Wolfram Alpha

Wolfram1.jpgAndroidアプリ紹介の5回目は、"Wolfram Alpha"。
これは実際には、アプリではなくネットサービスで、PCからでもWolfram Alpha: Computationak Knowledge Engineにアクセスすれば利用できる。

今の私にとっては、全く実用的でないアプリなのだが、理系出身者としては手元に置いておきたい一品。
数式処理ソフトは昔から憧れていて、MS-DOSパソコンのときにもちゃちなものを入れてみたことがある。
"Maxima on Android"も入れてみた、やけに重たいアプリ。
いずれにせよ、こういうものを必要とするシテュエーションにないし、そもそも使いにくかった。

Wolfram2.jpgで、テレビでGalaxy noteのコマーシャルを見ると、手書きの数式で、数式処理をやってるではないか。

欲しい、と思った。

しかし、今も将来も、こんな機能を必要とすることはないので、このためにタブレットを買うのはさすがに気が引ける。昨日紹介した MyScript Calculator(手書き電卓)ぐらいが、日常実用にはちょうど良い。
いずれ、同じようなアプリがジェネリックなAndroidでもできるようになるだろうと考えて、フルセグテレビが映るSH-08Eにした次第。

それでもときどき気になるので、数式認識(数式マッチングというらしい)のアプリとかをチェックしていたら、そもそもGalaxy noteの数式処理はWolframのサービスを使っていることが分かった。数式マッチングはできないが、わりに簡単に数式が入力できるように思えたのでインストールしてみた。

今までテストした数式処理だと、方程式ならどの変数について解くか、微分するなら何で微分するかなど、結構、面倒なところがあったが、慣習的な文字使いで解釈してくれるので、煩わしさは随分減っている。また、ピンポイントの解答(方程式の解とか、微分の結果)だけでなく、グラフ表示その他、ユーザーが希望しそうなものをあわせて返してくれるので、使う側もいいかげんに入力できる気安さがある。

Wolfram3.jpg    Wolfram4.jpg


扱える数式だが、方程式や微積分、微分方程式など。定積分だと楕円積分(上左)もしてくれる。行列計算ももちろん可。
面白いのは、数列のはじめの何項か(多い方が良いのだろうが)を入れて最後に ,... とすると数列の続きを出してくれるし(フィボナッチ数列もそうと認識しているのだが、どうやってるのだろう)、
級数だと、1-1/2+1/3-1/4+1/5-1/6+... と入力すると、級数の無限和(この場合は条件収束!)も計算してくれる(上右)。

Wolframは数式処理だけでなく、何でも答える。たとえば、会社名を入れるとその会社概要が出てくる。(Wikipediaで特に不自由しないが)

あとは、日本語化と、このアプリの入力用の手書き数式マッチングアプリが出たら良いなぁ。

こういうソフトが子供の頃、あるいは学生時代にあったら、ずいぶんと違った生活をしたかもしれない。
だいたい、タブレットが学生の頃、あるいは就職してからでももっと若い頃からあったなら、随分楽に仕事ができただろうし、何よりそれがライフログになっただろうと思う。
今の若い人たちは本当に恵まれていると思う。


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