2007-12-31

カウンター 500,000 越え

Site Meter で調べている訪問数が 500,000 を越えた。今日、2007-12-31 16:28 の訪問数は 502,395。50 万アクセス到達は、2007-12-27 の夜とみられる。

約 15 か月で 40 万アクセスを稼いだことになる。

今年の反省は記事数が少なかったこと。就職して、時間が取れなくなったことが最大の原因。実は、書きかけのエントリーが 50 近くある。これらはエントリーを書き上げる時間がなくて止まってしまっているもの。または、速報性がないので後回しにしたエントリー。全部とはいかなくても、いくつかはエントリーとして上げていくつもり。

エントリー数の少なさは、アクセス数にも影響が出たやうに思う。去年までは右肩上がりだったアクセス数が、右肩下がりになった。最盛期には月 5 万 PV に達っせんばかりだったのに、今月の PV は 3 万と少し。この一年で二番目に小さい月間 PV になってしまった。

アクセス数を稼ぐことが (ぼくの) ブログの目的ではないので、あまりこだわらない。でも、記事数は少なかったと思う。記事数にはこだわりたい。2008 年度の目標は、年間 360 本のエントリー。頑張ろう。

counter 500,000

2007-12-30

So-net ADSL と AirMac Extreme で家庭内 LAN 構築

実家に帰省して、まず最初に取りかかったのが家庭内 LAN 環境の構築だった。3 時間近く手こずったので、備忘録がわりにエントリーとしてまとめておく。

AirMac Extreme 導入以前

実家のネット環境は以下の通り。

  • プロバイダー: So-net
  • ルーター: NEC AtermWD735GV (レンタル)

ADSL なので、インターネットへは電話回線経由で接続する。つまり、モジュラー・ジャックから電話回線が AtermWD735GV に繋がり、AtermWD735GV から LAN ケーブルが PC に繋がる。一見、AtermWD735GV が電話回線を LAN ケーブルに変換しているやうに見える。

  • 電話回線 → AtermWD735GV → LAN ケーブル → PC

AtermWD735GV には LAN ケーブルの挿し込み口が一つしかないので、一台の PC しかネットに繋げない。実家に PC は一台しかないので、普段はこの構成で十分。

さて今回、ぼくが MacBook を持って帰ったので、PC は二台になった。二台同時にネットに繋ぐには、三つの方法がある。

  1. AtermWD735GV 専用の無線 LAN カードを取り付ける
  2. ハブを AtermWD735GV と PC の間に挟む
  3. ルーターを AtermWD735GV と PC の間に挟む

1 つ目の方法は、So-net が提供するルーター (AtermWD735GV) を無線 LAN ルーターにアップデートする方法。AtermWD735GV を無線 LAN 化する「カード」は、So-net 経由でレンタルする。市販されてるかどうかは知らない。PC が無線 LAN に対応していれば、何台でもネット接続が可能になる。この方法のデメリットは、LAN ケーブル経由でネット接続するマシンの数を増やせないこと。

2 つ目の方法は、ハブを買って来るというもの。安いハブなら千円ちょっとで売っている。ハブに付いてるポートの数だけ、PC を有線 LAN でネット接続できる。無線 LAN には対応しない。設定する事柄はないはず。お手軽感も大きい。

3 つ目の方法は、ルーターを買う方法。といっても、「ルーター機能だけのルーター」では役に立たない。といふのも「ルーター機能だけのルーター」は、異なるネットワークを繋ぐための機器だから。AtermWD735GV が正にそれ。この場合、「ハブ機能付きのルーター」か、「無線 LAN ルーター」を買う必要がある。前者は五千円位いで、後者は一万円前後で売られている。もっとも今、市販されているルーターは、ハブ付きのルーターか無線 LAN ルーターなので、電器屋さんで「ルーター機能だけのルーター」を買う心配はしなくて良いでせう。

なおルーターを買った場合、ネットワークの構成は次のやうになる。

  • 電話回線 → AtermWD735GV → LAN ケーブル → ルーター → (無線 / 有線 LAN) → PC

ここで、AtermWD735GV も (実は)「ルーター」なので、ルーターが二つ連続する構成になる。いわゆる「二重ルーター」といふ状態。どうやら全てのルーターが「二重ルーター」をサポートしているわけではないらしい。従って、新しく買うルーターは、「二重ルーター」に対応しているかチェックする必要がある。

AirMac Extreme

上記三つの方法のうち、ぼくは三つ目の方法を選んだ。ルーターは、Apple 社の「AirMac Extreme」。(ぶっちゃけると、家で使ってる AirMac Extreme を実家に持って帰っただけ)

