葵上とは? わかりやすく解説

あおいのうえ〔あふひのうへ〕【葵の上】

読み方:あおいのうえ

[一]源氏物語女主人公一人光源氏最初の妻六条御息所(みやすどころ)の生き霊苦しめられ夕霧出産後急死

[二]謡曲四番目物源氏物語よる。世阿弥古作書き改めたもの。

[三]箏曲山田流山田検校作曲。「四つ物」とよばれる歌曲一つ

[四](葵上)三島由紀夫の戯曲[二]モチーフとする1幕の近代劇女性嫉妬主題昭和29年(1954)「新潮」誌に発表昭和30年(1955)、文学座初演。「近代能楽集」の作品一つ


葵上

作者杉谷みどり

収載図書いまこそ平安の恋
出版社EH春潮社
刊行年月2004.8


葵上

作者森泰三

収載図書二つ狂気森泰三作品拾遺 小説小論文随筆
出版社語社
刊行年月2007.10


葵上


葵上


葵上

読み方:アオイノウエaoinoue

作者 三島由紀夫

初出 昭和29年

ジャンル 戯曲


葵上

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/06 05:43 UTC 版)


葵上』(あおいのうえ)は、『源氏物語』の「」巻に取材した能楽作品。世阿弥改作か。




「葵上」の続きの解説一覧

葵上

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:58 UTC 版)

近代能楽集」の記事における「葵上」の解説

「葵上」(あおいのうえ)は1954年昭和29年)、雑誌新潮1月号に掲載された。の死の結末は、能の『葵上』よりも、大元原典である『源氏物語』の第9帖「」に沿っている。三島主題について、ヒロインの〈嫉妬集中させてゐる〉とし、〈殊にラストの、生霊現身電話の声とが交錯するところは、スリラー劇的な興味をねらつてゐる〉と説明している。 私としては、「葵上」が一番気に入つてゐる。スリラーみたいな要素もあり、主題そんなに哲学的でなく、観客にも受け入れられやすいと思ふ。ただあくまで、六条御息所位取りが大切で、安つぽい嫉妬怨念劇であつてはならぬ俳優には、やりづらい芝居であらうと同情する。 — 三島由紀夫上演される私の作品――『葵上』と『只ほど高いものはない』」

※この「葵上」の解説は、「近代能楽集」の解説の一部です。
「葵上」を含む「近代能楽集」の記事については、「近代能楽集」の概要を参照ください。

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