C-1
りゅう弾砲、ジープの空中投下、患者36人の空輸が可能です
C-1輸送機は国産開発機で、その特色はローディング(積み込み)システムに配慮していることです。尾翼の下の後部扉が開いて、カーゴを積み込みパレットに載せれば、りゅう弾砲でもジープでも、短時間、能率的に搭載して空中投下が可能です。床に金属ロッドを立てれば担架も取り付けることができ、36人の患者の空輸ができます。通常人員なら60人、完全武装した空挺隊員なら45人収容できます。性能的には、短距離離着陸性の向上と、高空での高速性が図られています。
分類 | 中型輸送機 |
乗員 | 5人 |
全幅 | 30.6m |
全長 | 29.0m |
全高 | 9.99m |
エンジン | 2基 |
名称 | JT8D-9 |
推力 | 6,600kg/1基 |
型式 | 軸流式ターボファン・エンジン |
全備重量 | 約39t |
性能 | |
最大速度 | マッハ0.76(約800km/h) |
巡行速度 | マッハ0.65(約650km/h) |
実用上限限度 | 約11,600m |
最短着陸滑走距離 | 約460m |
最短離陸滑走距離 | 約600m |
航続距離 | ペイロード6.5tの場合約1,180nm、ペイロード8tの場合約810nm |
【C-1】(しーいち)
- グラマンC-1"Trader(トレーダー)"
アメリカ海軍が運用していた艦上輸送機。旧呼称TF-1。
主に、CODを行う艦上輸送機として運用された。
当時、海軍はA-1「スカイレーダー」ベースの艦上輸送機型であるAD-5RをCOD任務に使用していたが、搭載容量が900kgと少なく、運用に苦労していたため、艦載機としては大型で、転用も容易であったS-2「トラッカー」対潜哨戒機をベースに開発された。
機体は輸送用に胴体を再設計した以外はほぼS2F-2と同様である。
専用のカーゴドアを装備していないため大型貨物の搭載には難があるものの、約1.6tの貨物搭載能力を持つほか、座席を設置し9名の人員を輸送することもできる。
最終的にC-1 87機、EC-1A 4機が製造され、ベトナム戦争で洋上に展開する空母への補給に活躍した。
後継機であるC-2「グレイハウンド」艦上輸送機の生産開始後も、空母での運用は1980年代後半まで続けられ、1988年9月に全機が退役した。
【スペックデータ】
乗員 2名+兵員9名 全長 13.8m 全高 5.1m 全幅 22.1m 主翼面積 46.3㎡ 空虚重量 9,359kg 最大離陸重量 12,063kg エンジン ライトR-1820-82WA空冷星形9気筒(推力1,137kW)×2基 速度
(最大/巡航)197kt/141kt 海面上昇率 341m/min 実用上昇限度 4,815m 航続距離 870nm
【バリエーション】
- 川崎C-1
川崎重工など国内航空産業メーカーが合同製作した国産の中型輸送機。
高翼式の主翼とT字形尾翼が特徴であり、アメリカ軍の兵士からは「ミニギャラクシー」とも呼ばれていた。
沖縄返還前に計画・設計された機体なので、政治的な判断から航続距離が異様に短く設定された(道北~奄美群島までとされていた)のが欠点ではあるが、4重フラップを活用した短距離離着陸性能や高機動飛行が可能な飛行性能は、他の輸送機には真似のできない本機だけの特徴である。
そのため、1970~1980年代に旧科学技術庁の航空宇宙技術研究所(NAL)が開発したSTOL実験機「飛鳥」の製作母体に選ばれた他、アメリカ軍からも「特殊作戦用輸送機」としての導入が打診された、という話も残っている。
初飛行から30年近く経って老朽化・陳腐化したため、現在「中期防衛力整備計画」を基にした後継機「C-2」の開発が進められている。
(ちなみに同機の設計は、海上自衛隊向けの新型哨戒機「P-1」との共通化が図られている)
関連:空挺降下
【スペックデータ】
乗員 5名・兵員60名/空挺隊員45名の輸送が可能。 全長 29.0m 全高 9.9m 全幅 30.6m 主翼面積 120.5㎡ 空虚重量 24,000kg 最大離陸重量 45,000kg 最大ペイロード 8,000kg エンジン P&W JT8D-9ターボファン(推力64.2kN)×2基 速度
(最大/巡航)マッハ0.76/マッハ0.65 海面上昇率 1,067m/min 実用上昇限度 11,600m 航続距離 700nm(ペイロード最大時)/1,188nm(ペイロード6,500kg時) 製造 川崎重工
【バリエーション(カッコ内は生産機数)】
- XC-1(2機):
試作・飛行実験機。
後に試作1号機(#001)はC-1FTBに、試作2号機(#002)は量産型に改造された。
- C-1(29機):
量産型。
- C-1FTB(1機):
試作1号機(#001)を改造したテストベット機。機首に装着された長い計測プローブが特徴。
