Google Ghrome 版の Greasemonkey がリリースされた。作者はサイボウズ・ラボの奥一穂氏。
- Greasemetal - an Userscript Runtime for Google Chrome
- ref. Kazuho@Cybozu Labs: Greasemetal (Google Chrome 用 Greasemonkey) を公開しました
- via. Google Chrome用のGreasemonkey「Greasemetal」が公開されている - F.Ko-Jiの「一秒後は未来」
ご存じの通り、Google Chrome では拡張機能 (アドオン機能) がまだない。なので Greasemetal は exe ファイルとして公開されている。
使い方
Greasemetal アプリを起動すると、Greasemetal が自動的に Google Chrome を開く。後は普段通り Chrome を使うだけ。
ユーザーとしては、今まで Google Chrome のデスクトップ・アイコンをダブル・クリックしてブラウザーを起ち上げていたのが、Greasemetal のデスクトップ・アイコンに変わるだけ。
Greasemetal のインストール
上記ページの「Using Greasemetal」セクションから、GreasemetalInstaller.exe をダウンロード。
ダブル・クリックするとインストール画面が起動するので、次へ次へと進んでく。
以上。
Userscripts のインストール
Userscripts には Greasemonkey のスクリプトがそのまま使える。使いたい Userscript をダウンロードして、「マイ ドキュメント」下の「userjs」というフォルダーに入れてやる。これでお終い。
Userscripts を入れたら、ブラウザーの再起動なしでスクリプトが使用可能になる!
Userscripts は Userscripts.org で沢山公開されている。
バージョン 0.1 の制限
- Userscript を管理する UI がない (Userscript を一時的に無効にするには、その Userscript を userjs の外に出す。「ユーザースクリプトを実行するページ」は直接 Userscript をいじって変更する)
- GM_* 関数はサポートしていない (GM_* 関数を使っている Userscript は須く動かない)
Technical Info
技術的な話は、奥さんの英語ブログに書いてある。
大ざっぱに言うとかうなるらしい。Greasemetal の実体はウェブのプロキシ・サーバー Automation Proxy。Google Chrome は、このプロキシ経由でウェブ・ページを GET する。プロキシは Userscript の「適用サイト」にマッチしたら、その Userscript をダウンロードするようページに <script> 要素を追加して Chrome に渡す。Chrome はページに埋め込まれた script 要素から Userscript を実行する。ほら! Chrome 版 Greasemonkey が出来てしまった。
※間違ってたら、ご指摘下さい
Repository
Subversion リポジトリーも公開中。
svn checkout http://kazuho.31tools.com/svn/chromemonkey/trunk/ chromemonkey
あとがき
これは熱いアプリが出て来た。脱帽! これからの開発にも期待大。