上腕とは? わかりやすく解説

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じょう‐わん〔ジヤウ‐〕【上腕】

読み方:じょうわん

腕の、肩とひじの間の部分上膊(じょうはく)。二の腕

上腕の画像

(上腕 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 06:00 UTC 版)

上腕

(うで、かいな)とは、人間のからまでの部分のこと。

人間の腕は医学的には、上肢(じょうし)と呼ばれる事が多い。腕はを境に、肩に近い方を上腕(じょうわん)、手の方を前腕(ぜんわん)という。

人間の腕の解剖学的構造

腕の骨

腕の筋肉

ヒトの筋肉(上腕深部)
ヒトの筋肉(上腕表面付近)
ヒトの筋肉(前腕)

腕の神経

  • 上腕
  • 前腕
  • 手指

腕を表す日本語

うで(腕)
現在は肩から手首を指す。だが、奈良時代頃は「手首あたり」を指した[1]。その頃は肘から下は「ただむき」と呼ばれていたが、いつしか「腕」がただむきより多く使われるようになり、前腕、すなわち肘から手首の事を指していた[2]
かいな(腕・肱)
上腕、すなわち肩から肘を表す古語。今でも相撲ではこの語を使う。ただし、肩から手首までを指す事もあった。
二の腕(にのうで)
上腕に同じ。古くは「一の腕」といっていたが、いつしか誤用されて二の腕というようになったとも言われる[2]。語源は上腕二頭筋から来ているとの説があるが、裏側の上腕三頭筋も含めて「二の腕」と表記することが多い。

生物学と腕

生物学的には「人間の腕は哺乳類の前肢にあたる」とも、反対に「哺乳類の前肢はヒトの腕にあたる」とも表現可能である。

動物の体の名称に「腕」を用いる例はごく少ない。以下のような例がある。

また、などの前肢の部位のを「ウデ肉」と呼称する。

腕を用いた慣用句・言葉

「腕」という言葉は、日本語においてはそのまま技術、力量といった言葉に置き換える事が出来る。

  • 腕に縒りを掛ける - 丹精込めて作ること。
  • 腕組みする - 思案している様子の比喩表現。
  • 腕を振るう - 力量、技術を存分に出すこと。
  • 腕試し - 力量、技術を試すこと。
  • 腕枕 - 眠る際に腕を曲げて自分の、広げて他の人のにすること。
  • 腕を磨く - 練習や訓練、実践を通じて技術を高めること。「腕が上がる」とはその結果のこと。反対語は「腕が鈍る」、上がるに対しては「腕が落ちる(下がる)」と表現する。
  • 腕が鳴る - 技術を試す機会に恵まれ、期待が高まること。

脚注

  1. ^ 日本国語大辞典第2版(小学館)」
  2. ^ a b 夏に気になる二の腕、昔は「一の腕」だった?

上腕

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 10:41 UTC 版)

名詞

 じょうわん

  1. 腕のうち、肩と肘との部分

発音(?)

じょ↗ーわん

関連語


「上腕」の例文・使い方・用例・文例

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