先日、CD を探しにブックオフへ行った。iPad 3 日目なので当然持参。
残念なことに、目的の CD は見つからなかった。だけど、興味を引く CD との出会いがあった。そして iPad が活躍した。
ヴィヴァルディの四季
まず悩んだのが、バルヒェットがヴァイオリンを弾くヴィヴァルディの四季。最近ヴィヴァルディの四季にはハマっているので、ちょっと買ってみたい。だけど、バルヒェット! どこかで聞いた名前。だけど、思い出せない。HMV の大キャンペーンにのせられて、何枚か四季を買っているのだけど、そのうちの一枚にバルヒッェトはなかったか?
そこで iPad を取り出した。HMV のサイトにアクセスする。iPhone だと HMV のサイトはどうしようもなく重く、一ページ表示するのにも我慢が出来ないのだけど、iPad だとサクサクとページが表示される。快適。このスピードなら、「注文状況」にアクセスするのも苦ではない。ログインして、最近の購入履歴を見る。バルヒェットはいない! そして、この CD に辿り着いた。
このユーザレビューによると、カール・ミュンヒンガーという指揮者は 3 回「四季」を録音している。その時のヴァイオリン独奏者は、1951 年がバルヒェット、1958 年がクロツィンガー、1972 年がクルカ。ぼくは 2 回目の録音をちょうど注文したところだった。だから、バルヒェットの名前が記憶に残っていたんでせう。
調べてみると、バルヒェットも 3 回「四季」を録音していて、ブックオフでぼくが手に取ったものはミュンヒンガーと録音したものではなかった。ミュンヒンガーの一回目の「四季」といえば、日本ではイ・ムジチと並ぶ名盤といふ。なら、このバルヒェット盤も買いかな? というわけで買い物かごへ。
サイモン & ガーファンクル全集
もう一つ悩んだのが「サイモン & ガーファンクル」(以下 S&G と略) の全集。
S&G の CD は再結成前の分だけで 5 枚。それをボックスにして 3 枚組に収めたというしろもの。これは買いか否か? そこで iPad の再出陣。HMV で調べると、「The Columbia Studio Recordings, 1964-1970」という全集が見つかる。
ところが、ブックオフに置いてあるボックス版は見つからない。どうやら廃盤になってしまったらしい。既に廃盤なものを探すこと。それは悪魔の証明のやうなもので、とても難しい。いくつもの HMV の重いページを渡り歩いて、現行盤との価格も比較して、これはアリと結論した。
あとがき
iPad の Safari は素晴らしい。画面が大きいし、レンダリングは高速で下手なデスクトップのブラウザーに引けを取らない。今まで、iPhone でアクセスしづらいと思っていたページにも、より多くアクセスできるやうになった。
今回の 2 組の CD については、iPad を持っていなかったら安全策を取って買わずにいたことと思う。
iPad は (iPhone から比べて) ウェブの世界を広げてくれた。