やっと決まりました、オリンピック・エンブレム

c106f802-s.jpg ごたごたしたけれど、やっとオリンピック・エンブレムが決定した。
今度は、多分、盗作疑惑や、選考過程の不透明さなどは問題にならず、関係者は安堵していることだろう。

外野では、お笑い芸人のキングコング西野さんが、「負けエンブレム展」というのをやっていて、自身のデザインも公開している(それが優勝作品)。
なかなかやるじゃないか、というのが正直な感想。

さて、公式エンブレムのほうだけれど、最終選考の4作が発表されたとき、1つだけ他とまったく違う印象のものがあって、それが採用決定されたわけだ。
no1emblem.jpg emblem1-crop.jpg

出来レースじゃないかなどと批判するネット書込みもあったようだけれど、1つだけあまりに異質なデザインだから、そういう疑惑をもたれたのかもしれない。


私は、これで良かったと思っている。というか、とにかく落ち着いて良かった。

emblem2-crop.jpg デザイン・センスなど持ち合わせていない身には、作者の講釈のほうが説得力があるのだけれど、作者がインタヴューに答えて、「同じ数で作る」というようなことをおっしゃっていたので、数えてみた。

オリンピック用もパラリンピック用も、一番細い矩形が18個、少し太めの矩形も18個、そして正方形に見えるのが9個である。
emblem3-crop.jpg
この人の他の作品や、外装のデザインをした建物などがテレビで紹介されていた。
グラフィックなものが持ち味のようだが、グラフィックなものは、似たものができやすいんじゃないかと思う。その中で、個性を出していくのは、素人が考えるより厳しいことなのかもしれない。

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