飛行開発実験団(岐阜基地)に配備され、T-4や飛鳥、XP-1のエンジンのほか、ミサイルや機体装備品の試験に使用されている。
- EC-1(1機):
量産型(78-1021号機)にECM装置を搭載した電子戦訓練機型。
機首のアンテナフェアリングが特徴。
航空総隊司令部飛行隊(入間基地)に配備されている。
- 飛鳥:
C-1をベースにしたSTOL実験機。詳しくは項を参照。
Photo:MASDF
- XC-1(2機):
トキシンC1
分子式: | C10H17N7O11S2 |
その他の名称: | プロトゴンヤウトキシンI、11-エピゴンヤウトキシンVIII、トキシンC1、PX1、11-Epi-GTX8、11-Epigonyautoxin VIII、Toxin C1、Protogonyautoxin I、トキシンPX1、(3aS,10aS)-3aα,4,9,10-Tetrahydro-2,6-diamino-4α-[[(sulfoaminocarbonyl)oxy]methyl]-1H,8H-pyrrolo[1,2-c]purine-9β,10,10-triol 9-sulfate、(3aS,10aS)-2,6-Diimino-4α-[[(N-sulfocarbamoyl)oxy]methyl]octahydro-1H,10H-pyrrolo[1,2-c]purine-9β,10,10-triol 9-sulfate、プロトゴニオトキシンI、(3aS,10aS)-2,6-Diamino-4α-[[(sulfoaminocarbonyl)oxy]methyl]-9β-(sulfooxy)-3aα,4,8,9-tetrahydro-1H,10H-pyrrolo[1,2-c]purine-10,10-diol、(3aS,10aS)-2,6-Diamino-4α-[[(sulfoaminocarbonyl)oxy]methyl]-3aα,4,8,9-tetrahydro-1H,10H-pyrrolo[1,2-c]purine-9β,10,10-triol 9-sulfate、C1、(3aS,10aS)-2,6(3H,5H)-Diimino-4α-(sulfocarbamoyloxymethyl)-9β-(sulfooxy)-3aα,4,8,9-tetrahydro-1H,10H-pyrrolo[1,2-c]purine-10,10-diol、(3aS,10aS)-2,6-Diamino-4α-[[(sulfocarbamoyl)oxy]methyl]-3aα,4,8,9-tetrahydro-1H,10H-pyrrolo[1,2-c]purine-9β,10,10-triol 9-sulfate、(3aS,10aS)-2,6(3H,5H)-Diimino-4α-(sulfocarbamoyloxymethyl)-3aα,4,8,9-tetrahydro-1H,10H-pyrrolo[1,2-c]purine-9β,10,10-triol 9-sulfate、N-スルホカルバモイルゴニオトキシン2、N-Sulfocarbamoylgonyautoxin 2、Toxin PX1 |
体系名: | (3aS,10aS)-3aα,4,9,10-テトラヒドロ-2,6-ジアミノ-4α-[[(スルホアミノカルボニル)オキシ]メチル]-1H,8H-ピロロ[1,2-c]プリン-9β,10,10-トリオール9-スルファート、(3aS,10aS)-2,6-ジイミノ-4α-[[(N-スルホカルバモイル)オキシ]メチル]オクタヒドロ-1H,10H-ピロロ[1,2-c]プリン-9β,10,10-トリオール9-スルファート、(3aS,10aS)-2,6-ジアミノ-4α-[[(スルホアミノカルボニル)オキシ]メチル]-9β-(スルホオキシ)-3aα,4,8,9-テトラヒドロ-1H,10H-ピロロ[1,2-c]プリン-10,10-ジオール、(3aS,10aS)-2,6-ジアミノ-4α-[[(スルホアミノカルボニル)オキシ]メチル]-3aα,4,8,9-テトラヒドロ-1H,10H-ピロロ[1,2-c]プリン-9β,10,10-トリオール9-スルファート、(3aS,10aS)-2,6(3H,5H)-ジイミノ-4α-(スルホカルバモイルオキシメチル)-9β-(スルホオキシ)-3aα,4,8,9-テトラヒドロ-1H,10H-ピロロ[1,2-c]プリン-10,10-ジオール、(3aS,10aS)-2,6-ジアミノ-4α-[[(スルホカルバモイル)オキシ]メチル]-3aα,4,8,9-テトラヒドロ-1H,10H-ピロロ[1,2-c]プリン-9β,10,10-トリオール9-スルファート、(3aS,10aS)-2,6(3H,5H)-ジイミノ-4α-(スルホカルバモイルオキシメチル)-3aα,4,8,9-テトラヒドロ-1H,10H-ピロロ[1,2-c]プリン-9β,10,10-トリオール9-スルファート |
