エキストラ本番
日曜日、エキストラ参加のオーケストラの演奏会本番。
ウェーバー「オベロン」序曲、モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」、チャイコフスキーの交響曲第3番「ポーランド」というプログラム。
このモーツァルトのシンプルさとチャイコフスキーの複雑さの“落差”が、練習していて大いに戸惑ったところだった。 この曲順ならいいが、日によって都合でチャイコフスキー→モーツァルトの順で練習したりすると、 音量にしろ弾きかたにしろ切り替えが難しく、なにかガサガサとした荒っぽいモーツァルトになってしまうような気がした。
チャイコフスキーの交響曲第3番は今回初めて知ったが、あのピアノ協奏曲第1番やバレエ音楽「白鳥の湖」と同時期に書いたとあって、1楽章の華やかさ、2,3楽章の美しさ、終楽章の勇壮さ...すでにチャイコフスキーの魅力が満載の曲だと感じられて楽しかった。
どの曲も最後に盛り上がる曲だったこともあってか、前回このオケでやったブラームスの3番のようにしっとりと終わる曲のときとは違って、聴衆の方たちの拍手にも熱を感じた。アンコールはチャイコフスキーの4楽章スケルツォの一部をもう一度。
本来なら本番が終わってメンバーの方たちと乾杯したかったところ、この日は夜、地元に戻って所属オケで新曲の初合わせ。 本番のあった神奈川のホールからチェロと衣装を持って移動して、練習をこなすのはちょっと大変だった。
遅くなってチェロを始めて、オーケストラの中で弾けるようになり、このような若くて上手なオーケストラにも当てにしてもらっているのは大変ありがたいし大きな充実感も感じているのだが、こんなことがあと何年できるだろう?という思いもするのだった。
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