自宅では USB キーボード Kinesis Ergo Elan を愛用している。Kinesis のキーボードとしてはいささか古いけれど、まだまだ現役で活躍している。
Ergo Elan は Mac 用のキー配置が用意されていない。最新の Advantage 2 などには、Mac/Windows/Linux のキー配置が用意されていて、Mac モードにすれば Command キー、Windows モードにすれば Windows キーが打てる。けれど、Ergo Elan にはそういう設定がない。Ergo Elan を買った時は Linux をメインに使っていたので困らなかったのだけど、MacBook の外付けキーボードとして使うには不便。今までは、Command キーが必要な時だけ、MacBook 側のキーボードに手を伸ばしていた。
解決方法
MacBook の修飾キー変更と Ergo Elan のリマップ機能を使えば、Home ボタン・Page Up ボタンを Command キーに変えることができた。
以下、その設定方法。
修飾キー変更
- 「システム環境設定」を開き、「キーボード」を選択する
- 「キーボード」タブを選んで、右下にある「修飾キー...」ボタンをクリックする
- 使っているキーボードを選んで、「Caps Lock ⇪ キー」を「⌘ Command」キーに変更する
Ergo Elan のリマップ
Ergo Elan のリマップのやり方は次の通り:
- Program + F12 を押す (ライトが早く明滅する)
- リマップ元のキーをクリックする (ライトがゆっくり明滅する)
- リマップ先のキーをクリックする (ライトが再び早く明滅する)
2. と 3. の操作をくり返すと連続してリマップを行なえる。全てのリマップが終わったら、Frogram + F12 をもう一度押して終了する。
このリマップ機能を使って Caps Lock を Home キーと Page Up キーに移す。あと、せっかくなので、本来 Caps Lock の位置を Esc に変えてしまう。具体的な作業は次の通り:
- Program + F12
- → Caps Lock → Home
- → Caps Lock → Page Up
- → Esc → Caps Lock
- → Program + F12
以上。これで Cmd キーを親指で押せるようになった。
最後に、Ergo Elan は Caps Lock キーを押すとビッビッうるさいので、Program + - キーを押して Caps Lock のビープ音を消しておく。
⌘ + Tab を Kinesis から打てるようになって、Mac 生活がとんでもなく楽になった。なんで今まで気がつかなかったのか。