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2013-03-04

「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?」の Kindle 版を思わず購入

秋元さんが「LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか?」という記事を書いている。同名の書籍のレビューなんだけど、興味をひかれたので思わず Kindle 版をポチッとしてしまった。

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? (マイナビ新書)
コグレマサト まつもとあつし
B00B99BLVI

書籍版は 872 円、中古 649 円。Kindle 価格 571 円。ページ数 232。そんなに厚くない。

感想記事の感想

ぼくを衝動買いに導いた文章を引用する。

僕自身、LINEの飛躍を冷ややかに見つつ使ってない非ユーザーなので、コグレさんが本をくれると言った時に断ったのですが、「LINE使ってない人にこそ読んでほしい」と言われ、受け取ったものです。

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ より引用

ぼく自身の LINE に対するスタンスは秋元さんと同じ。LINE 非ユーザーでありつつも、その存在は意識している。でも使う気にはなっていない。

でも、コグレさんは、そんな人に読んで欲しいと言う。フムフム。

LINEでの将来的なビジネスに乗っかりたい人や、LINEと自社サービス・製品の関わり方を考えなければいけなくなるかもしれない業界人にとっては面白い本だなと感じました。

LINE なぜ若者たちは無料通話&メールに飛びついたのか? | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ より引用

この感想にガツンとやられた。ある程度サービスが大きくなってくると、やはり SNS としての規模の大きい LINE を無視できなくなる。自分のポリシーとして LINE を使わないというのはアリだけど、IT 業界で開発するなら LINE の雰囲気は知っとかなゃ、ね。

あとがき

本の感想は読書メーターに書いている。読み終えたら感想を書く。読書メーターの短い感想欄に納まらなければ、ブログの記事にするかも。

2013-02-28

アクトインディに入社しました

2013-02-27 (水)、本日よりアクトインディ株式会社で働き始めた。アクトインディは「子供とお出かけ情報「いこーよ」というウェブサービスを運営している。この「いこーよ」については後日レビューするとして、今日はアクトインディ入社に至るまでの話を書きたい。

退職から就職活動

遡れば 2007 年 4 月、株式会社ケンウッドに入社した。その後、ケンウッドは JVC いわゆる「日本ビクター株式会社」と合併。JVC ケンウッド・ホールディングス株式会社が設立され、そちらに出向した。2010-10-06、ストレスから発症した抑鬱神経症が悪化したため休職。一年の休職期間を使い切る形で退社と相成った。2011-10-06 のこと。2011-10-01 に会社が社名を JVC ケンウッドに変えたばかりだった。ここら辺の詳しい話は、過去記事に書いた。

少し時間を戻して休職の時のこと。休職に入ったとたん、無理が祟ったのか読書好きのぼくが本一冊読めない程に集中力を欠いた。体が言うことをきかなかった。辛い状況は半年くらい続いたかな? そのあと、「まともな生活」レベルまでヨチヨチ歩きで戻っていった。

退職の日。体調はやはり悪かった。けれど社会というのは無情なもので、退職するには退職するで書類を沢山書かなきゃいけない。退職の手続きなんかしたこともないから、何度もケンウッドの人事やら総務やらケンウッド健康保険組合に電話した。

思い出して欲しいのは、JVC ケンウッドが出来たのが、ぼくの退社直前だったこと。中の人達、特に人事やら総務やら健康保険組合はその嵐の中にいた。にもかかわらず、ぼくの電話に対しては、誰一人として嫌がらなかった。誰一人として嫌がらなかった。重要なことなので二度書いた。手続きの混乱ぶりから、相当大変なのだと予想がつくのに、退職していくぼくに対して常に丁寧な対応を取り続けた。ぼくの電話に出てくれた人、そしてその人を後ろで支えてくれた人々に感謝する。尊敬する。適切なタイミングを逃して、彼らへの感謝を書くことができなかったので、ここに記す。

主治医から「働けますよ」のお墨付きが出たのは、2012 年半ばだったか。ハローワーク通いが始まった。ちなみに、主治医のお墨付きに書類ミスがあって、もう一度診断書を書いてもらう羽目になったのはここだけの秘密。

病気ってどうなの?

新しい職業は IT 系に行こうと決めていた。

ハローワークには IT 系の案内が少ないので、ネット系の転職サイトを活用した。

転職するに当たって、心配なことが二つあった。第一に自病の抑鬱神経症。第二に隔週の通院。病院の場所が遠いので、IT 系企業の集まる都心からだと、通院も半日がかりになってしまう。中途採用した人間が隔週で半日休を貰えるものなのか?

そんな不安を抱えていた時、ひょんなきっかけから DeNA の人事の方とランチする機会を得た。色々と話を伺った。勿体ないけれどその話は横に置いて、病気について...

人事の方の答えは明解だった。

  • 心を病んでいるなら、それに応じた仕事を回す
  • 通院についても、配慮をちゃんとするし、仲間も分かってくれる

追いつめられてた心が解き放たれた。そうか、病気であることをサポートしてくれる会社でないなら、いずれ自分は潰れてしまう。それは自分にとっても会社にとってもマイナスなこと。むしろ、ちゃんと言わなくちゃいけないのか!!

DeNA は残念な結果に終わるんだけど、病気に対する自分のスタンスが作れた。ぼくの職就活動は、DeNA の人事の方の言葉なしにはありえなかった。感謝!!!