AirMac Extreme

AirMac Extreme の特徴は、以下の通り。価格は 21,800 円。

  • Windows / Mac 両対応
  • 無線 LAN は、最新規格 IEEE 802.11n (ドラフト) に対応
  • 有線 LAN ポート、3 つ
  • USB 2.0 ポート、1 つ

持って帰ったノート PC は MacBook なのだから、Mac 対応のルーターでないと話にならない。無線 LAN の IEEE 802.11n は、一般に普及している IEEE 802.11g に比べて (最大) 5 倍の通信速度。ただし、対応しているノート PC は少ない。数少ない例外が MacBook。USB ポートには、プリンターや外付け HDD を取り付けられる。ネットワーク内で共有プリンター (または共有 HDD) として利用が可能。

設定方法

既に So-net ADSL でネットには繋げているとする。So-net や AtermWD735GV で変更する点はない。配線して AirMac Exstreme (ルーター) の設定をするだけ。

まずは配線。AtermWD735GV と PC が LAN ケーブルで繋がれているとして話を進める。

  1. PC 側から LAN ケーブルを外し、AirMac Extreme の「WAN ポート」に繋ぐ
  2. LAN ケーブルをもう一本用意。
  3. MacBook と AirMac Extreme の「LAN ポート」を二本目の LAN ケーブルで繋ぐ
  4. MacBook の電源を ON (最初から電源 ON でもいい)
  5. AirMac Extreme を電源コンセントに繋ぐ (AirMac Extreme の電源 ON)

この時点で、AirMac Extreme のアクセス・ランプはオレンジ色に点滅している。次に、AirMac Extreme の設定ツールを、AirMac Extreme 付属の CD-ROM からインストールする。

インストールが終わったら、設定を行なう。Mac の場合、Finder から「アプリケーション > ユーティリティ > AirMac ユーティリティ」を起動。Windows の場合は「スタートメニュー」に「AirMac ユーティリティ」が現れる (と思う...)。

AirMac ユーティリティの設定は、ダイアログに従って設定を行なう。

  1. 「ワイヤレスネットワーク名」、「ベースステーション名」はお好みで
  2. 「国」は日本。無線モードは、デフォールト「802.11n (802.11b/g 互換)」でよいでせう。
  3. ワイヤレスネットワークの保護は、安全性重視なら「WPA2 パーソナル」を選ぶ。
  4. IP アドレスの共有で「ブリッジモード」を選ぶ。
  5. 「IPv4 の構成」は「DHCP サーバを参照」を選択。他は指定しない。
  6. 外付け HDD のパスワード認証はそのままで
  7. 確認したら「アップデート」ボタンを押す

キモは、AirMac Exstreme をブリッジモードに設定すること。さうしないと、AirMac Exstreme が IP アドレスを取得できないとおっしゃる。ぼくは、この設定でハマった。

設定は以上。AirMac Exstreme のアクセス・ランプがグリーン色に光る。

もう一つの設定方法

So-net 会員サポート・ページには、次のヘルプがある。

このページでは、上で説明した方法とは別の方法が紹介されている。上で説明した方法は、

  • 電話回線 → AtermWD735GV (PPPoE 接続) → AirMac Exstreme (ブリッジモード) → PC

というネットワーク構成。サポート・ページの方法は次のネットワーク構成になる。

  • 電話回線 → AtermWD735GV (ブリッジモード) → AirMac Exstreme (PPPoE 接続) → PC

どちらでも、インターネットへのアクセスは可能。

サポート・ページの方法は AtermWD735GV をブリッジモードに変更する手続きが増える。また、So-net が提供する IP フォン機能が使えなくなってしまう。デメリットが多く、メリットは少ない。手持ちのルーターがブリッジ・モードに対応していない場合位いしか、必要になる機会はないでせう。

一応、設定方法だけ書いておく。

AtermWD735GV をブリッジモードにする
  1. AtermWD735GV と PC を LAN ケーブルで繋ぐ
  2. ウェブ・ブラウザーで「http://192.168.0.1/」にアクセス
  3. 「手動設定」で「設定 6」を選ぶ。
  4. 「設定」ボタンをクリック (AtermWD735GV が再起動する)
AirMac Exstreme の設定

上に書いた AirMac Exstreme の設定とほぼ同じ。ただし、接続方法に PPPoE を選ぶ。ユーザー名,パスワード、DNS サーバーは、プロバイダーのお知らせの紙に書いてあるものを入力。サービス名は「So-net」。

