メディアのあり方に疑問を感じる」と発言してきた茂木氏。 その茂木氏からの「通俗的な話に興味はない。本質的な議論をしたい」 という呼びかけに池田氏が応じる形で対話が始まった。 ニ○○八年から二年間にわたり、互いに交わされた言葉は、 時に緊張感をはらみ、時に温かい共感に満ちていた2008年から! 中身の記事をみてみると……茂木の第1信に始まって池
「些細なことながら、このようなニュアンスの違いの積み重ねによって読者は、少しずつ、しかし確実に原典から遠ざけられて行く。」その一六 大森望(評論家) ま、もちろん誤訳云々の問題はあるんですけど、百人翻訳者がいれば、百通りの翻訳ができるので、好きな翻訳を読めばいいわけですよ。だから、昔の翻訳がいいと思うひとは昔の翻訳を読めばいいわけだから、べつに文句をいう必要はないと思うんですよねあー、そんなこと言っちゃったんですか、大森望は。 事情を簡単に説明しておきます。 光文社古典新訳文庫から出ている亀山郁夫訳の『カラマーゾフの兄弟』に対して、複数の方々から誤訳の指摘がされているのです。 以下のページを参照のこと。 http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost125.htm10箇所や20箇所の誤訳じゃないんですよ。 上のページで「明らかな誤訳、もしくは不適切訳」として
池田大作の『名言100選』の新聞広告で佐藤優と茂木健一郎が並んで推薦文を書いていました。 お前のブログでネタにしろ、という天からのお告げが聞こえました。 まず、ラスプーチン。 「クリスチャンなのに池田大作をヨイショするのか」と批判されても、開き直っちゃう人だから、今更驚きませんけどね。 次、モギケン。 3/4が引用で、自分自身が書いたのは1行だけ。 モギケンの手抜き仕事、ここに極まれり。 モギケンって、無宗教じゃなかったけ?と思って、探してみたらこんな文章が。クオリア日記 そんな教えがあったら、信じてもいい ある時、いつものように光の川に沿って歩いている時に、一つの思いが私をとらえた。 教義のない宗教ならば、あるかもしれない。言葉によって表現された「これこれこう」という世界観や倫理観が提示されるのではなく、ただ感じること、開かれること、向き合うことが大切にされる。そのような魂の道筋。
ちょっと、このブログで新たな試みをしてみたいと思うのですよ。 以下に、佐藤優の発言(+α)を材料として提示するので、ブログをやっている方に、これをネタに記事を書いてほしいのです。 何でこういうことをするかと言うとですねえ……。 佐藤優がかなりトンチンカンなことを言ってることは分かるのですが、それを具体的に指摘しようとすると、その分野について詳しいわけではないので、下手なことを書いて赤っ恥を書くおそれがある、とは言え、捨てるにはあまりにも惜しいネタだ、ならば、このブログを目にした方でそっち方面に詳しい方に書いていただければいいじゃないか、と。 で、それを読んでから、自分はまとめの記事を書いてしまおうという、実に他人まかせの手抜き企画なのでございます。 ブログのネタとしては、かなりオイシイものだと思うので、そんなに悪い話じゃないと思いますよ。 下の方を読んでもらえば、ツッコミどころ満載でかなり
http://twitter.com/rico_chan/status/8749467331 これは口下手すぎたか聞き手の記者が馬鹿だったかあるいは両方でしょ。本を読めばこういう話じゃないことは子どもでもわかる RT @uk51 RT @adanao: 「ちょっと見過ごせない 福岡伸一が生物多様性について語っていること」 http://bit.ly/bXqt6lハア? じゃあ、これはドーヨ。 昆虫たちはかたくなまでに自らの食べるべきものを限定している。棲む場所も、活動する時間帯も、交信する周波数も。彼らは自分たちが排泄したものの行方を知っている。彼らは自らの死に場所と死に方も知っている。誰がどのように食われるかということでさえも。 なぜか。それは、限りある資源をめぐって異なる種同士が無益な争いを避けるために、生態系が作り出した動的な平衡だから。そして、その流れを作っているのはほかならぬ
「食の安心」の「真の脅威」は? 食品の消費期限を設定するにあたって、実際の期限より安全係数分余裕を見て品質を保証するのは事実だが、例として挙げられた計算はあまりにも非現実的だ。現在コンビニで使用していないソルビン酸が出てくることもあわせると、あまり食品関係に詳しくないか、保存料の不安を煽るようなことを書く人から影響を受けているのではないかと思える。*1 *1:どうも、福岡伸一氏の著作がもとらしい大当たりー。 言及されているブログ主さんが参考にしたのは、サイエンス・ライティング界の超新星、村上春樹の文体と昆虫少年の心を持つ男、福岡伸一ハカセの本であることに間違いないのでありまーす。 ブログの文章と、15万部突破のベストセラー、Amazonの「科学読み物」のジャンルで現在12位の『世界は分けてもわからない』の文章と突き合わせてみましょー。 まず、そんな疑問に答える面白い話がある。コンビニで売
http://cse.niaes.affrc.go.jp/minaka/diary.html 15 december 2009(火) ちなみに,現代新書で『系統樹思考の世界』や『分類思考の世界』を担当してくれたのは,売れまくった福岡伸一本を担当した編集者氏でした.これまた幸運な出会いということ.新書にかぎらず「本」としてかたちを成すためには編集者の貢献度はとても大きいと思います.まずはいい編集者を確保すべし. ホウ……。 三中先生は、福岡伸一のヤバさにまだ気がついておられないようですな。 では、私が教えてさし上げましょう。 「ソトコト」2009年1月号より。 生命とは何か。生命の定義は長らく、そして今現在も、「自己複製するもの」とされている。リチャード・ドーキンスは宣言した。生命の唯一無二の目的は、子孫を残すことである。そして自己複製の単位はとりもなおさず遺伝子そのものである。遺伝子は徹
「馬の進化についてのスミソニアン博物館の展示が多くの化石をその時系列的な順序ではなく、そのサイズにしたがって並べていた事が明かされた」? まず、創造論者が、どのように語っているかを見ておこう。General Quotes about Evolution Horse Evolution Approved North Carolina biology textbooks hold up the so-called "horse series" as proof of evolution. Dr. Niles Eldredge, a curator at the American Museum in New York, has said: ". . . the most famous example . . . still on exhibit downstairs is the exhibit
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