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中国様の観測気球めっけ!

 日本は正しい歴史認識を持つべき、その発言、行動は正しい歴史認識を基礎にした日中友好に反する、過去の反省を実際の行動で示せ・・ありとあらゆる局面で『歴史認識』を持ち出し、何とか日本よりも一段高い場所に立ち続けたい中国様。 

 ところが、最近ではこの手の恫喝に辟易した日本側の反発が強く、思惑通りに動いてくれないため、対応に苦慮しているかにみえる。反日を続行するのかどうするのか、こんな意見が中国側から出たようです。まず、こちらをご覧ください。(Yomiuri Onlineから以下引用)

「歴史を基礎にするな」中国政府系元所長が対日転換論

 【北京=藤野彰】中国が歴史問題で対日圧力を強める中、政府系研究機関・中国社会科学院の元日本研究所長で国際問題専門家の何方氏が、「歴史問題を日中関係の基礎にしてはならない」との見解を、中国の専門誌「社会科学論壇」(3月上期号)に発表した

 何氏は歴史偏重の対日政策を批判し、事実上、歴史カードの放棄を主張。中国で「対日新思考」が封殺されて以降、対日政策の大胆な転換を訴える意見が公開されるのは極めて異例で、論議を呼びそうだ。

 何氏は外務省弁公庁副主任、国務院国際問題研究センター副総幹事も務めた元政府幹部。同誌に掲載した自らのインタビュー記事の中で持論を表明した。

 何氏は「歴史問題を国家関係の基礎とするのは非現実的で不適当。歴史に決着をつけようとすれば、どんな国家と隣国の関係も大国同士の関係もうまくいかない」と指摘した。

 さらに、「日中関係の基礎を歴史問題での共通認識に置いても、実現は難しいだろう。歴史の決着を最優先すれば、両国関係は絶え間ない悪循環に陥る。それはわが国の戦略的利益にかなうのか」と疑問を呈し、歴史カードを切り続けることは中国の国益を損なうとの見方を示した
(2006年3月28日3時8分 読売新聞)


 わあー!!中国様が歴史認識カードを放棄するの?良かった・・・なーんて飛びついてはいけませんね(笑)。確かに、この何氏が主張する通り、中国が歴史問題を関係の基礎にすることをやめれば、日本にとっては鬱陶しい事この上ない粘着ストーカー国家がひとつ減るわけで、悪い話ではない。

 が、現実的に考えてみれば、軍などの対日強硬派に引きずりまわされている胡錦濤政権が『完全なる』対日歴史認識カードの放棄が出来るのかという事。これは今の段階では想像もできません。

 さらに言えば、一時的にせよ放棄する、あるいはポーズをとった場合、もうひとつの反日粘着ストーカー国家よろしく『~をしれくれれば二度と歴史を蒸し返さない』なんて約束し、お人よしの日本を騙しまくって『はあ?そんな事言った覚えないけど。』とばかりにシラをきる可能性がある。

 まあ、後者は私の考えすぎかもしれませんが、万々が一、中国が歴史問題を基礎とする方針を放棄すると宣言した場合、心配なのは『さあ、これで日中間の懸案は無くなった。東アジア共同体構築に向かってGO!』と、旗を振る輩が続出し、引きずり込まれる事です。引くに引けないところまで引きずり込んだ上で、再度『歴史認識』を蒸し返すという手もありますから。

 東アジアという枠組みを考える時、日本には『とにかく中国様と一緒!』と考えてる人達、『歴史認識などの内政干渉は嫌だけれども、基本的に東アジアは一緒になろうよ』と考える人達、『特定アジアと一緒になるなんて真っ平御免』と考える人達など、大雑把ですが分類するとこんな感じになると思います。

 最初に挙げた『媚中派』と呼ぶべき人たちは少数だとおもいますが、その次は結構多いんじゃないか?と私は思ってます。私は最後の特定アジア真っ平御免派なんですが、もし歴史問題が無くなる、あるいは無くなったように見えた際、一気に『東アジア共同体構想』が現実味を帯びる可能性が高まる事を危惧します。

 日本と中国の関係は歴史問題を抜きにしても、相容れない『違い』がもの凄く大きいですし、過去の歴史をみても、中国を含めた『大陸』に深入りして良い事は無かった。東アジアで孤立するのはマズイと言う人がいるかもしれない。が、本当にマズイのは全世界でたったひとり孤立する事であって、東アジアで孤立する事はひとつのオプションだ。

 中国が歴史認識カードを放棄する時、彼らの思惑は単なる国と国との関係になる事ではなく、中国の悲願である『東アジア共同体構築(実際は中華冊封体制)』のために歴史認識カードを『戦略的』に放棄する・・これだと思います。

 歴史問題が無くなる事は喜ばしい事だとは思います。私が穿ちすぎているのかもしれない。ただ、日本にとって危険に過ぎる中国主導の『東アジア共同体構築』を阻止する為にも、『備えあれば憂いなし』という言葉の如く、警戒するに越したことはない。読者の皆様には、記憶に留め置いて頂きたく思います。いずれにせよ、今後の動きを注視しましょう。



