昨晩、チャングム見て眠いダイサンは、少し寝坊。
準備もそこそこに、あわてて家を飛び出した次第。
道場の入り口で、足袋を忘れた高校生が、
届けてくれたお母さんから、頭をこづかれておりまして、
ああ、微笑ましいなあと思いながら更衣室に入ったダイサン。
が、微笑ましいのは、そこまで。
着替えを始めて、愕然。
……足袋、左右、間違えて持ってきた。
朝の準備をあわてたのがいけませんでした。
持ってきた足袋は、両方とも「右」でした。
あの高校生のこと、笑えない。おっちょこちょいダイサン。
「どうしよう、もうすぐ始まっちゃうし……」
仕方なく、無理矢理、左足に右足用の足袋をはいて1立目。
ううん、歩きにくい。
拇指の股に、足袋の切れ込みが食い込んで、い、いたい。
で、1立目 ○×××。外れはすべて1時方向高め。
むむ、いつもより高めに浮くぞ。
っつうか、いたい。股が、指の股がいたい。
「や、矢取おねがいしていいっすか?」
そばにいたお姉さんに矢取をお願いして、
道場を飛び出すダイサン。
車をすっ飛ばかして、足袋を取りに自宅へ。
道場と家が近くて良かった!
さて、2立目は、指の股も気分爽快。
×○○×。まずまずじゃない?
新人の部(弓道教室卒業生)の結果を見ると、
姫反支部の初段仲間の羽引さん(仮名)が大健闘。
2立終わって5中!すごいよ、羽引きさん。
「ダイサンに勝った~!」
おいおい、羽引きさん、もう孫がいる歳なんだから、
オレに勝ったぐらいで、そんなにはしゃがなくても……
しかも、まだ2立目終わったばっかだし。
うー、ここは3立目で3中以上出して、追い越さないと。
ほれ、こう言うのをあてっ気と言います。あてたくなっちゃう。
すると必ずどこかに力みが出て……
×○××。どっか~ん!
トータル12射中4中。
完敗。箸にも棒にも。
でも、これは実力どおりかな。普段も的中率3割前後だからねえ。
ちなみに、羽引きさんは全部で6中し、新人の部で優勝しました。
……………………
その後、行われた優勝者の射詰めは、
高校生と弦輪さん(仮名:おそらく50代男性)の一騎打ち!
冷静で老練な弦輪さんの射と、
ちょこまかした体配で、なんにも考えてなさげな高校生の射は
対照的で見ていて楽しかった。
最初はすぐに決着がつくかな(もちろん「弦輪さんに5000点」)と、
思っていましたが、なんと、高校生も粘ります。
粘って粘って、射詰めは6射にも及びました。
結局、最後は弦輪さんの弓手が少しふるえ始め、
わずかに枠を蹴りました。
このあたり、射技というよりは体力で負けた感じで、残念。
でも、あこがれますばい、弦輪さん。
心臓の鼓動と同じテンポで、ゆったりとした体配は全くの無駄がない。
あんな丁寧で正確な射ができるようになりたい。弟子入りしたい!
ちょこまか高校生も、さすが矢数をかけているだけあって、立派!
若いときは、若い射でいいじゃない。
今は元気よく、楽しく、たくさん引きましょうね。
さて、負け犬ダイサンは、
小さなトロフィーをもらって満面の笑顔の羽引さんを横目に、
そそくさと帰っていきましたとさ。
ちっくしょぉおおおお~!(小梅太夫?)
- 2006/10/01(日) 17:34:18|
- 弓道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3