あとがき

今年の夏に帰省した時は、MacBook でネットをする時だけ LAN ケーブルを家の PC から引き抜いて、MacBook に繋いでいた。家族の誰かがネットをやりたがると、MacBook でネットが使えなくなった。今は、無線 LAN で家の中、どこに居てもネットが使える。誰に気兼ねすることもない。至極便利。

2007-12-27

Bazaar でメール・アドレスを設定する

バージョン管理システム Bazaar で、commit 時につくユーザー名 (+ メール・アドレス) の設定方法が変わったのでメモ。

設定ファイルは

  • ~/.bazaar/bazaar.conf

ここに、次のやうに書く。

[DEFAULT]
email=Masayuki Ataka  <[email protected]>

設定が上手くいったかどうか確かめるには、bazaar 管理下のディレクトリーで次のコマンドを打つ。

$ bzr whoami
Masayuki Ataka  <[email protected]>

設定した名前が表示されれば OK。

ちなみに、email の設定方法は bzr コマンドを使って得られる。このエントリーも、そのヘルプを見て書いた。せっかくなので、全文引用しませう。

$ bzr help files
Files

On Linux:   ~/.bazaar/bazaar.conf
On Windows: C:\\Documents and Settings\\username\\Application Data\\bazaar\\2.0\\bazaar.conf

Contains the user's default configuration. The section ``[DEFAULT]`` is
used to define general configuration that will be applied everywhere.
The section ``[ALIASES]`` can be used to create command aliases for
commonly used options.

A typical config file might look something like:

  [DEFAULT]
  email=John Doe <[email protected]>

  [ALIASES]
  commit = commit --strict
  log10 = log --short -r -10..-1

ref

2007-12-24

QUAD のスピーカー 11L を買った

今日はクリスマス・イヴ。というわけで、自分にクリスマス・プレゼントを買った。イギリス QUAD (クオード) 社のスピーカー。11L。

ブックシェルフ・タイプ。サイズ、幅 190 mm, 高さ 330 mm、奥行き 265 mm。重さ 1 台 6 kg。インピーダンス 6 Ω。色は Rosewood。定価 105,000 円。開店一周年記念かつ展示品一台のみということで、65,000 円で購入。

スピーカーはペアで買うから、2 台で 12 kg。重い荷物を手で持って、エッコラショっと持って帰った。

なんでスピーカーを買ったかというと...

本当は、今日は、スピーカーを買いに行ったんじゃなかった。友達が新しく入荷したという真空管アンプ「Air Tight」の音を試聴しに行くといふので、つき合った。ぼくは本当は、オマケな存在のはずだった。二人 (と店員さん) で、Air Tight の音を楽しんだ。

この時、試聴に使ったスピーカーは二種類。Tannoy 社の Stirling (スターリング) と Sonnus faber 社の Grand Piano Domus (グランドピアノ・ドムス)。前者は友達が選んで、後者はぼくの希望。どちらのスピーカーも、お値段はペアで 50 万円位い。とてもじゃないけど、手の出るスピーカーじゃない。いつかはこんなスピーカを、とは思うけど、今は無理。オーディオ・ショップの試聴室の中だからこそ聴ける贅沢、と割り切りたい。

そんなはずなのに、いざ帰ろうかといふ時に聞いてしまった。

「安いスピーカーはないですか?」

思えば、これが間違い (?) の始まりだった。店員さんは、それならと QUAD 11L を提示してくれた。

QUAD との出会い

少し時間を遡って、2007-08-25。ぼくは QUAD のスピーカーを初めて聴いた。その時のモデルは、QUAD ESL 988 (or 989)。

QUAD の ESL スピーカーは普通のスピーカーと大きく違ってる。ESL は、大きな板のような形をしていて、その中に膜が張られている。そして、クーロン力を使ってこの膜を前後に振動させ、音を出す。一般のスピーカーのやうに、コイルや振動板や「フレミングの左手の法則」を使わない。

この ESL スピーカーの音に、ぼくは一発で魅かれた。嫌味なく響く低音が魅力だった (ぼくは Bose のやうな低音が苦手)。ピアノの音がスッと出てくる。オーケストラは高音から低音まで、まんべんなく鳴る。こんなスピーカーを買いたい。

