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TES5Edit -互換パッチ作成-
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Wrye Bash のマージ機能がまだほとんど機能していないので
Modによっては競合を回避する必要が出てきます。
今回は TES5Edit を使用して互換パッチの作成方法を紹介してみます。
TES5Edit
今回は UFO - Ultimate Follower Overhaul (以下 UFO) と
Skyrim Beautiful Followers - SBF (以下 SBF) の互換パッチを例に説明します。
※UFO v1.2i , SBF v1.52を使用。
まず簡単に今回の例の状況説明。
UFO はフォロワーのオーバーホール Mod。
プレイヤーに遣えるNPCを色々と拡張しているModです。
SBF は NPC の顔を変更する Mod。
上の UFO と同じ NPC を変更し合う為、並び順により下にある esp で情報が上書きされてしまいます。
UFO.esp → SBF.esp の順番に並べると UFO の変更が無くなります。顔は SBF。
SBF.esp → UFO.esp の順番に並べると SBF の変更が無くなります。顔は Vanilla。
これだと困るのでどちらも有効になるよう、互換パッチを作ろうというわけです。
早速 TES5Edit を起動。
ここでは TES5Edit で読み込む esm/esp を選択します。
すでに目的の情報が何が必要なのかわかってる場合はその mod だけを選択。
今回はこのまま OK を押して進めます。
読み込む Mod の量によりある程度時間が掛かります。
Finished の情報が出るまで放置。
読み込みが終わったので今回の目的、NPCの情報を探します。
SBF がほぼ目的の情報しかもっていないのでそこから探して…発見!
一番上にある、ムジョルさんを選択してみます。
最初から変更点が見えますね。
calc max level と書かれているので最大レベルの設定です。
UFO ではフォロワーの最大レベルを撤廃しプレイヤーのレベルに応じて強くなっていきます。
このままだと SBF (元は Vaniila の設定) の情報で上書きされ、40の制限が掛かることに!
(0 にすると上限を設定しないことになります。ちなみに min は最少レベル)
というわけで上書きします。
初回だけ上書きしようとすると警告がでますので少し時間を待ってから YES を選択してください。
こんな感じで顔の情報は残したまま UFO の差異がある箇所を直していきます。
どこがどの情報かというのはある程度経験則に。
私自身すべてを把握してるわけではないので割りとアバウトです。
アイテム欄の調整
(寝巻きの設定?)よく判んないけど UFO に合わせて情報を削除(Remove)!
で、たまにこんなことがあります。
これをコピーしようとすると…
これは SBF にこの情報を追加するには UFO.esp をマスター登録する必要があるので聞いてきてます。
コピーしようとしている情報は 54 から始まるため、UFO 独自の情報に。
その為マスターにしないとこの情報が参照できないわけですね。
Yes を選択します。
そのまま同じように変更していき、全部終わったら…
始点と終点を Shift を使って一括選択。(Ctrlキーで1つ1つ選択してもいいです)
選択範囲内でマウスの右クリック。
Copy as overrode info... を選択します。
これは選択範囲内の情報を"上書き"するデータを作成という意味。
Copy as new record info... を選択すると"新しい FormIDを作成"します。
今回は Copy as new record info... だと選択した NPC が2人ずつ登場することになるのでしちゃいけません。
どこに上書きデータを作るの?って聞いてくるので new file を選択。
esp 名を入力(拡張子の .esp を除く名前)
作成する esp には下記がマスター登録されるよとの情報。
Yes で進めます。
一番下に作成した esp が追加されます。
この esp が互換パッチになります。
では save しましょう。
TES5Edit の右上の × を押します。
閉じる前に変更した esp の一覧が出てきます。
ちなみに 「Ctrl」 + 「S」 でも save 出来ます。
今回は SBF の互換パッチの作成なので SBF 自身への変更は save したくありません。
なので SBF のチェックは外します。
もし作業中に変更するつもりがなかった esp が選択されていたり
やっぱり作業やーめたってときも同じようにチェックを外します。
間違えて変更するつもりがないものを上書きしてしまった!ってときは
Skyrim¥Data¥TES5Edit Backups フォルダにバックアップがあります。
(backup plugin にチェックが入って入れば)
これでTES5Editでの作業は完了。念のために確認しましょう。
再度TES5Editを起動。今回は余分なものは排除します。
Select None を選択して選択を消します。
作成した互換パッチのみ選択して OK。
(選択した esp が必要とするマスターファイルは自動的読み込まれるので心配無用)
大丈夫ですね!
では最後の仕上げです。
残念ながら TES5Edit では Utf8 が文字化けしてキチンとコピーが出来ません。
その為 Skyrim String Localizer などを使用して日本語化してあげる必要があります。
申し訳ないんですけど、Skyrim String Localizer についてまだ説明箇所がないので、
「skyrim Skyrim String Localizer 使い方」等でググッてください。
後は esp にチェックを入れて完成。
余談1
SBF のファイルは
各種NPC変更Mod
SBF
SBF互換パッチ
ECEなどのRace拡張Mod
の順番に並べます。
これは SBF が Race 情報を上書きしており、ECE の下に配置すると
情報の上書きで特に色が変わってしまいます。
髪の色の競合
リップテクスチャーの競合
では互換パッチ作ればいいんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが
髪の色はたしかに互換パッチで可能です。
しかし、リップテクスチャーなどの部分は互換にはできません。
もしするのであれば SBF が使用する Race情報を新規で作成。
SBF 側は新種族に割り当てる方法に。
ただ、これはこれで問題が出るみたいです。(アエラ、セラーナ)
余談2
互換パッチ作ると esp 1つ増えるよ。
SBF 直接の上書きでもいいんじゃないの?
esp を節約するのであれば SBF を直接変更するほうがいいです。
ではなぜ互換パッチにするのかというと、細かい versionup があったとしてもそのまま使用できるようにです。
SBF は最近 v1.6 となっていますが NPC 追加なので この作成した互換パッチはそのまま使用できます。
(勿論、新規で追加された NPC は競合しちゃうので追加の手入れが必要になりますけど)
上書きしてしまうと完全にその version のみとなってしまい、すべての作業をやり直すことに。
でもまぁ、どちらも一長一短なのでやり易い方法がいいと思います。
(直接 SBF を弄る場合は NPC名を触らなければ SSL の部分は省略できます)