2024-12-12

BRIGADOONまりんとメランは今見るとロリコン臭が強いけどやはりいい作品

1969年から1970年きっかり1年間が描かれ、戦争で実子を失った老夫婦に拾われ育てられるようになった捨て子の少女まりんと、異世界ブリガドーンからやってきた人造生命体の少年メランの恋物語

当初はのび太ドラえもんのような関係性であったが、「ちょっとラブの雰囲気してきたぞ…」と思っていたら愛し合ってディープキスしあう関係にまで発展してしま

まりんは中1の12歳で胸も平らなので、幼いのにやってることがだいぶ大人でええんかこれ…となる

最初パンツ見せてもエロのかけらもないまりんがどんどん色っぽくなっていく

メランの声優大塚芳忠

大塚芳忠といえば渋いおじ様ボイスの人でありやはりメランの声は渋いのだが、精神年齢17歳ぐらいというメランの演技は次第に少年ボイスに聞こえてくる摩訶不思議

メランには手指がない

右手は銃で左手が銃の戦闘兵器であり、戦いで負傷して折れてもしばらくすれば爪が伸びるようにまた武器が生えてくる

指切りができない代わりに、いつもポニテまりんは時たま髪のリボンをメランの腕にはめて、約束を果たしたら返してねと言う

最後にはそのリボン結婚指輪の代わりになる

まりんは次々と不幸な目に遭う

ただでさえ孤児として嘲笑される上に、世界の鍵を握る存在としてわけのわからん異世界の化け物に襲われ、巻き添えに死者を出し、多くの恨みを買い、遺族には「お前がいなければよかった」と首を絞められる

大阪万博のあった時代なので、太陽の塔が敵に寄生されて人間虐殺しまくるシーンは中々冒涜的だ

まりん世界が壊れて混乱に陥る中で飲まず食わずでひとりぼっち彷徨い、物価の高騰の中で何千円もするパンを盗もうとして折檻され、ついには倒れ、目覚めたときには全盲になっていた

けなげに耐え続けるいい子ではなく、追い詰められるとメランやら周囲の人にすごい八つ当たり暴言をする醜さもある

まりんは当初はメランを感情のないロボのように思っていたが、実際にはメランには最初から情緒があり、ただ使命のために異世界から追ってくる同胞を殺し続けれなければいけないことへの苦しみを押し殺して無感情のごとく振る舞っていた

「メランにはどうせあたしの気持ちはわからない」と癇癪を起こしがちだったまりんだが、

「仲間を殺し続けることが辛かった、僕も寂しい」と本音を打ち明けられメランの心を知る

売れっ子大塚芳忠に比べるとまりん役のKAORIは消えた人なのだが、演技も歌も上手い

最終回専用のKAORIによる歌唱をバックにまりんとメランが30秒ぐらいキスする下りは名シーン

キスの前にメランが「まりん、今にも胸が張り裂けてしまいそうだ」と泣きながら声を絞り出すところは大塚芳忠史に残る名演技だ

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん