解像度とは? わかりやすく解説

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解像度

解像度(かいぞうど)とは、画像映像鮮明さを示す指標である。具体的には、一定の面積内にどれだけの情報量ピクセル数)を持つかを表す。解像度が高いほど、詳細な情報表現でき、画像映像鮮明になる一方、解像度が低いと、画像映像細部ぼやけたり、ジャギー階段状のギザギザ)が発生することがある。 解像度は、デジタルカメラスキャナプリンタディスプレイなど、画像映像扱う機器ソフトウェア重要な性能指標となる。また、解像度は単位面積あたりのピクセル数表され一般的にはdpidots per inch)」や「ppipixels per inch)」という単位表される

解像度

読み方:かいぞうど

「解像度」とは、どのくらい細部まで表示されているかを示す度合いのことで特にディスプレイデジタル画像といったビットマップ画像における画素密度のことを意味する表現簡単に言えば表示細かさ」の度合いのこと。どのくらい細部まで描き出されているか。解像度合い。「dpi」や「ppi」を単位として数値示されることが多い。

解像度は一般的に「高い・低い」と表現される。「解像度を上げる」といった言い方もされる

「解像度が高い」は、dpi 等の数値大きいことを指し、より細部まで密に描写されることを意味する基本的には解像度が高ければ高いほどクッキリとして鮮やかで美しくなる

ディスプレイの解像度の概要

電子機器表示装置ディスプレイ)の画面は、超微細なドット画素)が整然と敷き詰められており、各ドットそれぞれ発色することによって、画像描画する方式ドットマトリクス方式)が用いられている。ディスプレイ画面の解像度は、画面内にいくつドット敷き詰められているかを〈横×縦〉のドット数で数値として示される

フルHD、4K

横縦1920×1080ドットの解像度は通称フルHD」と呼ばれる。約4000×2000ドットの解像度を「4K2K」または単に「4K」と呼ばれている。

ディスプレイの解像度はディスプレイの大きさとは異なる

ディスプレイの解像度は、ディスプレイ大きさインチ数)とは別個の指標である。ディスプレイサイズが同じでも、解像度が高ければ精細美し画像表示できることになる。

ディスプレイ大きさ念頭においた解像度の高さは「画素密度」として表現されppipixel per inch)という単位表現される

デジタル画像の解像度の概要

デジタル印刷分野では、印刷物ドット集合として出力されるドットが細かければ細かいほど印刷精細美しく表現される。この点は電子機器ディスプレイと同様である。

印刷細かさも「解像度」として示され単位には dpidot per inch)が用いられる

かいぞう‐ど〔カイザウ‐〕【解像度】

読み方:かいぞうど

テレビ・コンピューターのディスプレー表示や、プリンター印刷において、表示できる画像鮮明度。走査線密度画面構成する画素ドット)数を、縦横の積(1024×768など)で表す。プリンタースキャナーでは、1インチあたりのドット数(dpi)がよく用いられるレゾリューション

カメラ望遠鏡などの光学系において、近接した2線、または2点分離する能力度合いレゾリューション。→分解能


解像度 【resolution】

専用解像度チャートにより、テレビ画面縦方向横方向のくさび縞が何本まで分解描写出来るかという表示で、垂直解像度水平解像度で表す。

定義上は、テレビ画面縦方向に何本の横線描写できるかが垂直解像度縦方向と同じサイズテレビ画面横方向に何本の垂直線描写出来るかが水平解像度であり、白黒で2本(2TV本)と数えるので注意が必要である。

【参】レゾリューション

解像度


解像度

読み方かいぞうど
別名:レゾリューション画面解像度表示解像度
【英】resolution

解像度とは、デジタル画像細かさを表す度合いのことである。

解像度はデジタル画像構成する個々単位点(ドットピクセル)の細かさ数値化することによって表現される個々単位点が小さいほど、あるいはより多く単位点によって構成されているほど、滑らかな文字画像表示することが可能である。細かくて精密な画像表示できる様子を、一般的には「解像度が高い」などと形容する

これに対してドットピクセル大きかった総量少なかったりすると、個々の点が点として独立認識されてしまい、画像全体粗く見える。

解像度を表す単位には、一般にドット」が用いられるディスプレイ場合は、多く場合1024×768ドット」のようにヨコ・タテ並んでいる数で表すされる(ディスプレイおおむね4:3比率設計されている)。他方プリンタスキャナでは単位面積あたりに含まれる総数として表され、このとき、dpidots per inch)と呼ばれる単位用いられるちなみに写真印刷関係の業界ではドット相当するものを「ピクセル」と呼んでおり、プリンタスキャナデジカメといった機器について解像度を表現する場合には、「ピクセル」が用いられることが多い。


参照リンク
YOUART GROUP - 解像度と線数について

解像度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 22:48 UTC 版)