実際に活動してみると、ダメな所はダメとちゃんと言ってくれた。驚いたのは、IT 系企業で「心の病」のサポートをすると答えた会社が多かったこと。エントリー・シートだけで落ちた会社の場合は、病気が原因かマッチングが良くなかったのか全然分からなかったけれども。その分を省いたら、全体の半分近くは OK との答えだったんだじゃないかしらん。

そんなわけで、同じ悩みを持っている人には、「背伸び禁物」と伝えたい。

高収入か自分のやりたいことか?

「病気」という悩みがなくなった (ネックであることは変わりないけど) ので、会社選びが楽になった。

ネットを見回り、転職サイトからの提案を色々読んで、アンテナの引っかかった所にアクションを起こしていく。複数の会社を見回していって、気がついたら自分の求めているものが二つあることに気付いた。「高収入であること」「自分のやりたいことに合っていること」。

両方を満たせば万々歳だけど、それほど世の中、甘くない。

で、悩んだ。

ぼくはお金を沢山欲しいの? やりたいことをしたいの?

どっちの優先度が高いの?

・・・

若かったらお金を優先していたかもしれない。

病気をしたから苦労した。

せっかくの二度目のチャンス。自分のやりたいことに力を注ぎたい。

それはぼくの選択。

Wantedly

方針が一つに決まると、自然と一つの転職サイトが浮上した。

Wantedly

Wantedly にはGoogleの中の人が転職したとか、Wantedly はソーシャル・サービスで繋がっている人から会社がお勧めされるとか、とりあえずランチだけでお話しを聞く座が持てる (マッチングが合えば) とか面白い。

応募への敷居の低さ。ベンチャーゆえにマインドのある会社が多いこと。「自分のやりたいこと」と出会えそうな場所だった。

アクトインディはそんな Wantedly で見つけて会社。あれよあれよという間にスルスルッと選考が進んで気がつけば「いつから会社に来ますか?」という言葉が「内定です」よりも先に来た。

他で選考が進まなかったのが嘘のよう。何が原因って分からない。パズルのピースが合う様に決まってしまった。

読者には、アドバイスも出来ない。

強いて言えば、自分の望むこと、自分のスキル、自分と会社の雰囲気のマッチング。これらを明確にして、突きつめると、99 の会社が No と言っても 1 つの会社は Yes! Yes!! Yes!!! と言うんじゃないか。それ位いしか言えない。

あとがき

「心の病があります」とちゃんと言う勇気。

自分の望みを明確にすること。

この二つをちゃんとしたら、沢山の会社に落ちて、一つの会社と巡り合った。

アクトインディの中で、ぼくがどう仕事をするのか。今日 (正確には昨日)、入社したばかりなので書かない。その話はまた後日。

2012-06-15

miil vs SnapDish 〜 食事の特化した写真 SNS アプリの比較

ここ連日で、miil と SnapDish という二つの「食事」に特化した写真 SNS アプリを紹介した。本エントリーでは、二つのアプリを比較してみる。比較するのは両方とも iPhone 版のアプリ。

現時点でのぼくの結論を先に書く。miil はシンプルさとスマートさを売りにしたアプリ。SnapDish は多機能さを売りにしたアプリ。

カメラについて

miil のカメラの良い点は

  • 水平線が出る
  • アップロードする写真部分のみが表示される

SnapDish のカメラは iPhone のカメラと変わらない。良い点を一つ。

  • カメラロールから写真を選択できる

カメラロールの写真が使えるのは大きい。シチュエーションによっては、料理を写真に撮るのさえ憚れる。そんな雰囲気で、タグを入力したりアップロードするのは厳しい。カメラロールの写真が使えるとなると、とりあえず写真だけ撮っておいて、後からアップロードが可能になる。この機能は是非、miil も取り入れて欲しい。弱点を言えば、料理の名前を忘れるケースがある。郷土料理やコース料理では、この料理、何て名前だったかな? と困る。この解決策は miil, SnapDish ともに持っていないので、何かしら良い案を出して欲しいもの。

SnapDish の不満は miil が持っている機能を持っていないこと。特に写真のどこを切り出すのか分からないのは、ちょっと不安。これは miil を見習って欲しいSee clmemo@aka: SnapDish は写真を切り抜かない

画面加工

miil は「銀ポチ」による手動加工と 4 つのフィルター・ボタンを持っている (そのうち 2 つのフィルターは遊びの様なもの)。

SnapDish は手動によるボケ機能と 3 つのフィルター・ボタンを持っている。

ぼくは写真に詳しくないので、どちらのフィルターが優れているか分からない。ただ一つ言えるのは、どちらのアプリもフィルター・ボタンの名前が分かり難い!! スタイルの良さを重視して、ああいう英語名にしているのかもしれない。それは百歩ゆずるとしても、フィルターの説明をアプリ内に含めて欲しい。

料理の説明

miil の入力項目は 3 つ。「説明」「ジャンル」「お店/場所」。共有機能は Twitter と Facebook が対象。

SnapDish の入力項目はデフォールトで 6 つ。「手料理」「料理名」「ジャンル」「レシピ」「場所」「相伴相手」。更にその他のオプション項目が 4 つ。「評価」「価格」「カロリー」「コメント」。計 10 個。共有機能は Twitter, Facebook, foursquare, Tumblr, Flickr, mixi, ブログ, メールの 8 つ。

miil をシンプルでスマートと呼び、SnapDish を多機能と呼ぶのは、この画面に依る。

miil の魅力は「説明」文に自由度が高いこと。料理の名前だけでなく、シチュエーションや雰囲気、気分などを書くことができる。一方、SnapDish は「料理」名しか入力できない。外食した時は良いけれど、自炊すると一つの料理を作るというより、昨日の残り物とかも出してくるので、SnapDish の入力欄の小ささは困る。

