トップ1で「バスターマシン3号」と称した
木星入り黒塗りカプセルが出てきたときも「毎日どんな珍味喰ってればこんなもん出そうと思いつけるんだ」と呆然としたわけですが、まさかそれを軽々と三段飛ばしで上回るものがコンボで出てこようとは。
(以下 激しくネタバレ)
(ぶっとびどころ1)
「さあ――ディスヌフ!
この星をぶつけて、終わりにしよう――!!」
ん? 星?
「
旧 太陽系第三惑星
現 本土決戦用 特別攻撃最終質量兵器 地球」
ちょwww(ぶっとびどころ2)
バキィン!
ダンドンダンドンダンドンダンドンダンドン♪(←BGM・発進!未完の最終兵器
「ダイ! バス! タァァーー!!!!」惑星サイズのノノ・リリ出たーーーー!!!wwwハチマキとか絶対邪魔だろそれ!!! 主に周りの人にとって!!!w
電車を止めるテリーマンを思わせるあまりにもダイナミックな構図いやあ、すごかった……バカもシリアスも。
第五話が4話までの後始末&最終話へ向けての前振りだった分、超盛りだくさんでお送りされてました、ハイ。ディスヌフの右目に刺さった角が真の操縦席への通路をふさいでいたとか、トップレスを失ったはずのラルクの言葉に答えてそれを開放するとか、ラルクが
おもむろにマッパトップ部隊の戦闘服に着替えるとか、かと思えばすぐに例の動作で胸破いてそこに縮退炉を「取り込む」とか、もう、いくら燃えても燃え足りぬ勢い。
ここ(最終話)へ来て、第一話冒頭のノノらしからぬ「やめろこのバカ犬!」の理由をさりげなく見せてくれたのが地味に好ポイント。いやあよかった、
偽天然じゃなくて。
それに、前回の「私はお姉さまなんかじゃない!!」が単なる怒りに任せた心にもない言葉ではなく、密かに伏線だったのも面白いところでした。今5話を見直せば、ラルクの心境が以前よりはっきり分かるんだろうなあ。
「神様を見たことは、多分ないと思う~」
の語りは、おそらくラストシーンでああやって使うためのものなんだろうなあ、と初めて第一話を見たときから予想はしてたんですが、実際に
オカエリナサ(イ)のテロップが出た瞬間、もう大感激。
確信犯的に「どこがトップ?」というスタートを切った(そして「どこがトップだ!」と言われた)作品が、見事に「トップ」として完結したんだなあ、と。
シリーズの折り返しである4話以降から、トップ1とのリンクを視覚的にはっきり見せる展開になっていった辺り、どっかで監督が言ってた「トップの世界観を広げる目的の作品」としては、かなり絶妙な「さじ加減」だったんじゃないでしょうか。これだけやってくれれば文句ないですよ。色々雑音の多かった(というか未だに多いわけですが)環境の中、最後まで走りきったスタッフの皆様にはご苦労様でしたと言いたいです。
ちなみに私の涙腺スマッシュヒットのポイントは「お姉さまなんかじゃなく、ラルクって呼んで欲しかったのにっ!!」のところで
カシオさんが涙ぐんでるカット。「俺は分かってたのに、何も出来なかった」というあの顔。この人はホントいい人だな……つωT けっこうダメな大人なんだけど、そこがまたいい。親しみやすくて。きっと10年後の世界でも、さほど頼られるでもなく嫌われるでもなく、お菓子系のダメ親父としてゆるーいポジションで愛されていると信じたいです。
……検閲官の部屋でノノが語った幸せな思い出も、本当に彼女がこの先「どこか」で手に入れる未来であればいいなあ。ヲワリ。
妄想・もしスパロボに出たら、ダイバスターは神聖ラーゼフォンポジションになるのだろうなあ。