「ラブカは静かに弓を持つ」PV
昨年5月に発刊され、音楽教室のチェロレッスンが題材になった小説「ラブカは静かに弓を持つ」(安壇美緒著、集英社)のプロモーションビデオがYouTubeにアップされていました。
バッハの無伴奏組曲第1番プレリュードを演奏しているのは鈴木皓矢さん。
著者の安壇美緒さんのコメントも。
この小説については昨年7月に読んだときに感想を書きました。
その後の動きとしては昨年10月、JASRACとヤマハなど音楽教室側が争っていた訴訟の最高裁判決があり、教師の演奏は演奏権の対象となり、音楽教室に著作権使用料の支払い義務が生じる(生徒の演奏については生じない)という判決で決着しました[朝日22.10.24]。この小説にも描かれた「スパイ」活動が結果的に実を結んだかたちでしょうか。
いっぽうこの小説は先日、本屋大賞2023のノミネート10作品に入ったそう(発表は4月)。まだまだこの本を手にとってみる人は増えることでしょう。
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