でも、高かった。

一番安いモデルで、一台 525,000 円。ペアで買うと 100 万円を越える。

しかも、大きい。

ESL 988 が、幅 67 cm、高さ 94 cm、奥行 31.5 cm。ESL 989 は幅と奥行が同じで、高さが 133.5 cm。スピーカーを二つ並べたら、幅が 130 cm に達する。スピーカーは左と右を離して置くものだから、130 cm ではすまない。幅 2m 位いはみておかないといけないかな? 6 畳一間なら、壁一面がスピーカーになっちゃう。

今は財布も部屋も余裕がないけれど、頭と耳には「QUAD ESL」が刻まれた。

そこで、QUAD 製スピーカーのファンになったかといふと、さにあらず。ぼくは「ESL 方式」のスピーカーのファンになった。むしろ、QUAD 社の作る「普通のスピーカー」には興味を示さなかった。店員さんが QUAD 11L を勧めてくれるその日まで、ぼくは QUAD の ESL 以外のスピーカーで試聴したことはなかった。

QUAD 11L

QUAD 11L は、CEC 社のプレーヤーと Luxman 社のアンプで試聴した。試聴ディスクは、二枚。これを Sonnus faber の Concertino Domus (スピーカー、ペアで定価 178,000 円) と聴き比べした。ちなみに、Concertino Domus は、来年の夏に購入予定だったスピーカー。

試聴ディスクの一つ目は管弦楽曲で、ワルター指揮コロンビア交響楽団のベートーベン作曲「コリオラン序曲」。低音の「ジャーン・ジャン」って所が聴きどころ。ティンパニーの鳴り方とかコントラバスの厚みに注目。弦の響きは、Concertino Domus に軍配。ただ、管弦楽としての厚みと低音は QUAD 11L の方が出ていた。好みを言えば、少し低音が出過ぎ。まぁそこは、高音のよく出るアンプを (将来) 買うことで解決することにした。

試聴ディスクの二つ目はピアノ曲。アンドレ・ワッツの弾いたリストの「ラ・カンパネッラ」。この人のリストは、高音部が絶品。ピアノの響きを二つのスピーカーで聴き比べると、Concertino Domus の圧勝といふ感じ。聴き所の高音に関して言えば、QUAD 11L は高音に伸びがない。

なんか、QUAD 11L が悪さうに書いているけれど、QUAD 11L と Concertino Domus には価格差 (定価 105,000 円と 178,000 円。実売価格では 65,000 円と約 160,000 円) があるんだからしょうがない。むしろ、夏まで待って 16 万円のスピーカーを買うより、今、6 万 5 千円で買いたい。そう思わせる実力が QUAD 11L にあると思った。だから、買った。

あとがき

スピーカー QUAD 11L を買った。手元には、友達から譲り受けた CD プレーヤー ONKYO C200 がある。

あとはアンプさえ揃えば、音が出る。

というか、アンプがないので、今、音が出ない。

みなまで言うな。分かってる。

CD プレーヤーを譲ってくれた友達が、アンプを一月に貸してくれる予定になっている。とりあえず、音はもうすぐ出る。そして来夏、アンプを買う予定。はてさて、どうなることやら。

2007-12-18

ソフトウェア開発技術者試験に受かった

昨日 (2007-12-17) の午後、2007 年度秋期情報処理技術者試験の合格発表が行なわれた。結果はタイトルの通り。『合格』。

受験当時、ぼくはこんなことを書いた。

午後の問題は、アルゴリズムの問題が中心で、そこそこ出来た。心配だった SQL の問題も、それほど難しいものは出ずに安心。むしろ、午前の問題が難しかった。沢山、知らないことを聞かれたような気がする。これは勉強不足が響いたのかなぁ。

clmemo@aka: ソフトウェア開発試験を受けて来た より引用

成積照会の結果はこちら。

  • 午前: 605
  • 午後 I: 705
  • 午後 II: 760

合格基準は、午前・午後 I・午後 II 試験のいずれも 600 点。手応えに感じた通り、午後は楽勝。午前はほんとギリギリで通ってた。綱渡りのやうな合格だけど、合格は合格。ようやく一心地つける。

来年は、別の資格にも挑戦してみませう ;)

2007-12-17

Google Reader が共有機能を強化 -- Google Talk のコンタクト・リストと連携

Google Reader が「共有」機能を強化した (ただし、今のところ英語版のみ)。

Google Reader - Friends shared items Google Reader のサイドバー上部 (Home や All items といったリンクのあるセクション) に、「Friends shared items」という項目が加わった。ここに、友達が Google Reader で「Share (共有)」した記事が自動的にリスト・アップされる。

