2025-09-10

左翼イカ釣り漁船

左翼イカ釣り漁船

深夜、波ひとつない静かな海に、一隻の漁船が煌々と光を放っていた。

その名は「左翼リベラル丸」。だが内情を知る者たちは、皮肉を込めてこう呼んでいた──

左翼イカ釣り漁船」と。


一階:光と音の“正義ショー”

その船の一階は、まるでテーマパークのように眩しく光り輝いていた。

カラフルな旗、感情的スローガンスマートフォン越しの共感の嵐。

若者たちは踊っていた。

彼らは怒り、泣き、叫び、語り合う。「この社会は間違っている!」、「世界平等だ!」、「差別されてる人たちを救え!」と。

そしてSNS投稿し、承認の餌を受け取る。

いいね1000件突破!」「引用RTでバズってる!」「あなた希望です!」

彼らは正義ヒーローになった気分だった。

だが、その煌びやかさの裏側で、彼らが見落としていたものがあった。

彼らは“釣られて”いたのだ。


二階:搾取の操舵室

船の二階は薄暗く、外からは見えない構造になっていた。

そこにはスーツを着た者たちがいた。NPO幹部政治家崩れ、ビジネス活動家広告代理店仕掛け人

彼らの目的はただ一つ──金と利権

「この子、泣いてる動画がウケてるぞ。次はテレビに出そう」

「新しい差別ネタが出た。これをテーマ寄付キャンペーン組め」

「あの子、顔がいいな。“希望の顔”に仕立てよう」

若者に与える情報は、左翼にとって都合の良い話ばかり。

現実の複雑さや、矛盾不都合な事実は一切渡さない。

加工された“正義”だけを餌として落とす。

そうやって若者たち燃え上がらせ、その熱を使って世間共感を引き出し、

まじめに働いている中間層税金を上げ、集まる金をすべて管理し、巧妙に吸い上げる。

会計不透明。収支報告は粉飾。裏では酒を飲みながらこう呟く。

情熱だけで回るシステム、ほんと効率いいな」


メディア共犯漁師

さらに岸からその様子を見ているのが、メディアという名の別の漁師たち。

彼らはカメラを構え、船の一階で踊る若者たちを撮り、

その中からとびきり美人若者を選び出す。

彼女現代ジャンヌ・ダルク

「若きリーダー社会を変える希望の星」

と称し、テレビネット番組に出演させる。

涙ぐむ姿、感情的な語り、少し拙い言葉視聴者の心を打つ。

視聴率が上がり、広告が入り、また“新たな希望”が量産されていく。

それを見た外の若者は、こう思うのだ。

「私も、社会の役に立ちたい」

「私も、あの光の中に入りたい」

そしてまた、一人、また一人と船に吸い寄せられていく。


結末:釣られるイカ、食べられるだけ

この構図は、まさにイカ釣り漁船のもの

強烈な光で海中のイカ──つまり純粋若者たち──を引き寄せ、

群れで集まらせ、

踊らせ、釣り上げ、利用し、消費する。

得をするのは、操舵する大人たちと、それを中継するメディアだけ。

若者は、熱狂のうちに自分時間、労力、未来を捧げ、

やがて消耗して捨てられる。

そしてまた、新たな光が照らされる。

「次の漁、始めようか」



エピローグ真実の海は暗い

この船には「正義」という名札が付いている。

でもそのエンジン搾取で動き、

その航路は私腹へとまっすぐ向かっている。

本当に変わっているのは社会ではない。

変わっていくのは、利用される若者たちの顔ぶれだけだ。

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