アンサンブル発表会

10日、団内のアンサンブル発表会本番。台風11号の影響を受けた風雨の中、 チェロと衣装を持って、時折吹きつける雨を傘でよけながら、リハーサルのある区民会館、そこから本番のある公会堂まで歩くのは、ちょっと大変だった。衣装は前半が黒、後半が白のシャツ。ズボンと靴は濡れても大丈夫そうなもので行った。 140803-1.jpg

ベートーベンの弦楽四重奏Op.18-4(1,3,4楽章)は、練習してきたことは出せたと思う。 チェロのソロは、かなり思い切って弾いたつもりだけど、音量や伸びは「それなり」でしかなかったかも知れない。でもそれが今の実力ということ。 一番早くから練習を重ねてきた4人なので安定していたし、誰か1人に細かなミスがあっても、残りの3人が崩れなかった。

モーツァルトのディベルティメントK.136(1楽章)は、カルテット初挑戦の第1バイオリン、K.138(全3楽章)はシニア組に加えてもらって、皆やさしく、練習が楽しかった。この2曲では個人的に「きざみ」をテーマにした。

エルガーの弦楽セレナーデOp.20は快調にすべり出したものの、3楽章で事故が起こった。 途中で生じたズレが修復不可能と判断した第1バイオリンのKさんが弓を止めた。3楽章冒頭から弾き直し…2度めはうまくいった。

終わってから舞台裏でビオラが近寄って来て、
「なんでだろうねえ...ほら、チェロのあそこのメロディ、あるじゃない...」。
ズレたのはチェロのせいだ、と言いたそうだった。まあ、後で録音を聴いてみればわかること。

だいたい本番では、練習でさんざん苦労した所は意外とすんなりと切り抜けることができたりし、その代わり練習では起こったことがない事故が起こったりするもののようだ。

最後のオーボエとフルートの協奏曲2曲は、ホッとして集中力を切らさないようにと気をつけた。 特に、長い休みの小節のカウントを間違えないように。 楽器を握った左手の指を折る動作と同時に、目の前にデジタル表示の掲示板を思い浮かべるようにした。

忙しかった練習の日々が終わった。この後は、秋の定期演奏会に向けてがんばらないと。

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