AVR StudioからHIDaspx経由で「Lチカ」プログラム書き込み
前回出来上がったAVR StudioとHIDaspxとの開発環境の動作確認をしていきます。
ということで、「AVR GCC」をクリックして選択します。
ところで、AVR Studio のパッケージにはアセンブラのみが付属しており、C言語などの高級言語の処理系は含まれていないそうです。
そのため、以前は(このシリーズの初回でインストールした)WinAVRというコンパイラをAVR Studioに組み込むことで、C言語を利用した開発環境を構築していたとのこと。
ところが、 WinAVR の開発は既に終了していて(新しいものはもう出てこない)、Cコンパイルの作業は AVR Toolchain に引き継がれたらしいのです。
前回、AVR Studioと一緒に(訳も分からず)ダウンロードした「Atmel AVR 8-bit and 32-bit Toolchain 3.4.1 - Windows」には、そういう意味合いがあったのですね。
私の場合、デスクトップの「AVRマイコン系」フォルダの中の「取り敢えず保管」というフォルダに、作ったプロジェクトを保存しておくことにしたのですが、これが後で問題を引き起こすことになります。
続いて、「Debug platform:」には「AVR Simulator」を、「Device:」には今回使用する予定の「ATtiny2313」をリストの中から選んで「Finish」。
続けて、メニューアイコンの中から「Build」をクリックしてコンパイルしようとしたのですが、
「make:Makefile: No such file or directory」とのエラー表示が。
うん? Makefile って何だ? Makefile ってのを自分で作る? あれこれ検索したけど分かりません。その内に、いろんなところで見かける「全角文字は・・・・・」ってのが原因なのかも、と。
もしかしたらエラー表示の、「No such file」ではなく、「No such directory」の方なのかも。
プロジェクトの保管場所のディレクトリが、プログラムを記入したウィンドウの下に表示されていますが、この中に「マイコン系/取り敢えず保管」と全角文字が入っているのが原因なのかな?
ということで、デスクトップに「AVR」というフォルダを作り、そこをプロジェクトの保管場所として指定し、改めて同じことを繰り返してみると、
今度は、無事に「Build succeeded with 0 warnings...」となりました。
因みに、試しにとデスクトップ上の「AVRマイコン系」フォルダを保管場所として指定してビルドしてみたら(C:\Users\My name\Desktop\AVRマイコン系\tiny2313・・・)、こちらも成功しました。
色々と検索した中で、たまに見かけた「出来るだけドライブのルートに近い位置にフォルダを作って」というのは、こういうことを言っていたんだなって納得。
実際、「C:\AVR\folder」なんて感じがベストらしい。
ビルドが成功したら、HIDaspxとPCとをUSBで接続し、デバイス(ATtiny2313)をセットし、最後に前回 AVR Studio と関連付けた「HIDaspxWrite」を、メニューバーの Tools から選びます。
無事にATtiny2313へとプログラムが焼き込まれ、LEDが点滅を始めました。
今回は、ここまで。次回へと続きます。
C言語でプログラムしていきます
AVR Studioを起動し、「New Project」を選ぶと、アセンブラで作るのか、それともC言語で作るのかの選択を迫られます。もちろん、C言語でも恐れ多いですが、アセンブラは更に・・・ということで、「AVR GCC」をクリックして選択します。
ところで、AVR Studio のパッケージにはアセンブラのみが付属しており、C言語などの高級言語の処理系は含まれていないそうです。
そのため、以前は(このシリーズの初回でインストールした)WinAVRというコンパイラをAVR Studioに組み込むことで、C言語を利用した開発環境を構築していたとのこと。
ところが、 WinAVR の開発は既に終了していて(新しいものはもう出てこない)、Cコンパイルの作業は AVR Toolchain に引き継がれたらしいのです。
前回、AVR Studioと一緒に(訳も分からず)ダウンロードした「Atmel AVR 8-bit and 32-bit Toolchain 3.4.1 - Windows」には、そういう意味合いがあったのですね。
Projectの名前、保存場所、デバイス等を選んで
続けて「Project name:」のところに(これから作るプロジェクトの)適当な名前を入れ、そのプロジェクトを保管しておく場所を「Location:」で指定。私の場合、デスクトップの「AVRマイコン系」フォルダの中の「取り敢えず保管」というフォルダに、作ったプロジェクトを保存しておくことにしたのですが、これが後で問題を引き起こすことになります。
続いて、「Debug platform:」には「AVR Simulator」を、「Device:」には今回使用する予定の「ATtiny2313」をリストの中から選んで「Finish」。
「make:Makefile: No such file or directory」って、何だよ?
さて、現れたウィンドウの中にC言語でプログラムを組んでいくのですが、取り敢えず「AVR Lチカ」で検索して見つけた中から、適当なのを(出力ピン番号だけ変えて)流用させて頂きました。続けて、メニューアイコンの中から「Build」をクリックしてコンパイルしようとしたのですが、
「make:Makefile: No such file or directory」とのエラー表示が。
うん? Makefile って何だ? Makefile ってのを自分で作る? あれこれ検索したけど分かりません。その内に、いろんなところで見かける「全角文字は・・・・・」ってのが原因なのかも、と。
もしかしたらエラー表示の、「No such file」ではなく、「No such directory」の方なのかも。
プロジェクトの保管場所のディレクトリが、プログラムを記入したウィンドウの下に表示されていますが、この中に「マイコン系/取り敢えず保管」と全角文字が入っているのが原因なのかな?
ということで、デスクトップに「AVR」というフォルダを作り、そこをプロジェクトの保管場所として指定し、改めて同じことを繰り返してみると、
今度は、無事に「Build succeeded with 0 warnings...」となりました。
因みに、試しにとデスクトップ上の「AVRマイコン系」フォルダを保管場所として指定してビルドしてみたら(C:\Users\My name\Desktop\AVRマイコン系\tiny2313・・・)、こちらも成功しました。
色々と検索した中で、たまに見かけた「出来るだけドライブのルートに近い位置にフォルダを作って」というのは、こういうことを言っていたんだなって納得。
実際、「C:\AVR\folder」なんて感じがベストらしい。
ビルドが成功したら、HIDaspxとPCとをUSBで接続し、デバイス(ATtiny2313)をセットし、最後に前回 AVR Studio と関連付けた「HIDaspxWrite」を、メニューバーの Tools から選びます。
無事にATtiny2313へとプログラムが焼き込まれ、LEDが点滅を始めました。
今回は、ここまで。次回へと続きます。
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