葵の上とは? わかりやすく解説

あおいのうえ〔あふひのうへ〕【葵の上】

読み方:あおいのうえ

[一]源氏物語女主人公一人光源氏最初の妻六条御息所(みやすどころ)の生き霊苦しめられ夕霧出産後急死

[二]謡曲四番目物源氏物語よる。世阿弥古作書き改めたもの。

[三]箏曲山田流山田検校作曲。「四つ物」とよばれる歌曲一つ

[四]葵上三島由紀夫の戯曲[二]モチーフとする1幕の近代劇女性嫉妬主題昭和29年(1954)「新潮」誌に発表昭和30年(1955)、文学座初演。「近代能楽集」の作品一つ


葵の上

作者円地文子

収載図書南支の女
出版社ゆまに書房
刊行年月2002.5
シリーズ名戦時下〉の女性文学


葵の上

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/13 02:33 UTC 版)

葵の上(あおいのうえ)は紫式部物語源氏物語』に登場する架空の人物。光源氏の最初の正妻。源氏との間に一粒種(夕霧)をもうける。この名は後世の読者がつけた便宜上の名前で、彼女が主役級の扱いを受ける「」帖から取られている。




  1. ^ 稲賀敬二「作中人物解説 葵上」池田亀鑑編『源氏物語事典下巻』東京堂出版 1960年(昭和35年)(合本は1987年(昭和62年)3月15日刊)、p. 320。 ISBN 4-4901-0223-2
  2. ^ 「葵の上」『源氏物語事典』 林田孝和・竹内正彦・針本正行ほか編、大和書房、2002年(平成14年)、p. 31。 ISBN 4-4798-4060-5


「葵の上」の続きの解説一覧

葵の上

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:57 UTC 版)

源氏物語」の記事における「葵の上」の解説

左大臣の娘で、源氏最初正妻源氏より年上。母大宮桐壺帝姉妹であり、源氏とは従兄妹同士となる。夫婦仲長らくうまくいかなかったが、懐妊し夕霧生む六条御息所との車争いにより怨まれ、生霊によって取り殺される

※この「葵の上」の解説は、「源氏物語」の解説の一部です。
「葵の上」を含む「源氏物語」の記事については、「源氏物語」の概要を参照ください。

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