解像度(かいぞうど、: resolution)とは、ビットマップ画像における画素密度を示す数値である。

すなわち、画像を表現する格子の細かさを解像度と呼び、一般に1インチをいくつに分けるかによって数字で表す。

resolution分解能の意味も持つ。

単位

単位は一般にドット・パー・インチ (dots per inch, dpi) である。類似の概念にピクセル・パー・インチ (pixels per inch, ppi)、ライン・パー・インチ (lines per inch, lpi) があり、dpiは走査線によるスキャナ等の性能表記で、ppiとlpiは微細な線の集合により面として印刷や表示をする物において主に使用される。それぞれの単位については各項目を参照。これらの値を直接に比較することはできない。これらの単位の他に、一般に目にすることはないがピクセル・パー・メートル (pixels per meter, ppm) という単位が存在する。こちらは、BMP[1]PNGといった画像形式の内部で使用される。大半の画像表示アプリケーションではppm単位をppi単位に変換して表示することがほとんどであるため、エンドユーザーが目にすることは稀である。

解像度の違い

本来の解像度(物理的解像度)

本来の解像度とは観測対象がどこまで詳しく測定(描写)されているか、別の言い方をすれば、異なる対象がどこまで分離されているかを意味する。dpiは明確に定義された物理量であるドットの密度を表す単位であり、画面の大きさによる相対的な密度としての意味を持つ解像度という用語の使用は本来の使用方法ではない。上図「解像度の違い」を例に、その問題点を明らかにしておく。

この図「解像度の違い」は一見して明らかに、右端の図が最も物理的解像度が高い。しかしながら、我々は画面上で同一dpiでの表示を観ており、画面の大きさによる(相対的)画素数 (pixel dimensions[2] / number of pixels[3]) は(物理的)解像度とは意味が異なる。この図を、アナログ銀塩写真(右側ほどピントが合っている)をイメージスキャナの同一dpiで取り込んだビットマップ画像と考えてもよい。右端以外の画像をどんなに高dpiでモニタ表示印刷しても右端以上の(物理的)高解像度にはならない。

このような紛らわしさは物理的な解像度と画像の大きさに関与する相対的解像度について、「解像度」が使用されていることによる。しかしながら、物理的解像度は dpi、画像の大きさに関与する相対的解像度については画素数と画面の物理的大きさを示す単位(インチ)の組み合わせが用いられている。

長さと画素数の関係

長さと画素数の関係は下記の式で表すことができる。

長さ = 画素数 ÷ 解像度

この関係は解像度が異なる機器で同じ大きさの図形を描画するために必要となる。

メディアの解像度

ディスプレイ(Display resolution)

かつてのコンピュータディスプレイは、インパクトプリンターからCRT(ブラウン管)を用いる表示に移行し、CRTの技術的な制約から、画面の中央部は画面の左右端に比べ、解像度が低かった。このように一様ではない表示解像度が主流の時代には、文字列表示(キャラクターディスプレイ)が中心であったので、物理的な解像度の差は問題とされなかった。また、一様性の求められるグラフィックディスプレイには、ベクタースキャン型の特殊な装置を用いていた。その後、グラフィカルユーザインタフェース (GUI) に用いるため、縦横が正方形となるドット表示性能がCRTに求められた。消費者向けディスプレイでは、MacintoshがGUIを先導し、80 - 100 dpi程度の性能をもつCRTに余裕をもった設定で、「1ポイント=1ドット」の割り当てをおこない、72 dpiの正方形ドットを表現することとした。現在[いつ?]でもディスプレイ表示は、正方形表示を基本に作られることが多い。しかし、CRTの最終期には性能が上がり、コンピュータディスプレイは100 - 150 dpiの解像度を持つようになった。コンピュータの場合、基準となるdpi値はオペレーティングシステム (OS) にも左右される。Microsoft Windowsは、96 dpiの性能を前提とした設定となった。近年[いつ?]は、液晶ディスプレイが主流となったため、画面上均一の解像度を得ることが可能となったこと、また4Kディスプレイやスマートフォンあるいはタブレットにおけるモバイルディスプレイのような高精細(高密度)ディスプレイが普及しつつあることから、あらためて解像度の高さが着目されている。