補体第1成分
英訳・(英)同義/類義語:C1, first component of complement
免疫反応に関与する補体系を構成するタンパクで、最初に抗原と結合した抗体を認識し、補体系の活性化を引き起こす。
酵素タンパク質モチーフなど: | 血管収縮因子 表面抗原 補体 補体第1成分 補体系 複合タンパク質 複製開始点認識タンパク質複合体 |
C1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 15:50 UTC 版)
C1
C1
- ファミコンテレビC1
- コミックマーケット1
- 首都高速都心環状線(Circle 1)
- 名古屋高速都心環状線(Circle 1)
- 車種
- 炭素数が1の化合物。メタンなど。詳細は「C1化学」を参照
- 鉄道車両形式
- 国鉄3900形蒸気機関車の鉄道作業局時代の形式
- 国鉄7000形蒸気機関車の北海道官設鉄道時代の形式
- 国鉄7700形蒸気機関車の北海道鉄道(初代)時代の形式
- 国鉄1370形蒸気機関車の小倉鉄道時代の形式
- 東武鉄道の蒸気機関車の形式。初代と2代目あり。いずれも鉄道作業局A8系
- 環椎 - 第一頸椎
- ベーシックチャレンジプログラム - スクエアダンスのプログラム
- 視聴率用語で、4歳 - 12歳の男女。
- 初期段階の虫歯
- C1 - 将棋の棋戦である順位戦の下から2番目の階級(C級1組)の略称、定員は無く在籍人数は流動的である。一階級上はB級2組、下はC級2組。
- C1 GRAND PRIX - 介護の技術を競う大会
- クラス C1(連続微分可能)の関数
- ルート系 C1
- C1 体
- 補体第1成分 (complement component 1) - 補体系におけるC1
C-1
- 輸送機
- ダグラス C-1 - アメリカ陸軍航空部の輸送機
- C-1 トレーダー (航空機) - アメリカ海軍の輸送機
- C-1 (輸送機) - 航空自衛隊の輸送機
- USS C-1 - アメリカ海軍の潜水艦
- USSニューアーク C-1 - アメリカ海軍の防護巡洋艦
- C-1 アリエテ - イタリアの第三世代主力戦車
- C-1 - コント日本一決定戦
- 医療オリンピックC-1 - 柔道整復師・はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の技術日本一決定戦
- C-1グルメバトル - 沖縄県北谷町のB級グルメのナンバーワン決定戦
関連項目
C-1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/07 05:21 UTC 版)
「HWK 109-509」の記事における「C-1」の解説
A-2の改良型を基にしている。主燃焼室は400kp(3.9kN)~2000kp(19.6kN)、補助燃焼室は400kp(3.9kN)である。Me263(Ju248)の離陸時の補助ロケットとして使用された。
※この「C-1」の解説は、「HWK 109-509」の解説の一部です。
「C-1」を含む「HWK 109-509」の記事については、「HWK 109-509」の概要を参照ください。
「C1」の例文・使い方・用例・文例
「C-1」に関係したコラム
-
FXやCFDの三角形移動平均とは、移動平均の移動平均のことです。つまり、移動平均値を算出して、さらにその数値の移動平均値を算出します。なお、移動平均には単純移動平均を用います。三角形移動平均は、三角移...
-
FX(外国為替証拠金取引)のトレンド(trend)とは、為替レートがしばらくの間、ある決まった方向へ推移している状態のことです。トレンドの種類には、上昇トレンド、下降トレンド、レンジの3つの種類があり...
-
FX(外国為替証拠金取引)のボリンジャーバンド(略称、ボリバン)とは、現在の為替レートが高値圏にあるか安値圏にあるかを判断するためのテクニカル指標です。また、ボリンジャーバンドはトレンドの転換点を見つ...
-
MT4(Meta Trader 4)でFXやCFDなどのチャートを表示して、1日ごとの相場の動きを一目でわかるようにするインディケーターを紹介します。インディケーターは「Coloured_Days_o...
-
株式やFX、CFDのエリオット波動とは、R・N・エリオットの考案したテクニカル理論のことで、1つの相場の動きを表したものです。下の図は相場の周期をエリオット波動により色分けして分類したものです。エリオ...
-
FXやCFDで相場のトレンドが継続するかどうかを調べるにはいくつかの方法があります。ここでは、テクニカル指標のボリンジャーバンドとボラティリティを使って相場のトレンドが継続するかどうかを調べてみます。
- C-1のページへのリンク