結婚式のスピーチを考えるとき、生成AIほど心強い存在はいない。
これは断言していい。
人前で話すのが得意な人間ばかりじゃないし、思い出を語るのは照れくさい。
しかも結婚式なんて非日常の極みみたいな場で、笑いも涙も期待されてて、
「どこまでふざけていいのか」「どこまで真面目にすべきか」なんて、
考え出したら永遠に終わらない。
そういう生々しくて、人には見せたくないような部分を
思い切ってそのまま書き殴る。
するとAIが、それを
「彼が弱さを見せたあの夜、僕たちの絆はより深まった気がしました」
みたいな、嘘じゃないけど見事に美化された表現にしてくれる。
「人前で言える形に直す」って、実は一番難しい部分なんだ。
それを黙ってやってくれるのが、生成AI。
「恥をかきたくない」って気持ちが強い。
AIはその両方を叶えてくれる。
どこまで砕けた話を入れても、最後にはちゃんと感動的にまとめてくれる。
しかも、24時間いつでも付き合ってくれるし、何度でも直してくれる。
「やっぱちょっと真面目すぎるかな」とか
「ウケ狙いすぎた?」って言えば、すぐバランスを調整してくる。
そして、何よりも強調したいのは——バレない。
「AIが書いた」なんて、誰も気づかない。
でも実際は、下書きの段階では
「まじでこいつ昔から酒癖悪くてさ〜」とか
「新婦、LINEの既読つけないタイプだったからマジで無理だった」
みたいなことしか書いてない。
「昔からお酒が入ると陽気になって場を明るくしてくれる存在でした」とか
「連絡がつかない夜もありましたが、それすら彼女のマイペースな魅力でした」
こちらの汚い本音と、場にふさわしい体裁の間を、うまく橋渡ししてくれる。
「これはAIに頼んだな」って勘づかれることはまずない。
むしろ「こんなに語彙力あったっけ?」って、ちょっと見直されるかもしれない。
親しすぎる内容でも、本人が望む範囲内でうまく包んでくれる。
「彼は昔から誠実な恋愛観を持っていて、迷いの中で今の彼女にたどり着いた」
みたいなまとめ方をしてくれる。無敵。
「人間らしさ」「感情」「整った言葉」「体裁のよさ」「バレない演出」
これ全部をAIが一手に引き受けてくれる。
だから、下手に一人でうんうん悩むくらいなら、
とりあえず吐き出してAIに投げればいい。
誰にもバレずに、最高のスピーチが完成する。
この「お前は誰だよ」感は指示が下手くそな人間によるAI出力の特徴
読んでくれてありがとう 俺は読まずに投稿しちゃったわ