ジャンルについては、甲乙つけ難い。miil は多くの料理カテゴリーを網羅した上で「一つだけ」選択型。SnapDish は 2 つの特長がある。1 つは「朝食」「昼食」などがこのカテゴリーに入っていること。もう 1 つはタグ式になっていること。肉料理にパスタにごはん、なんて変なメニュー (実際に出たことがある) を miil はカテゴライズできないけれど、SnapDish は可能。難を言えば、miil よりも料理カテゴリーの数が少ないことか。

場所の設定については miil がスマート。独自に「食事場所」だけを抽出して表示する。SnapDish は FourSquare の API を使っているらしく、「食事場所」以外の場所も現れるのがよろしくない。ただし、共有機能まで広げて考えると FourSquare の API を使っていることのメリットはある。SnapDish を多機能と言いつつも、スマートとは言わない理由はこういう所にある。

SnapDish には miil にない入力項目が 7 つもある; 「手料理」「レシピ」「相伴相手」「評価」「価格」「カロリー」「コメント」。手料理かどうかをタグ付けできるのはアイデア! 相伴相手を設定できるのも楽しい。他の機能は... 目の前に料理があったら、入力するより、早く食べたくなっちゃうかなぁ。そういう意味では SnapDish は食後にゆっくりと入力するタイプのアプリなのかもしれない。

SnapDish は共有機能も充実している。FourSquare と Flickr への共有機能は魅力的。

こう書いていくと、SnapDish 優勢に感じられる。けれど、ぼくはノーと言いたい。入力項目が多すぎる。完璧を期し過ぎている。入力項目の多い家計簿アプリは使われなくなる。SnapDish に機能多過な家計簿アプリと同じ危惧をぼくは持つ。「その他のオプション」として隠れている部分も、「入力項目が存在する」というだけで「入力」という心理的プレッシャーがある。miil はミニマムな美学を追求している。SnapDish に機能を削れとは言わないが、もっと最小限しかユーザーに見せない様な「スマート」さが欲しい。

SNS

フォローした相手の写真を見る画面は、どちらも特徴を出していて見易い。SnapDish は「もぐもぐ」してくれた相手にアクセスする方法が面倒。

近所の「食事」を探す機能も充実している。SnapDish は「近所」にアクセスするまでのステップ数が多いのが欠点。料理のジャンルを絞り込んで検索できるのは長所。

総括

miil はよくぞここまで機能を絞り込んだと思う。デザイナーのセンスが良い。シンプルに纏めているからこを、逆に、これからどんな機能を「追加」するかを選択するのが大変そう。

SnapDish は多機能で楽しい。今はアーリー・アダプターが使っていて、入力の手間を意識していないと思うけれども、開発者はそのアキレス腱に気付いているか? これから、どれだけ UI を向上させてスマートに使えるアプリにするか? う〜ん、こちらも大変そう。

miil と SnapDish、どちらが優れているか? その答えは出したくない。miil は今日、300 万食べたいを達成したという。逆を言えば、まだそれだけしか使われていないということ。miil がリリースされたのは 2011 年 10 月。SnapDish は 2011 年 5 月。まだサービスが始まって 1 年強しか経っていない。これからの進化を楽しみにしたい。

2012-06-14

miil、オフィシャル・ブログを始める

ここ 2 日連続、clmemo@aka で紹介していた「食事」に特化した写真 SNS アプリ「miil」が、オフィシャル・ブログを開始した。なんというタイミング!

2012-06-14 (木) 現在、2 本しか記事が上がっていない。そのうち一本は miil ブログ編集部の紹介記事。さてさてこのブログ、どんな話題を提供してくれるのか? miil を使ってる人は購読してみては如何?

ref

miil App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

SnapDish 〜 食事に特化した写真 SNS、miil の対抗馬

SnapDish 料理カメラ App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

ここ二日、食に特化した写真 SNS アプリ「miil」を紹介してきた。miil は iPhone アプリしかないけれど (Android アプリは開発中)、Android・iPhone アプリがともに揃っている同系等のアプリ SnapDish が在存する。本エントリーでは SnapDish のレビューを書く。

なお、このアプリはコグレ・するぷのプロブロガー養成セミナーに参加したおり、他のブロガーさんが紹介エントリーを書いているのを見て知った。こちらも良記事なので併せてどうぞ。

SnapDish の使い方

使い方は簡単。食事の写真を撮って、必要ならその場で加工。説明やタグ付けをしてアップロード。Twitter の様なフォロー型の SNS になっていて、フォローした友達の「食事の写真」を眺めることができる。

ぼくは iPhone しか持っていないので、iPhone アプリ版の使い方を説明する。

まずは「カメラ」を選択。すると、「写真を撮る」か「ライブラリーから選ぶ」かを選択できる。今回は、miil で撮った夜食が既にカメラロールに残っているので、それを再利用したい。なので、「ライブラリーから選ぶ」を選択。