ここでいう「友達」は、Google Talk のコンタクト・リストに登録されているユーザーを指す。つまり、Google Talk のコンタクト・リストに入っていて、かつその人が Google Reader で記事を「share」してくれると、自分もその記事を手軽に読めるといふわけ。また、逆に自分が「Share」した記事も、コンタクト・リスト内の友達に「Friends shared items」として共有することが出来る。

記事を「Share」するには、「S (shift+s)」キーを押すのが一番手っとり早い (※ Shift キーを押さない「ただの s キー」を押した場合、スターが付く)。

プロフィールと SNS

「Friends shared items」からユーザー名をクリックすると、そのユーザーの「共有」記事と一緒に、そのユーザーのプロフィールを見ることができる。ここら辺を指して、Google Reader が SNS 化したといふ向きもある。

Steve Rubelもこれを「GoogleがステルスSNSをローンチした」とまで持ち上げている。

TechCrunch Japanese アーカイブ » Google ReaderのコンテンツがGoogle Talkの友達と共有できるようになった より引用

言われてみると、さふかもしれない。ぼくは mixi で日記を書いたり読んだしてマイミクと繋がっている。だけど、Google Reader は、自分の「読んでる記事」を他人に知らせる形で友達と繋がる。これは、自分で日記を書くより手間が少ない。Google Reader の方が mixi よりも楽に他人の記事 (日記) を読むことができる。Google Reader の共有機能は、スマートな新しいソーシャル機能なのかもしれない。

あとがき

もし、貴方の友達が Google Reader 使いで、Google Talk のコンタクト・リストに入っていて、そして「共有」機能を使っているはずなのに、「Friends Shared Items」に名前が現れないとしたら、その人は Google Reader を英語版で使っていないのかもしれない。

また、逆に、「この人の共有記事は読みたくない」といふ場合は、「Settings > Friends」からそのユーザー名横にある「Hide」をクリックすることで、共有記事を非表示にできる。

最後に、ぼくは「clmemo@aka のネタになりそうな記事」と「他の人にも読んでもらいたい面白い記事」を「共有」するやうにしている (さらに Greasemonkey を使って、前者をはてなブックマークに、後者を livedoor clip に保存している)。興味のある方は、どうぞ。

2007-12-16

Blogger で OpenID コメント機能が公式にサポートされた

OpenID を使ったコメント機能が、Blogger で公式にサポートされた。この機能は、先月末に Blogger in Draft にて試験導入されていたもの。二週間の試用期間を置いて、めでたく公式サポートの運びとなった。

OpenID の説明や設定方法は、過去記事をどうぞ。

今回、OpenID がサポートされるのあたって、大きな変更点がある。それは設定項目の「誰がコメントを投稿できますか?」において、「全員 - 匿名ユーザーを含む」を選択しても OpenID がサポートされるようになった点。Blogger in Draft 時は、「登録ユーザー - OpenID を含む」を選択しないと OpenID が選べなかった。だから、OpenID を使うようにすると、こんな不満があった:

OpenID 機能を ON にすると、コメントを残せるのは Google アカウント・ユーザーと OpenID ユーザーだけになってしまう。携帯電話のような端末からはコメント出来ない (ような気がする)。できれば、匿名ユーザーのコメント機能も使えるようになっていると嬉しい

clmemo@aka: Blogger が OpenID をサポート より引用

ぼくは、「全員 - 匿名ユーザーを含む」に設定を変更した。これで、OpenID を持ってない人でもコメント出来るようになるし、しっかりした認証を望む人 (例えば「成りすまし」を防ぎたい場合とか) は OpenID 若しくは Google アカウントにログインしてコメントしてもらえる。

その他、投稿画面で表示されるアイコン回りの改善が 3 つ入った。具体的には、OpenID アイコンに「openid-comment-icon」という CSS クラスが追加されたこと。Google アカウントでコメントした場合には、Blogger アイコンが付くようになったこと。「www.」をニックネームの URL に指定した時に起きた不具合の修正。

2007-12-12

Amazon の「予約」 VS 「お急ぎ便」

Amazon の予約システムがよろしくないといふお話。

予約した本が届かない

Amazon で本を予約した。事の経緯はこんな感じ。

Amazon で「狼と香辛料」の 6 巻目を見つけたのが、12 月頭。予約受付メールの登録をして待つこと 5 日程。12/5 に、Amazon で予約受付開始。早速、予約注文致しました。

life@aka: 狼と香辛料 (6) まだ届かず より引用

予約した本の発売日は、12/10。今日は、12/12。発売日を 2 日過ぎたのに、まだ手元に本は届かない。Amazon のアカウント・ページを見ると、発送作業も行われていない。

