ツバメの子供たち2023

大きな声を出しているわけではないけれど、親鳥から餌をもらうために、数羽の雛たちが大きく口を開けている姿が賑やかである。
この光景は毎年のことだが、本ブログでは記事にしたりしたなかったり。
駅はツバメが巣をつくることには寛容で、乗客に糞がかかったりしないようにするためだろう、巣の下には板が設置されている。
ツバメは渡り鳥で、この時期日本で繁殖するが、越冬は台湾、フィリピン、マレー半島などだそうだ。
昨日はオオキンケイギクが外来種として駆除対象になっていることを書いたけれど、ツバメなどの渡り鳥はいってみれば外来種みたいのものだが、昔から日本と海外をいったりきたりするライフスタイルで、日本の自然環境の一部になっているから、駆除対象になったりしない。

日本野鳥の会をはじめ、あちこちが、ツバメから高病原性鳥インフルエンザが感染した例はないとして、そのような危険はないと周知につとめている。
「今まで例がない」は起きないということを意味するわけではないから、それで安心しきれるとまではいかないかもしれないが、変死体1羽でも注意する水鳥に比べ、ツバメだと5羽以上の集団変死体が出ないと注意しないらしい。
鳥インフルエンザが発生すると、感染した養鶏場全体で鶏が焼却処分される。海外ではそういう鶏を拾って食べたという例もあるようだ。たしかにもったいない。しかし火を通せばウィルス感染していても、その肉を食べて感染することはないだろう。もっともしっかり火を通すためには鶏をきちんとさばく必要があるだろうから、そのときが危ない。
知り合いが、癌腫瘍を食べたらどうかと言っていた。カチカチの腫瘍は食べにくそうだし、グズグズの腫瘍なら美味しくなさそうだ。もっともある種の動物の脂肪肝は高級食材である。肝臓がんは食べない?
この焼き鳥たちも地中の細菌などによって分解されて肥料として利用できるようになるのではと思うが、そういう利用はしていないのかな。