SnapDish

写真を撮る (選択する) と、「クッキング」に移行する。写真の加工ページ。SnapDish の加工はシンプル。タップすると「円状ぼかし」、ダブルタップで「短形ぼかし」。加工ボタンは 3 つ。「レア」「ミディアム」「ウェルダン」。加工ボタンの意味は分かる。分けるけど、刺身とかサラダは「レア」なのか、炊きたてのごはんは「ミディアム」なのか、パスタを「ウェルダン」するとアルデンテでなくなるのではとか、色々疑問は残る。

SnapDish

「次へ」を押すと「アップロード」画面に移行。ここに SnapDish の面白さがギュッと詰まってる。それが手料理の場合は「手料理」ボタンをタップ。「どんな料理?」には料理の名前を記入。ジャンルはタグ式で、「お弁当」「ヘルシー」「簡単料理」「朝ご飯」「お昼ご飯」「晩ご飯」、更に「お誕生日」「パーティー」、もちろん「パン」や「サラダ」といったジャンルも揃ってる。また「レシピ」の入力も可能 (使ったことがないので、説明省略)。「どこ?」では「自宅」の他、近所の場所が表示される。ただし、ヤマダ電機などが候補に挙がるのはよろしくない。「ティファニーで朝食を」とるならまだしもね。「誰と?」との項目では、SnapDish の友達の他、Facebook, Twitter, mixi の友達を設定できるのが嬉しい。

その他、「評価」を五段階で付けられたり、価格をメモできたり、kcal を入力できたり、コメントを残せたりとやりたいことのほとんどが揃ってる。最後に、同時投稿できるサイトの指定。Facebook, Twitter, foursquare, Tumblr, Flickr, mixi, ブログ、メールと多彩。「完了」ボタンを押すと、写真と情報のアップロードが始まる。

SnapDish

結果がコレ。夜食は「バゲットとサラダ」だった。

SnapDish

なかなか美味しそうでしょ。

あとがき

SnapDish は miil に比べて入力できる項目が多い。それは良いことでもあり、悪いことでもある。機会があれば SnapDish と miil の比較エントリーを書いてみたい。

SnapDish 料理カメラ App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

2012-06-13

miil の画像フィルター機能を整理してみる

昨日、iPhone アプリの一つ「miil」の紹介をした。

前エントリーで説明を省略した、miil の画像フィルター機能について (ぼく自身分かっていないので) 整理してみたい。

画像フィルター機能

miil では、撮った写真を加工できる。前エントリーで「銀ポチ」を使った加工方法を紹介した。

その加工ページ。下を見ると、いくつかの画像フィルター・ボタンが並んでいる。

miil フィルター・ボタン

この画像フィルター・ボタン。どう使えばいいんだろ?

分からないので、調べてみた。

まず、フィルターの名前。Normal は「加工なし」で良いとして、PiPict, Red Hot, Bokeh, Toy... どういう意味? よく分からない。まず日本語化してみる:

  • Normal: 普通 (加工なし)
  • PiPict: iPhone アプリ PiPict に美味しさフィルタというのがあるらしい
  • Red Hot: 火色、または熱く赤く輝く、という意味があるらしい
  • Bokeh: ボケ?
  • Toy: トイ・カメラ? (おもちゃのようにチープなカメラ)

加工例を見てみる。まずは Normal。何も加工していない状態ね。

miil -- Normal

次に PiPict。Normal に比べて美味しくなったような気がする? ような、しないような。あ、でも白が強調されて、見た目良いかも。プレートは Normal に比べて白いし、もやしも色が鮮かになってる。冷奴に乗ってる鰹節も生き生きしてる。

miil -- PiPict

お次。Red Hot。赤色が強調された。奥の鰹節の赤みが強くなった。この写真だと例が良くない? 鰹節が燃えているみたい。ステーキとかマグロとか赤い食材に合いそう。

miil -- Red Hot

次。Bokeh。うん、大きな画面だと分かる。中央に焦点が当たって、周りがボケてる感じ。奥のモヤシとか冷奴がボケてる。

miil -- Bokeh

最後。Toy。写真の四隅が暗くなってる。なるほど、これが「おもちゃ」で撮った写真かぁ。

miil -- Toy

あとがき

今回、エントリーを書いて、ようやく miil の画像フィルターの意味が分かった。なんか喉につかえてた骨がとれた気分。

PiPict と Red Hot は手間なしに料理を綺麗に見せてくれそう。シチュエーションに合わせて使ってみたい。一方、ボケとトイは... きっと使わないと思うなぁ。遊び心はあると思うけど、ね。

miil App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

2012-06-12

miil 〜 食事に特化した写真 SNS、「食」好きは惹きこまれる

miil App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

miil という iPhone アプリがある。食事の写真を撮って、アップロードするだけの単純なアプリ。なのだけど、これが滅法面白い。最近、ぼくはこのアプリにハマッてる。どれ位いハマってるかというと、miil エンジニア・セミナーに参加するほどハマってる。

と、主観的な感想を書いても分からないと思うので客観的にレビューを書く。

miil は「食事」に特化した写真 SNS。Instagram の「食事」特化版と言っても良いか。Instagram を知らなければ、Flickr を iPhone 専用・食事専用に特化したアプリと言えば良いかな。なぜ、食事特化型の写真アプリが面白いのか? 理由を考えてみた。

