やじざむらい的日々雑感

　緊急事態宣言下において人との接触を極力減らすべく全国民をあげて努力がされている中、3密に該当するとみられる賭けマージャンに興じていたとして文春にすっぱ抜かれた東京地検の黒川検事長。驚いたことに相手は産経、朝日新聞の記者や元記者であり、黒川氏の退出時にハイヤーが提供されていたことから、マスコミによる検察幹部への接待だったのではという疑惑が。

　手前の事は棚に上げまくって人様を批判する・・日本のマスコミはこういった態度のところが殆どですが、今回も例に漏れず黒川検事長や法務省、そして安倍政権への批判が噴出。癒着していると囁かれる検察やマスコミ自身への批判はあまり見かけず、連日、的外れな批判・非難の類がマスコミから、あるいはマスコミの下請けをやっている一部野党によって繰り広げられています。

　賭けマージャンをやっていたことがそんなに問題なのか。私自身はマージャンそのものをやりませんので、賭けマージャンの経験はありませんが、周りでやる人間に聞いてみれば、多少の金品をかけてやるのは珍しくなく、これは家族・友人らと興じるトランプや花札とそう変わらない。厳密にいえば違法だが、そう目くじらを立てることでもあるまい、という程度のものかと。

　しかし追及モードに入ったマスコミや一部野党はもう止まりません。まるで重大事件でも起こしたかの如く黒川氏の行動を責め、任命した者の責任がどうの、処分が軽すぎるだの、いずれ自分たちに返ってくる特大ブーメランになることはお構いなしで、今日も元気に難癖つけに精を出す彼らには、ため息しか出ていきません。

　賭けマージャンがダメだというなら、賭けマージャンで勝つと「次の選挙資金だなと言われた」(excite)などと言っていた菅直人元首相はどうなんだ？黒川氏の処分が訓告で軽すぎて懲戒免職にしろ退職金返せなどと言ってますが、それなら菅直人は議員辞職じゃないのか(しかもこの人、白々しく黒川氏を批判している)。

　菅直人氏だけじゃない。今、賭けマージャンを批判している人達の中で、過去に賭けマージャンをやったことがある人、相当数いるでしょう。ダメだというなら、今回バレた朝日・産経の記者を同じように批判しないのはおかしいし、自分たちのことを棚に上げて恥ずかしくないのか？本当に少しで良いから恥という言葉を知ってほしい。

　このような人達なので高望みなのかもしれないが、本当の問題を追及しようというものはいないのか。ある検察幹部と政権中枢の癒着！なんてやっているけれども、そうじゃない。共に民主的な手続きを経ずに権力を持っている者同士が、結託して民主主義によって選ばれた政府に圧力をかけ攻撃し人事をほしいままにと画策していることだ。こんなことは絶対に許されない。


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