スクリーン・ショットを見ると分かる通り、発送予定日が 12/27 〜 翌 08 年 1/10 になっている。せっかく予約したのに、報われない。これじゃあ、Amazon Prime も宝の持ちぐされ。

お急ぎ便で再注文

再び Amazon のページを訪ねてみると、びっくり。Amazon に「狼と香辛料 (6)」の在庫がある。しかも、お急ぎ便で注文すると、今日中に届くといふ。

予約分を一旦解約して、改めてお急ぎ便で注文。一冊 599 円。1500 円に届かないけど、Amazon Prime に入ってるので、配送料・お急ぎ便代は取られない。数分後には確認メールが届いて、配送可能時期は今日になっていた。

追記: 13:14 に発送メールが届き、19 時前後に商品が到着した。

あとがき

お急ぎ便ですぐに商品が送られることから、Amazon に在庫はある。おそらく、お急ぎ便にしなくても、2〜3 日後には配送される。そんな状況にもかかわらず、予約した人は後回しにされる。

Amazon の予約体制は、ちょっとおかしい。

それからもう一つ。Amozon の予約には、「お急ぎ便」が指定できない。通常配送しか選ぶことができない。もちろん、商品が「発売日に届く」のであればお急ぎ便も通常配送も違いはないでせう。でも、時々、商品の入荷が遅れる。というか、最近ぼくが注文したものは、ほとんど発売日に届いたためしがない。そんな時、商品が入荷したら「お急ぎ便」で配送して欲しい。一日でも早く商品を手に取りたい。

悲しいかな、そんなオプションはないので、「予約した商品」の入荷が遅れると、商品が配送されるのをゆっくりと待つ羽目になる。お急ぎ便が使えないんじゃ、Amazon Prime に入ってる意味も半減してしまう。

今回みたいに、商品の在庫をチェックしてお急ぎ便指定する方が、予約するより手元に早く届いてしまいそう。でも、さうすると、Amazon で予約する意味がない。Amazon の予約システムには、ここら辺の問題を直して欲しい。

狼と香辛料 6 (6) (電撃文庫 は 8-6)

2007-12-11

チズルとススム - カーナビとウェブ地図のコラボ

カーナビ・メーカー「クラリオン」が、カーナビとウェブ地図を連携させるサービス「チズルとススム」を開始した。

チズルとススム

機能

地図データはゼンリンの地図を使用 (Google Maps ではない)。スクロール地図。画面下には、写真のサムネイル一覧が並ぶ。アカウントの取得に制限はない。この手のサービスだと、系列会社のカーナビを持ってないとアカウントさえ使れないサービスがあるので嬉しいところ。

「チズルとススム」の目玉は二つ。一つは、混雑情報を加味したルート検索機能。もう一つは、地点情報のカーナビへの転送。

特に前者の機能は、アカウント無しでも使えるので、このお正月などに車でお出かけする人は一寸試してみてはどうでせう。ドライブルートの指定には、出発地・目的地の他に経由地も指定可能。更にアカウントを持てば、「お気に入り」の地点を保存することができる。もちろん、混雑情報を得るために「出発時刻」を指定できる。また、致着時間を指定できるので、「東京ディズニーランド」に朝 8:30 に致着するルートを検索する、なんてこともできる。ただし、混雑情報はあくまで過去のデータを使っているっぽいので、過信は禁物。

地点情報のカーナビ転送に関しては、クラリオンの 2003 年以降の HDD カーナビから対応とのこと。転送方法は、SD カードかメモリー・スティックを使う。Google と BMW のやうに、メールで転送できればと思うけど、そこまでは対応していないみたい。また、送れるデータは地点情報のみ。ウェブ地図で検索したルートを、そのままカーナビに移すことはサポート外。

なお、地図への投稿機能は 2008 年 2 月リリース予定とのこと。

Chizu-Route-Susumu

ところで、何で「チズルとススム」という名前なんでせう。その秘密は URL を見ると分かる。「chizu-route-susumu」つまり、「地図 (Chizu)」「ルート (Route)」「進む (Susumu)」で、「チズルとススム」といふわけ。

こんな遊び心あふれたサービス名。久しくなかったと思う。脱帽!