  1. 食事の写真を奇麗に加工するための仕組みが用意されている
  2. 食事のカテゴリーが最初から用意されている
  3. 家で作って食べたことを「自宅」タグで明記できる
  4. 友達をフォローして、友達の (美味しそうな) 食事を見ることができる
  5. miil をやってない人にも食事の写真を見せられる (Twitter / Facebook 連携)

1. と 2. は、「食事」の写真を撮ることを美しく・簡単にしてくれる仕組み。普通に食事の写真を撮っても、プロの様に奇麗に撮れない。そこで、食事用に直観的な操作で写真を加工する仕組みが用意されている。食事のカテゴリー (ex. 「ハンバーグ・ステーキ」) がプリセットされているのは、自分でカテゴリーを作る手間が省けて助かる。また、(フォローした) 他の人とカテゴリー表記がブレないメリットもある。

3. は、自炊している人間に優しい仕組み。食事場所には「自宅」と表示されるが、具体的な場所の入力は必要ない。プライバシーを気にせず「自宅」を選択できるのはありがたい。同様に「会社」という食事場所タグも用意されている。こちらも住所入力は不要。

4. と 5. は miil の SNS 的な特徴を良く出している。自分の写真を人に見てもらうのも楽しいし (「食べたい」をもらうと、もっと嬉しい)、他人の美味しそうな食事の写真を見ると自分も頑張りたくなる。あと、毎日同じ様な食事が続くと、少し恥ずかしいので食事に工夫を入れるキッカケになる。こうして、どんどん自分の食事が変わってゆくのも楽しい。

最後に、「食事」の写真しかない、ってのが良い。なんか集中できるっていうのかな、安心できるっていうのかな。そういう雰囲気が好き。

miil を使ってみる

マイページを開く。過去の食事写真一覧が上部に並ぶ。「お知らせ」では、誰がフォローしたとか、「食べたい」が押されたってことを教えてくれる。

miil

さて、食事が出来た。「カメラ」をタップしてカメラを起動。写真を撮る。確認画面が現れる。写真を撮り損ねたら、写真上部の「左向き」マークをタップして、もう一度写真を撮る。

miil

写真の真ん中にある銀ポチで写真を加工。銀ポチの上下で白黒を、左右で青赤を強調できる。お皿が白い場合、白を強調してあげると見た目が栄える (と思ってる)。なので、銀ポチを上へ。

miil

更に、赤身の料理は「赤」を強調してあげると、見た目が良くなる (と思ってる)。ハンバーグとか、トマトとか、赤身の刺身とか。今回は鯵の刺身なので、少し赤い部分がある。銀ポチを右に移動して、見た目を良くする。

miil

写真の加工が終わったら、写真上部の「右向き」マークをタップ。説明ページに移る。

説明ページを上から説明する。まず料理の「説明」。フリー・スタイルで入力。ぼくは「晩御飯」と入れた後、その日の食事の内容を書いている。コース料理の様に一品一品出て来る場合は、一皿ごとに写真を撮り、一皿ごとに説明を加えている。2 番目はジャンル。プリセットされているので、選択するだけ。「刺身」のカテゴリーを見つけられなかったので、「和食 (その他)」に設定してる。3 番目はお店/場所。「自宅」「会社」は住所なしで選択可能。GPS から近くのお店も一覧表示してくれる。外食している時は一覧から選ぶ。最後に Twitter と Facebook に共有するかどうかを選択。

miil

「投稿」ボタンを押すと、写真とコメント etc. がアップロードされる。結果画面が下の写真。はい。綺麗に食事の写真が投稿された。この写真は基本一般公開なので、他人の食事の写真も見られる。美味しそうな写真があったら、「食べたい!」ボタンを押して、コメントを残したければ「コメントする」をタップする。

miil

以上、miil の基本的な使い方を紹介した。

あとがき

話を聞くと、miil は「外食」なのだと言う。画面下に「近所」というボタンがある。このボタンをタップすることで、近場にある miil の写真が表示され、miil 独自の「おススメ店」を見つけられる。

miil にアップロードする写真は、実際に食事に訪れた人の写真なのでリアリティーが高い。近所で、知らない名店を見つけることができるかもしれない。美味しい店をよく見つける人に出会えるかもしれない。更に、知らない場所に行った時に、この「近所」でもって美味しそうな店を探す、なんてことが出来る。

こういう、「自分の楽しい」を「他人の楽しい」に繋ぐのが miil の真骨頂。

ところが、自炊の写真を投稿するのが楽しくて miil をやってる人も多くいる。ぼくもその一人。開発者の想定をユーザーが上回る。サービス開発の面白いところ。自炊写真ばかりを撮っていながら、開発者の想定通りの使い方を知って、もっと面白いサービスなんだと驚く。これも miil の楽しいところ。

miil App
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: 無料

2012-06-05

#miil エンジニア・セミナーに参加した

miil という iOS アプリがある (ぼくのアカウントは ataka)。FrogApps という会社が作っていて、2010 年 10 月 に最初のリリースが行なわれた。miil を一言で言えば、「食事」に特化した写真 SNS。詳しいアプリの紹介は、後で書く。

今回、Twitter で miil のエンジニア・セミナーがあると知り参加した。写真なしだけど、レポートする。

セミナーは 2 部構成 (各一時間ずつ)。第一部はプレゼン、第二部は懇親会。プレゼンは 3 つ: 中村(代表)による会社概要 (10 分)、金田(アート・ディレクター)によるデザインのお話 (10 分)、増井(CTO)による技術のお話 (30 分)。ん? 60 分にならないな... どこかでメモを書き間違えたかな? ま、いいや。

