ミステリ好きで自分でも書いちゃう文学少女と孤高の天才数学少女のガールミーツガール小説
当然、(直接的な表現はなく匂わせる程度ではあるけど)百合風味
これ書いてるのが中国人作家(現在は日本在住らしい)なんだよね
登場人物も文学少女が陸秋槎(りく・あきさ)で天才数学少女が韓采蘆(かん・さいろ)
中国人も同じ人間だし、中国でもライトミステリってたぶんそんな変わらんのかな
まぁ、後書きで麻耶雄嵩に影響受けたって書いてて解説も麻耶雄嵩だったから
これが中国人が中国の作家に影響受けて書いた純性の中国小説ってわけじゃないのかもしれんけど
内容としては主人公がミステリ好きで犯人当て小説を自分で書いていて
その中でミステリに使われる手法や主義に対しての考察を深めていく話が入ってきて
ミステリをメタってる手法も昨今のライトミステリっぽくて違和感なく読めた
面白そう。 これ、作者と主人公が同じ名前……?
そうっすね 作品内容にも関係があるエラリー・クイーンの様式を模しているのかも 筆者の過去作品読んでないから、もしかしたら常にそうなのかもしれんけども
麻耶雄高というより法月綸太郎じゃね?と思ったらめっちゃ長い後書きでみんな出てきて日本のミステリに詳しすぎてワロタ 中国人に日本の新本格とライトミステリが発見されるのは新...
後書きに出てくる作者、私もめっちゃ読んでる~wwと思いながら見てた