実際にやってみて、ポイントや注意点などメモ。
Kindle Comic Creatorを使った本の作成は
こちら(2012年12月13日現在の情報です。情報が古いので新しい記事の方も参照してください)
(2012年12月16日に内容を修正しました。)
・アップロード用mobiファイルの作り方データのアップロードはmobiファイルでやるのが一番いいと思います。
(なぜかヘルプの対応形式にmobiが書かれてないようなんですが
ちゃんとアップロードできますよ。)
やはり最初はいろいろ変換ソフトを試しましたが、細かい部分で問題が出たので、
ソースを直接いじってkindle previewerでmobiを作るやり方にしました。
漫画用mobiファイルはCLIPにある説明を参考にして作りました。
さっそくKindle用コミックを公開してみよう!http://www.clip-studio.com/clip_site/howto/library/series/view/sassoku_kindleソースファイルを直接いじるので、細かく調整できます。
ただhtmlの知識がないと難しいかも。
ここで配布されているサンプルファイルにはコメントが入っていてわかりやすいです。
・目次これに目次ファイル(.ncx)を追加して出版しました。
ncxファイルの目次はPaperWhiteだとこのように表示されます。
(kindleアプリの方はこの目次は付かないようです。つけてよ!)
目次はhtmlで作って本の頭に付けるという手もあるのですが、レイアウトが崩れまくるし、
うまくリンクしないとか、とにかく問題が多かったのであきらめました。(-_-;)
ソースファイルの基本的な構成はこちらのサイトを参考にしました。
Kindle用電子書籍ファイルの作り方 (mobiファイル)
http://d.hatena.ne.jp/tgg/20110922/1316620204とても勉強になります。
◯ポイント、注意点基本画像ファイルで構成。すべて画像(+html)でいいと思う。
・解像度kindle paperwhite 758x1024
kindle FireHD 1280x800
Nexus7 1280x800
(paperwhiteははっきりしないですがスクリーンショットを撮るとこの解像度です。)
最初は7インチタブレットの縦にあわせて900×1280で作ったのですが
あとで容量減らさなければならなくなって800x1125に縮小しました。(-_-;)
実際、横800で7インチタブレットにピッタリ合うようでした。
・ファイルサイズアップロードできるファイルの容量は50MBまで。ヘルプの「本のフォーマット」の項には画像は127KB以下と書いてあって最初はムリだろと思いましたが、
よくよく調べるとPDFのガイドラインに、
漫画は800KBまでと書かれています。Kindleパブリッシング・ガイドライン(PDF)http://kindlegen.s3.amazonaws.com/AmazonKindlePublishingGuidelines_JP.pdf リフロー可能なブック(フィクション・ノンフィクション):最大 127KB
固定レイアウトのブック(漫画以外):最大 256KB
漫画:最大 800KB実際アップした漫画は画像1枚200k~300kくらいだったので、これで間違いはないです。
さらには解像度は高めに設定した方がいいというような事が書かれていますが、
調子にのって容量を増やすと、後で痛い目を見るかもしれないので注意。
※データ量によって、価格設定の最小価格が変わります。・希望小売価格の設定(12月16日に確認したところ、価格が改定されて.com並になったようです。)
ここが一番の問題でした。(-_-;)
希望小売価格の要件https://kdp.amazon.co.jp/self-publishing/help?topicId=A301WJ6XCJ8KW0
(ロイヤリティ35%で)
最低小売価格
・3M以下 100円→99円
・3M~10M 250円→200円
・10M以上 500円→300円 (12月16日現在で改定された模様)
こんなの知らなかった。ずっと最低価格は100円だと思ってた。
全部完成させて、さあ出版だってところで、こんな罠が(-_-;)
結構解像度もjpg画質も余裕もたせてたので16Mくらいあった。
100円で売ろうと思ってたのに。
これじゃ500円以上でしか売れない。
しょうがないので解像度とjpg画質をギリギリまで下げて
なんとか9.87Mになった。なんとか250円で妥協。
自分が試した感じだと、最低価格が
100円で16ページくらいが限度。
200円で50~60ページくらいが限度。
という印象です。それ以上は300円
まあ画質下げれば増やせますがね。
・最終的な容量を確認するにはpreviewerで作られるmobiファイルは、実際のデータのだいたい倍の量になります。
そこらへんの理由はこちらのページが参考になります。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1211/15/news032.html価格設定のページまで行くと変換後のファイルサイズが表示されますが、
ここではちゃんと2分1の量(元のデータ量)で表示されます。
漫画は画像データがほとんどなので、画像データの量がほぼそのまま最終的なデータ量になると思っていいです。
今回販売した漫画の画像データはほぼ10Mですが最終的なファイルサイズは9.87Mになりました。
とまあ、気になった所とか書いてみました。
私の場合KDPに登録すると、半日ほどで販売開始されました。早かったです。
Kindle版
「魚介類ラブラブマンガNEO」