FrogApps 会社概要

2010 年 9 月、kizna を始める。も、色々な事情でこの企画は他へ... 2011 年 7 月、会社 FrogApps 設立。2011 年 10 月、miil をリリース。

中村さんには、「グルメサービスはまだ理想に至っていない」という思いがあり、グルメサービスを変えたくて miil というサービスを作ったという。理想は高く、グルメサービスを変えたら、食の情報流通を変え、それが食文化を変えることに繋がり、最終的にはライフスタイルをも変えたい、という。

現在、社員は約 10 名 (全員の名前を紹介されたけど、書き留められなかったよ)。これにはサポートやデザイン担当も含む。技術的には CTO にしてバックエンドを作ってる増井氏、iOS アプリ担当 1 人、Android アプリ担当 1 人の小人数体制で開発中。

今までの会社は「仕事人集団」であったけれども、開発力を付けるために「チーム」な開発に移行する予定。

そのために 3 つのポイントを語っていた:

  • 欲しい人: 人柄・スキル/経験/モチベーションのどれか一つでも持っている人
  • 組識: スピード・自由・責任
  • 既成概念にとらわれず、全く新しい会社を「作り」たい

デザインのお話

FrogApps の「Frog」は「カエル」。カエルは多くの国で幸運のシンボルとなっているという。また、世の中を「カエル」にもかけているという。会社のシンボルも、「カエルの手」を形取っている。実はこのシンボルには、ソーシャルで人が繋がっている様子も描いているのだとか。藝が細かい!

miil のデザインには、女性の好みを反映しており、ネイチャーもの (革とか) の素材を使っている。

miil は小さな会社なので、プログラマーでも UI/UX・マーケティング・ブランディングにも関わる。プログラムだけしかしたくない人には向かなさそうだけど、色んな技術に興味のある人は面白いんじゃないかな。

技術のお話

CTO の増井さんは、プログラミングしなかった日を思い出せない、という程プログラミングが好き。とはいえ、難しいプログラミングはしていない (本人談・優秀なプログラマーのこういう言葉こそ信じられないものはない)。

開発は、Redmine と Github を活用。システムの土台は Amazon の EC2/S3/SQS を利用。その上で Ubuntu Linux (だったと思う) を動かしていて、nginx, unicorn, image conv ライブラリーを使用。Ruby on Rails で miil システムを構築している。非動期処理は SQS から Ruby Daemon を動かしている。う〜ん、こっちのサーバー周りは勉強不足なので説明がおざなりになっちゃうな。勉強したいとは思うけど...

最後にスタートアップ企業で働くこと、という題目でポイントを 3 つ挙げていたので書いておく。

  1. ニットの様なチームを目指す
  2. 幅広く働く (プログラマーでもデザイナーと一緒に働いたりとか)
  3. 凝縮した時間

「凝縮した時間」に関する説明が、なかなか厳しくも的を射ていた。曰く、スタートアップは労働時間が長くなりがち、そして会社の机の上だけで仕事をするんじゃなくて、日々プライベートでも仕事のアイデアを考える位いでないといけない。そのため、燃えつきる様になって一つのスタートアップ企業に留まることは難しい。

あとがき

懇親会は立食パーティー式。ピザを頂いた。

気軽にプレゼンターと話が出来たのは良かった。ただ、人気だから人が集まる。ほかの miil の中の人達と話したいと思っても、裏方に回っているのか、懇親会場にいてもぼくが顔を覚えていないのか、話しかけることができなかった。小さな会社なんだから、プレゼンした人以外でも「私は miil の社員ですよ〜」とアピールして欲しかったな。そしたら、もっと楽しかったのに、と思う。

2012-04-09

Facebook やってます

今や mixi を抜いて、日本最大の SNS ともなった Facebook。今まで各種ウェブ・サービスからの連携機能に注目してただけで、本腰を入れてなかった。長めの文章はブログに書くし、短い呟きは Twitter を使う。Facebook の対抗馬には Google+ がいて、そっちに目が行ってたというのもある。

でも、ちょっと Facebook を頑張ってみようかな? と思い始めた。

きっかけは二つ

一つはコグレさん・するぷさん共著の「必ず結果が出るブログ運営テクニック 100」を読んだこと。同書には、Twitter と並んで、Facebook の活用法が数多く書いてあった (感想は後で書く)。ブロガーとして、Facebook はもはや無視できないと観念した。

必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意

二つ目のきっかけは友達。Twitter より Facebook を好むという。その理由をこう述べる。

Twitter は文字ばかりで素気ない。写真が入って見た目きれいな Facebook の方が楽しい。

そんな友達は絵と触れ合う機会の多い仕事をしている。

なるほどと思った。

ぼくのブログはテキストがメインで、写真はアクセント。だから、テキスト・メインな Twitter は簡単に入って行けた。でも、逆な人も居るのね。絵や写真が身近な人達が。そして... だからかな? Facebook の楽しさが少し分かった様な気がする。