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コメント

シナも考えあぐねているようですな。今まで、日本の政治家が、国家に対する定見や国家主権の概念を持ち合わせていなかったために、歴史問題さえふりかざせば、我意が通せたが、ここに来て通用しなくなったばかりか、逆に自分の首を絞めるカードにさえなっている。そこで、次期首相を媚中派の中から出そうと、民間友好団体や、シナの意向に忠実な勢力をシナに呼びつけて、ご託宣をたれようとしているが、これとてもうまくいくかどうかわからない。さらに、あろうことか米国にまで次期首相選出のロビー活動を仕掛けたが、あっさりリークされてしまい、彼らの常軌を逸した幼児性が暴露されてしまった。これでは胡錦祷のシナ国内での立場はまったくない。そこで、胡錦祷擁護のための世論作りとして出てきたのがこの論文だと考えています。主張していることは、普通の国なら言うまでもない、極く当然なことです。我々がすべきことは、この論の裏に隠された意図から目を離さずに見守って行くことが肝要ですな。なにせ相手はシナです。この21世紀の世界にあって、いまだに帝国主義という亡霊を信奉し、世界に認めさせる何物も持たず、だからこそ軍事力に頼って世界に自己を認めさせるしかない哀れな文化、思想の小国。彼等の意図は「日本を隷属させて、日本の富と技術を徹底的に収奪し、太平洋へ進出する足場としたい」ということだと見ています。でなければこんなに日本にこだわる態度が説明できません。我が国の馬鹿政治家共はどうみていることやら。

 中国共産党指導部の頭の中には、「どうすれば日本から金を引き出せるか」しかないと思いますので、警戒しすぎることは無いと思います。

押して駄目なら……というだけでしょう。

 元々、現政権の都合に基づいた歴史カードが今まで効いていた事が不思議な訳でして。方針転換して何とか日本をこちらの都合を聞くようにしようとするのは当然でしょう。元がアレですから信用は出来ない事は既に周知。それでも信用するのは、さっさと放逐するべきでしょう。
 元々、日本は北東アジアの中華世界と距離を置いていました。それで困った事は歴史的にない。というか下手に関わって深入りするとろくな目に遭っておりません。
 福沢翁が脱亜論を唱えた前提は驚くべき事に未だに変わっていない。というか、中韓が変化に対応できる構造を持っていない事がそもそもの問題です。
 中韓との関係で日本にとって一番良いのは政治的断絶、経済的交流のみの状態でしょう。
 どちらにしろ共産党は既に崩壊が始まっていますから崩壊過程での周辺被害抑制の為に干渉はしてもそれ以上の関わり合いは避けるべきです。半島は、ま、拉致と在日の特別措置廃止で全員送還後は交渉断絶で問題ないでしょう。というか関わりたくないというのが本音ですけど。

なんて事無い

中国を考えるから可笑しくなるんで、日本だけの事を考えて置けば良い、口で仲良くしましょう、で良いのじゃ無いでしょうか?
後はGIVE and TAKE 淡々、堂々と付き合いましょうよ。
モノを言う日本と成れば、中国の歴史認識なんて素人にでも論破されて仕舞う。

ん、どうアルカ?、過去のこと水に流してやってもよいアル → 流れ着いた先が底なし沼だったりして・・・

日本憎しで凝り固まった、ひたすらアフォのニダー君と違い、流石にシナー君はしたたかですな。儲けにならんと判断すりゃ、現実的対応を提言する。勿論ポーズでしょうがね。人間も動物に違いないからと食ってしまう、超実利主義者のシナー君らしいですよ。んな日本向けの揺さぶりにゃ騙されませんがね。
やじざむらいさんは真っ平御免派だそうですが、私は少し違う。“出来りゃ消えてくれよ派”です。朝日新聞のCMじゃないけど、「いなくなれ!」って感じですか。ホント特亜には心底ウンザリですが、こっちが関わり絶とうとしても、絶対チョッカイかけてきますからね。
んでも、中国側がさも協調する姿勢を見せりゃ、お人好しの日本人のこと、指摘してるようにシナー君の意に靡いちゃう人が、雪崩を打ったように出てくるんでしょうね。そしたら私みたいな根っからの特亜嫌いは、キワモノ扱いされちゃうかも知んない。そいで何年か後にゃ、日本国ちゅー国家が消滅し、中華人民共和国、倭族自治州なんて地方が出現すっかも。私の妄想が杞憂に終わりゃいいんですが・・・。
目先の利益や友好しか考えない、反日マスゴミや売国企業、そいから媚中政治家が蔓延ってる今の日本じゃ、中国の誘い水にコロッと騙され、大々的な“中国熱烈歓迎”キャンペーンをやっちゃう土壌が、充分ありますよね。そうならないためにも、やじざむらいさんとかのブログで、シナー君の怪しげな動きに警鐘を鳴らし続けること期待してますよ。
本人も相当な日本嫌いで知られる胡錦濤さん、今回の記事発表の意図はどこいらにあるか不明ですが、中共の崩壊が先か、日本が併合されちまうのが先か、予断を許しませんね。もし最悪の事態に陥り、後者の結果になったなら・・・。おおっ!、見える!、見えるぞっ!!。
全人代に、人民服を着た傭兵君や二階のトシ坊が雁首揃えてる姿がっ!!。