物理単位と論理単位

グラフィックスハードウェア(GPU)が最終的なディスプレイ表示の際に扱うのは当然物理的なピクセル単位 (pixels, px) の値であり、WindowsのGDIのような古典的な2DグラフィックスAPIでは、この物理ピクセル単位の値を指定して図形を描画する。OpenGLDirect3Dのようなハードウェアに近い3DグラフィックスAPIも、デバイス座標系における最終的なラスタライズ工程では同様にデバイス依存の物理的なピクセル単位を使用する。しかし、近代的な2DグラフィックスAPIでは、ディスプレイの解像度(画面密度)の多様化に伴い、ハードウェアに依存しない論理的なピクセル単位 (device-independent pixels/density-independent pixels, dp/dip) が採用されるようになってきた[4][5]macOSiOSといったApple製のOSでは、標準2DグラフィックスAPIであるQuartz 2D/Core Graphicsにてピクセル単位(物理単位)ではなく浮動小数点数のポイント単位(論理単位)を採用しており、内部的にピクセル単位に自動換算されて描画されるため、どのディスプレイでもGUIを物理的に同程度の大きさに描画することができる。ただし論理単位を使用すると、表示ディスプレイのdpiの違いにより、同じ大きさの文字が明瞭になったり荒くなったりするといったことも起きる。Androidでは160 dpiが基準値だが、実際の画面密度はデバイスによって多種多様である。下位レベルのAndroidグラフィックスAPIであるCanvasは物理ピクセル単位を使用するため、実際の画面密度に応じて換算してから渡す必要があるが、GUIの記述に使用する上位レベルのXMLレイアウトシステムでは論理ピクセル単位を使用することもできる。Windowsでは、.NET Framework 3.0で導入されたWPFWindows 7で導入されたDirect2DWindows 8で導入されたWinRT/WinUIにおいて、論理ピクセル単位が標準採用されている。

印刷物(Image resolution)

印刷物の解像度は印刷方式などにもよるが、一般的な家庭用では300 - 600 dpi程度、商業印刷物では600 - 2400 dpiの解像度を持つことが多い。ただし、プリンタでは解像度とはドットの中心のずれ量をあらわしているため、その解像度で印刷しても分離した個々のドットを見ることができるとは限らない。

解像度は、本来は画像を表示したり印字したりするデバイスの特性により定まるパラメータである。このため、画像データそのものに付加される解像度の情報は、「この解像度で表示してほしい」または「この解像度で表示すると原寸になる」などという補助情報でしかない。

通信と放送

多くの場合、横方向の解像度と縦方向の解像度は同じであるため、解像度は一つの数値で示されるが、印刷用の画像データや通信用の画像データなどでは横方向と縦方向で解像度が異なることがある。つまり、1個の画素の横幅と縦の長さが異なる状態で表示することにより意図した画像の形状になるのである。この時の横と縦の解像度の比率を「ピクセルアスペクト比pixel aspect ratio)」と呼ぶ。

放送分野で多く用いられているYUVフォーマットでは、各画素の色は輝度情報Yと色差情報Cr、Cbという3つのパラメータで示されるが、通信上のデータ量を減らすために色差情報は輝度情報の半分の解像度にするということがしばしば行なわれている。

色解像度

また、1点ごとに何種類の色を持つことができるかを色深度色解像度または色分解能と呼ぶ。色解像度は多くの場合、光の三原色である「赤・緑・青」のそれぞれの基本色の強さを何段階で表現できるかによって示される。また、この段階数の2の対数を用いてビット数として表現することが多い。例えば、色解像度の高いデータとして現在広く用いられている24ビットトゥルーカラーと呼ばれるビットマップ画像の場合、各色256段階の色解像度を持つ。これは各色8ビット、合計24ビットの色解像度であると表現される。

人間の目

人間の三原色のうち青に対する感度が弱いことが知られている。このため、赤・緑に較べて青の色分解能は低くても画質に与える影響が少ない。このことより、赤・緑に6ビットずつと青に4ビットの計16ビットで色を表現したり、赤・緑に3ビットずつと青に2ビットの計8ビットで色を表現するという事もしばしば行なわれる。これらの色表現は16ビットトゥルーカラー、8ビットトゥルーカラーと呼ばれる事がある。また、赤と青に5ビットずつ、緑に6ビットを割り当てたものや赤・緑・青に5ビットずつ割り当てたものはハイカラー (high color) と呼ばれる。

一般には、人間の目はおよそ1,000万色を見分ける能力があると言われている。色解像度が24ビットあると、224=16,777,216色を表現できることになり、これは人間の目の特性を超える。しかし、上記のように色によって人間の目の色分解能は異なり、赤は10ビット程度無いと足りないとする研究結果もある。このため、映画用の画像作成などの色再現性を重視する場合には、赤・緑・青それぞれに10ビットずつを割り当てた30ビットの色解像度をもつデータを用いることもある。

備考

解像度とは本来は上記の通り画素密度を示す値であるが、画像の画素数を示す用語としても使われることがある。これは、テレビの水平解像度の概念に由来するためである。画面解像度を参照。

脚注

出典

外部リンク


解像度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 05:36 UTC 版)

バーチャルコンソール」の記事における「解像度」の解説

Nintendo64のソフトは、オリジナルが240p描画であったものでも480p描画される

※この「解像度」の解説は、「バーチャルコンソール」の解説の一部です。
「解像度」を含む「バーチャルコンソール」の記事については、「バーチャルコンソール」の概要を参照ください。

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