今まで Facebook のアカウントは持っていたけれども、ただ持ってただけに近かった。これからは、Facebook を楽しんでみようと思う。どうぞ、よろしく。

2012-02-19

NTT R&D: 利用者の好みを学習する推薦システム: Another Me

NTT R&D フォーラムで見た展示をレビューする。

利用者の好みを学習する推薦システム: Another Me のデモ

Another Me は、「時間」と「ソーシャル・ネットワーク」と「嫌い」の三要素を取り入れたリコメンド・システム。展示ではニュース記事をサンプルに Another Me のデモを行なっていた。リコメンド・システムとして目から鱗の落ちるアイデアが詰まっていたので、紹介する。

まず「時間」をリコメンドに含めるアイデア。人は時間帯によって行動が異なり、行動によって興味も異なる。平日の朝は「ビジネス」ニュースを読み、帰宅時間には好きなスポーツのニュースが多くなる。日曜日には朝でもビジネス・ニュースは必要なくなり、他のニュースが表示される。

次に「ソーシャル・ネットワーク」を使うアイデア。SNS の様にお友達があって、「お勧め」ボタンが用意されている。ユーザーは友達の勧めるニュースを優先的に見ることになる。ここでも、「時間」のアイデアは組み込まれていて、朝は会社の上司・同僚のリコメンドを優先され、帰社時には友達のリコメンドが優先される。

どの時間帯にどのニュースを好むか、またどの時間帯にどのソーシャル・ネットワークの優先度を上げるか、これらは提示されたニュースを開くことで「Like」な評価点を上げてゆく。より Like なものほど上位に表示されるよう学習が進む。

学習には、もう一つ。「概念体系」を組み混んでいる。具体的には「キーワード」を概念でツリー上にしたもの。例えば「○○選手」は「巨人」に属していて、「巨人」は「野球」というカテゴリーの下に入る。この様な概念ツリーが予め作られていて、ニュースの一端にある「キーワード」から上位概念 (この場合は「野球」) が好きという風に学習が進められる。

三つ目のアイデアは「嫌い (Dislike)」をリコメンド学習に含めること。研究の結果、Like も重要だが、それ以上に Dislike が更に大きな影響力を持つと分かったらしい。ユーザーが Dislike を具体的な手段で示すことはなく、ニュース一覧から開いたニュースを「Like」、開かなかったニュースを「Dislike」と考える。例えば、経済のニュースでも、IT 系のニュースがよく開かれ、自動車関連のニュースはほとんど開かれないとする。すると IT 系を Like、自動車関連を Dislike とする。更に上司 A から勧められたニュースを読んでもツマラないものが多いから、開かなくなってゆく。すると、上司 A はソーシャル的に Dislike として判定される。

あとがき

時間に合わせてリコメンデーションを変えるアイデアにとてもひかれた。展示資料を読み返すと、「時間」だけではなく「曜日/記念日」「場所」「天気」「気温」といった状況に応じてユーザーの傾向をモデル化するとのこと。ライフログとニュース・リコメンデーションの融合と言っても良いかもしれない。

更にソーシャル・グラフ、概念体系、嫌いの反映とアイデアに満ちている。

ぼくが使うと、朝には基本 IT 系のニュースで埋めつくされ、ただし雨の日にだけ天気予報のニュースが入り、電車遅延がある場合にはその手のニュースがトップに来て... 更に「映画の日」には映画のニュースが入り、休日には本や音楽のニュースが表示される。なんてことになりそう。そうなると良いな。

ニュースだけでなくフィード・リーダーでも同種のリコメンデーションが入ると面白いに違いない。

そう思うと、ワクワクさせられる展示だった。

2012-02-18

NTT R&D: コミュニティ ICT

NTT R&D フォーラムで見た展示をレビューする。

コミュニティ ICT のデモ

「コミュニティ ICT」はネット家電が一般普及し、SNS などが当たり前になった近未来を想定している。ちなみに ICT は Information and Comunication Technology の略。

コミュニティ ICT

写真に見える「物」がネット家電の一例。電子ドア鍵・カメラ・火災報知器・固定電話・スマートフォン。近所に住む A さんと C さんは信頼し合っていて、SNS で言う所の「お友達」になっているとする。

ぼくが受けたデモでは、火災が A さん宅で発生した場合を例に話が進められた。火災は火災報知器によって探知される。ところが A さんは不在だった。火災報知器は A さんのスマートフォンに火災発生のメールを送る。

ここからが「コミュニティ」の強み。A さん宅の火災報知器は、お友達の C さん宅の火災報知器も鳴らす (自分の家の火災と他人の家の火災とでメロディーが違うと良いだろうね)。加えて、C さん宅の固定電話を鳴らしたり、C さんのスマートフォンに「A さん宅で火災発生」のメールを送る。

メールを見て火災発生を知った A さんは、自宅カメラにアクセスして火災の状況を知る。ちょっとヤバイ。電話か何かで C さんが消火にかけつけてくれることになった。A さんは、電子ドア鍵のロックを C さんのために開鍵する。C さんは A さん宅に入って無事消火する。

技術の話

ドアやカメラ、火災報知器等がネット対応にならないと話は進まない。だから、ここではそれらの機器がネット対応になった、という前提で技術の話に入る。

キモになるのは 3 点:

  1. 複数ゲートウェイ間の管理連携 (普通、家のネットワークは家の中で閉じている。他人が入れない様になっている。大雑把に言うと、ゲートウェイ (玄関) という仕組みが家の中と外を区切っている。信頼している相手に対して、ゲートウェイを開く技術が必要)
  2. ネット家電の管理。この例では火災報知器の動きを管理すること。
  3. 相手機器の管理。この例では、他人の家の火災報知器を鳴らし、スマートフォンにはメールを送ること。