不満な点

良い点ばかり挙げたので、最後に不満な点をいくつか。

「チズルとススム」はクラリオンといふカーナビ・メーカーが作ったこともあって、ウェブ・サービスとして弱い所が見られる。一番困ったのは 2007-11-13 に仮登録した時に登録したメール・アドレス (Gmail の「+」記号付きメアド) が、本登録時には使えなかった点。使えないメアドは、仮登録時に受け付けないやうにして欲しいもの。というか、最近のウェブ・サービスなら「+」記号は是非ともサポートして欲しい。

他にも、ログインに失敗してもエラー画面に移行しない (ログインできたものと勘違いしちゃう)Fixed、使いにくい拡大・縮小ボタン (とりあえず小さい)、Enter キーで検索実行できない検索ウィンドウ、等々こまかい突っ込み所は沢山ある。

それでも、ネット専業でないメーカーとしては頑張ってる出来だと思う。あとは、バージョン・アップに期待といふ感じかな。

2007-12-05

Gmail Chat が AIM と連携

Gmail Chat (Google Talk の Gmail インターフェース) が、AIM と連携するやうになった。もう少し詳しく書くと、Gmail Chat インターフェース上から AIM にログインできるようになった。AIM ユーザーとチャットするには、自身も AIM アカウントが必要。

何が出来るようになるのか?

  • Gmail chat から (自身の AIM アカウントで) AIM にログインできる。
  • Gmail chat のチャット用コンタクト・リストに、AIM のスクリーン・ネーム (名前の横に「走る人」アイコン付) が表示することができる
  • Gmail chat から (自身の AIM ユーザーを使って) 他の AIM ユーザーにチャットをかけることができる
  • Gmail chat から AIM の Buddies を追加することができる
  • チャットの履歴を (Google Talk と同じやうに) 残すことができる

まとめると、Gmail chat からは AIM のスクリーン・ネームで AIM にログインできる。Gmail chat のコンタクト・リストには AIM の Buddies List が統合されて表示される。だけど AIM ユーザーとチャットする時は、Google Talk アカウントから AIM アカウントにチャットしているのではなく、あくまで (最初にログインした) 自分の AIM アカウントを使って、他の AIM ユーザーとチャットしている。

さういふわけで、Gmail chat の機能のほとんどは、AIM ユーザーとのチャットでは使えない。ただし、チャット履歴機能だけは特別に使える。

何が出来ないのか?

  • AIM クライアントから Google Talk アカウントにチャットをかけることは出来ない (AIM クライアントから Gmail chat でログインした AIM スクリーンネームにチャットをかけることは可能)
  • Gmail chat のグループ・チャット機能は使えない
  • Gmail の「Contacts」で AIM の Buddies List を更新することはできない
  • AIM のチャット・ルームに誘うことはできない

AIM から Google Talk にチャットできないのは痛い。また、Gmail chat 以外の入り口 (Windows の Google Talk クライアントと Google Talk Gadget) でも、AIM にログインできないのも残念。

おそらく近い内に、「AIM から Google Talk アカウントにログイン」できる入り口が用意されるんじゃないかと期待。

AIM へログイン

AIM へのログインは、Gmail chat のチャット・ボックスで「Set status here」から「Sign into AIM」をクリック。ログイン画面が現れるので、AIM のスクリーン・ネームとパスワードを入力する。

Gmail chat - AIM Login

ただし、AIM のログイン画面は、ブラウザーが firefox か IE (か Safari3) で、かつ言語設定が English でないと現れない。

複数の AIM スクリーン・ネームを切り替えたいなら、「Settings > Chat > AIM」から「Sign into a different AIM account」をクリックする。

AIM ユーザーの追加

まず、AIM へログインする。そしたら、チャット・ボックスの「Add Contact」をクリック。「Chat Invitations」画面がポップアップするので、下の方の「Or, add AIM buddies」をクリックして、追加したい AIM スクリーン・ネームを書く。書いたら「Send Invites」ボタンを押す。

Gmail chat - AIM invitation

御礼

本エントリーを書くにあたって、僕は見ていたの OKAMURA さんとのチャットが役に立った。どうも、ありがとうございます。

アクティブな AIM ユーザーが、Gmail チャットに (「走る人」アイコン付きで) 現れるといふ。伝聞系で書いてるのは、ぼくが AIM な友達を持っていないから。なので、使い方も分からなければ、スクリーン・ショットも撮れない。とりあえず、どんな感じに「走る人」アイコンが表示されるかは、上のリンク先に写真があるので、気になる人は見て下さい。