反日継続望む

怒る小市民 さん
>中華人民共和国、倭族自治州

自治認められと思うなんて甘くないですか?
言葉は日本語禁止。企業への就職は中華男優先を義務付け。
日本男は兵役にとり、インドの前線に。
女は中華男と結婚させ、100~200年かけて純日本人を根絶やしに・・・。

自治が認められるのはその後では?
チベットやトルキスタン見れば・・・。

まあそれくらい思っていないといけません。
反日やめるのは、日本人がもっと覚醒して朝日が廃刊になってからの方が望ましいと思われます。
まあとにかく、反日歓迎。
たとえ中共が崩壊して民主化できたとしても、半島を見ればわかるように、道徳観が合わない民族と日本人がうまくやれるわけ無いです。
中国に進出した企業は、損を拡大させないうちに(欧米が逃げ出す前に)大陸の影響強くないアジア各国へ展開するがいいでしょう。まあ、他の国もいろいろ問題というか、文化の違いがあるようですが、少なくても順法意識の強い民族国家にシフトですね。

何一つ不都合は無いと思われるので支那の雑音表明には一切返答せずに南アジアと東南アジアとの連携を淡々と進めてしまいましょう。特殊アジアはかまうからなつくのです。
特殊アジアは一切除外で南及び東南アジアと日本との経済・安全保障の連携を希望します。

仲良くできればそれに越したことはありませんが、特定アジアと仲良くしてもいいことは一切ありませんし、元の思考から違いますから、付き合うにしても、距離を保ち、警戒しながら付き合っていくことが一番いいのではないかと思います。

うむむ・・・訂正、中華人民共和国、東夷省

>岩手の田舎人さん
そうですね。日本人って種を根絶やしにすっかも知れませんね。何せチベットとかじゃ、凄まじい蛮行を平然とやっちゃう奴らですから。

・・・男は家畜にされ、シナー君の食料になるかもです。 ブルブルガクガク・・・

コメントありがとうございます

皆様こんばんは。

>bulldogさん

日本を隷属させて、日本の富と技術を徹底的に収奪し、太平洋へ進出する足場としたい」ということだと見ています。でなければこんなに日本にこだわる態度が説明できません-

ですね。歴史問題が無くなるにせよ、絶対に普通の一国対一国の関係から踏み込んではなりませんね。飲み込まれるわけにはいかない。

>百式さん

騙されてはなりませんね。

>暇人さん

日本にとって一番良いのは政治的断絶、経済的交流のみの状態でしょう。-

同感です。それ以上、踏み込むべきではありませんね。

>嫌!さん

口で仲良くしましょう、で良いのじゃ無いでしょうか?-

そうあるべきだと思います。

>怒る小市民さん

そしたら私みたいな根っからの特亜嫌いは、キワモノ扱いされちゃうかも知んない-

ありえない話ではないのがやっかいですね。そうならないようにしないと・・

>岩手の田舎人さん

本男は兵役にとり、インドの前線に。
女は中華男と結婚させ、100~200年かけて純日本人を根絶やしに・・・。-

併合しようとなれば、そうなるでしょうね。アカラサマに日本民族を根絶やしにしろ!なんて息巻いてますし。で、実際にやってますもんね。ああおぞましい・・

>日本大好きさん

那の雑音表明には一切返答せずに南アジアと東南アジアとの連携を淡々と進めてしまいましょう-

麻生さんがずっと外相でいてくれれば、何の心配もないんですけどね(笑)。

>勉強中の整体師さん

出来うる限り、関わりを持たない・・これが一番の方法なんでしょうね。どうにも親近感を抱いてのめり込む人が多いので心配なんです。

歴史問題が外交カードだってことは認識してるんですな。自分でも。

>『~をしてくれれば二度と歴史を蒸し返さない』なんて約束し、
>お人よしの日本を騙しまくって『はあ?そんな事言った覚えないけど。』
>とばかりにシラをきる可能性がある。

10何年前、中国の遺棄化学兵器の処理が懸案にあがったとき、中国は
「これが中日間に横たわった最後の問題だ」といった。
そして、お花畑の村山を始め売国奴議員が、日本側が費用負担をするとの約束をした。一部には「そんな約束したら将来にわたって、いくら搾り取られるかわかったものではない」という批判はあった。
しかし、そんなものはかき消されてしまった。
当時、さして関心がなかった私であるが、「日中間の最後の問題」が片づいて、これから日中友好になるなら、多少の費用負担はいいではないか、と思った。
そしていま、答えが出た。
中国は心底からの大嘘つきである。
反日教育は止むことなく、日中間の問題はバンバン増えとるやないか!

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中国も必死でスか?

ホントかなー?そうなるのかなー?っていうような記事が読売新聞に出てたりして。中国様の政府系研究機関の元日本研究所長さんが、歴史問題を日中関係の基礎にしてはならない、とゆー見解を「社会科学論壇」という専門誌に発表したとか。なんかついぞ聞かない話でスねー。ま

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