あとがき

今まで家族の間で機器や情報を共有しよう、というアイデアはあった。TV はみんなで見るし、家の鍵は植木鉢の下に置いておくという具合に。家の外からビデオ予約をし、PC にアクセスする人もあった。少しプライバシー範囲を広げて、カレンダー情報や現在地情報を友達・家族と共有するサービスもある。

でも、この「コミュニティ ICT」はプライバシーの垣根を今まで以上に大きく越えている。アクセスできる想定機器が非常に幅広い。近所付き合いが下手になった昨今、受け入れがたいサービスにも思える。逆にこういうサービスを通じて、近所付き合いが円滑になる可能性もあるかもしれない。

ぼくはどうか? 隣の家の人の顔も知らない。ちょっとこのサービスは使えないかな。

むしろ核家族化が進む現代、遠距離の親族とのコミュニティーを作るのに面白い仕組みかもしれない。祖父宅に火災報知器を付けておいて、祖父の留守中に火災が発生したら息子はカメラで現状を確認して消防へ電話するとか... ね。

2012-01-19

鑑賞メーターを使い始めた

映画・BD・DVD の鑑賞記録を付けるのに、鑑賞メーターを使い始めた。

Gacchi からの乗り換え

鑑賞メーターの前は、Gacchi というサービスを使っていた。映画のリコメンド機能がある。ユーザー同士繋がれる。こだわり検索がかけられる。こういった謳い文句に魅力を感じていた。

実際に使ってみると、「お勧めの映画」は登録映画数が少ないとされ紹介されず、ユーザー同士で繋がることもなく、こだわり検索もぼくのライフスタイルでは使う機会がなかった。

そして、観た映画を「公開」できないのが面白くなかった。Gacchi はクローズドな SNS 形式だった。会員にならないと、ぼくの鑑賞履歴を見ることができない。感想も読むことができない。ぼくの周りに、ネットをガンガンやっていて、映画の鑑賞履歴を付けようなんて人はいない。結局、一人で黙々と感想を書いていくだけになった。

これは、性格に依ると思うけれども、ぼくは誰かに鑑賞履歴を見て欲しい。感想を読んで欲しい。そのためにクローズドな SNS というのは、参加人数が少なすぎる。オープンな形で鑑賞履歴を公開しないと、きっかけが生まれない。

というわけで、鑑賞メーターに乗り換えた。気に入った点は三つ。

  1. 読書メーター音楽メーターという同種のサービスを既に利用していて、UI に慣れている。
  2. 現在公開中の映画にも対応している
  3. 「再鑑賞」ボタンがある

お気に入りの映画は何度も観るので「再鑑賞」ボタンはどうしても欲しい。不満点もないわけじゃないけれど、他に探す気力もないので「鑑賞メーター」一択。もし、他に良いサービスがあったら教えて下さい。

2012-01-18

マンガ大賞の投票をやってるみたい

「勝手にマンガ大賞 2012」なるものがノミネートを終えて、一般読者による投票を受け付けている。こんな賞があるなんて知らなかった。2012 年で第 5 回を迎えるとのこと。

「旬なマンガを決める」という。選考基準は以下の通り:

  • 2011年1月1日から12月31日までに単行本が発売された作品
  • 最大巻数が8巻まで
  • 過去にマンガ大賞を受賞した作品は除く

で、ノミネートされたのは 15 作品。


『アイアムアヒーロー』花沢健吾

アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)

『惡の華』押見修造

惡の華(4) (少年マガジンコミックス)

『銀の匙 Silver Spoon』荒川弘

銀の匙 Silver Spoon 2 (少年サンデーコミックス)

『グラゼニ』森高夕次・アダチケイジ

グラゼニ(3) (モーニング KC)

『外天楼』石黒正数

外天楼 (KCデラックス)

『四月は君の嘘』新川直司

四月は君の嘘(1) (月刊マガジンコミックス)

『昭和元禄 落語心中』雲田はるこ

昭和元禄落語心中(1) (KCx ITAN)

『大東京トイボックス』うめ

大東京トイボックス (7) (バーズコミックス)

『高杉さん家のおべんとう』柳原 望

高杉さん家のおべんとう 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

『となりの関くん』森繁拓真

となりの関くん 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

『ドリフターズ』平野耕太

ドリフターズ 2巻 (ヤングキングコミックス)

『25時のバカンス 市川春子作品集Ⅱ』市川春子

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

『信長協奏曲』石井あゆみ

信長協奏曲 5 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

『日々ロック』榎屋克優

日々ロック 2 (ヤングジャンプコミックス)

『鬼灯の冷徹』江口夏実

鬼灯の冷徹(3) (モーニング KC)

あとがき

あれ? 「銀の匙」と「ドリフターズ」と「信長協奏曲」の三作品しか読んだことがない。幅広くマンガを読んでるつもりだったけど、力不足 (?) を痛感させられた。

個人的には、「14 歳の恋 (水谷フーカ)」とか「白衣のカノジョ (日坂水柯)」とか「マルドゥック・スクランブル マンガ版 (冲方 丁 / 大今 良時)」とか「バビル2世 ザ・リターナー (横山光輝・野口賢)」とか「7 時間目の音符 (ノート) 1巻目 (志摩 時緒)」あたりがストライク・ゾーンなのだけど... 難しいもんだ。