※ AIM なアカウントを持ってて、よく使ってるよ〜って人は、お知らせくれると嬉しいです。ぼくの AIM アカウントは、「ataka at aka」です。

Gmail がカラー・ラベルをサポート

Gmail のラベルに色 (背景色) を付けられるやうになった。

Gmail - Color Label - Settings

色付けは簡単。左サイドバーのラベル一覧で、ラベル名の右端 (色がほんのり薄録色になっている所) をクリックする。すると、24 色のカラー・パレットが現れるので、つけたい色を選ぶ。スクリーン・ショットでは、「@aka」といふラベルを青色で表示するやう設定している。

設定はすぐに反映される。下のスクリーン・ショットは「All Mail」を撮ったもの。「買い物」ラベルを赤色にして目立つやうにしている。「inbox」ラベルにも、灰色が付いてて少しだけ目を引く。ラベルを作り過ぎて、収拾が付かなくなってる inbox や All Mail も、色付けでカテゴライズすれば見栄えが良くなりさう。

Gmail - Color Label in All Mail

2007-12-04

Mac で Picasa Web Albums のアルバムをダウンロードする方法

Google Operating System より、firefox のアドオンを使って、Picasa Web Albums のアルバムをダウンロードする方法。先に書いておくけど、この方法は Firefox さえ使えれば OS を選ばない。Windows や Linux でも OK。タイトルに「Mac」の名前を入れたのは、現状、「Mac」だけが Picasa Web Albums のアルバムをダウンロード出来ないから。

準備

まず、firefox のアドオンと Greasemonkey スクリプトを一つずつインストールする。

インストールしたら、firefox を再起動。

ダウンロード

手順は以下の通り。ちょっと煩雑だけど、頑張って!

  1. Picasa Web Albums で、ダウンロードしたいアルバムを開く
  2. アルバムの上の方にある「Init Download Links」ボタンをクリック
  3. 右クリックでコンテキスト・メニューを開き、「DownThemAll」をクリック
  4. ダウンロード画面がポップアップするので、ダウンロード先を入力
  5. 「Additional filters」をクリックして、テキスト・ボックスに「imgdl=1」と入力
    Picasa Web Albums - DownThemAll!
  6. 「Start!」ボタンを押す

これでお終い。画像がダウンロードされるのを、お茶でも片手に待ちませう。

最後に「imgdl=1」の解説を一つ。DownThemAll! を実行すると、アルバム・ページにある全ての画像がダウンロード対定にされてしまう。それこそ、Picasa Web Albums のロゴ画定だとかプロフィール写真だとか etc. そこで、アルバム内の写真だけを取り出すフィルターが「imgdl=1」といふわけ。

※もう少し踏み込むと、「Picasaweb Download Links」が、アルバム・ページにある写真の URL に「?imgdl=1」を付け加えていて、DownThemAll! はそれを目印にダウンロードを行なっている。

2007-12-02

Blogger が OpenID をサポート

Blogger へのコメントに、OpenID のアカウント認証がサポートされるようになった。ただし、現在は Draft 機能。

OpenID は、「オープンなアカウント認証」を目指した規格。特定のサービス (Google とか Yahoo! とかはてなとか) に依らず、複数のサービスを一つのアカウントで使えるようにしましょう。といふことを目指してる。目指してはいるんだけど、現状、それほど普及は進んでいないやうにも見える。その原因の一つに、沢山の OpenID サービスが乱立していることがあるでせう。

それはともかく、代表的な OpenID サービスは、Six Apart の TypeKey。

TypeKey を例に話を進めると、TypeKey のアカウントを持っていれば、Movable Type ブログのコメント欄にコメントを残すことが出来る。もちろん、TypeKey なしでもコメントが出来る。けれど、TypeKey を使えば、コメント投稿者名 etc... を入力する必要なくコメントが可能。Google アカウントにログインしていれば、コメント投稿者名を入力する必要なく Blogger にコメント出来るのと似ている。

そして、Blogger が OpenID をサポートしたということは、Google アカウントを持っていない人でも、気軽にコメントが残せるようになったということ。コメントを残したい人は、コメント投稿慢の個人情報入力欄で、OpenID サービスを選ぶ。そしてアカウント名を入力すれば OK。

設定

OpenID サポートは、Draft 機能。設定は、Blogger in Draft からログイン。

「設定 > コメント」から「誰がコメントを投稿できますか?」で「登録ユーザー - OpenID を含む」を選ぶ。

最後に注意。OpenID 機能を ON にすると、コメントを残せるのは Google アカウント・ユーザーと OpenID ユーザーだけになってしまう。携帯電話のような端末からはコメント出来ない (ような気がする)。できれば、匿名ユーザーのコメント機能も使えるようになっていると嬉しいのだけど。。。これは今後に期待かな。