TES5Edit -クリーニング方法-
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TES5Edit を使用した esp のクリーニングについて。
そもそもクリーニングとは何をするのかも含めて説明していきたいと思います。
TES5Edit
クリーニング方法
Wrye Bash で ModChecker をすると
こんなウィンドウが出る場合。
もしくは BOSS を実施したときに↑と同様に TES5Edit を使ってクリーニングと言われるときがあります。
その時は Tes5Edit で該当の esp にチェックを入れて起動。
クリーニングをしたい esp の上でマウスを右クリック。
Apply Filter for Cleaning を選択します。
少し待つと Filter 処理が終わるので
Remove "Identical to Master" records を選択。
変更をかけるので警告されます、時間を待って YES を選択。
Message タグに [Removing "Identical to Master" records done]... と表示されれば OK。
この SS では1つの情報を削除と書かれています。
続けてもう1つもクリーニングしてみました。
こちらは91も削除されています。Wrye Bashだと92って出てた気がしましたがずれるんですねぇ。
あとは TES5Editを×で終了し、esp をセーブすれば完了です。
クリーニングとは
そもそもクリーニングとは何なのでしょうか?
よく聞くのはクリーニングするとCTDが減る、安定するだと思います。
下の SS を見てください。
これはクリーニング前の SS 。
表示しているのは緑の帯。
TES5Edit では緑色の帯は何も変更がない箇所であることを示しています。
これをクリーニングすると…
緑色の帯が消えています。この Mod はクリーニング箇所が1つしかないので消えた情報はこれです。
つまり、クリーニングとは Skyrim.esm (正確にはマスターのファイル)から何も変更がない情報のことを指しています。
これも先ほどの SS ですがクリーニング後には緑の帯が無くなっています。
では何故安定性に繋がるのでしょうか?
単純に読み込む作業量が減るからだと考えられます。
実際どの程度みなさんが体感してるかは判りませんが低スペックのPCほど恩恵が大きいと思われます。
逆にスペック次第では体感はできないかも知れません。
クリーニングの判断
クリーニングはどの MOD(esm/esp)にもしていいのでしょうか?
デル●ィン「答えはノーよ」
という茶番はともかく、駄目です。
何故でしょうか?
クリーニングとはマスターファイルから変更がない情報を消します。
変更してないならいらないじゃんと思いがちですが作者が意図的にそうしているケースがあります。
例えば、フォロワーすべての顔を変更する Mod があるとします。
そしてパッチとしてリディアさんを Vanilla に戻す esp をOption でつけたとします。
このパッチをクリーニングするとどうなるでしょう?
情報が無くなってしますよね。
これがすべての Mod にクリーニングをしてはいけない1つの例です。
この手の手法はオーバーホール系の Mod の Option に見られます。
(Main.esp で変更しておいて、Option.esp で 一部を Vanilla 設定に戻すなど)
なので何でもかんでもクリーニングは厳禁です。
何故クリーニングが必要なことになるの?
これは Creation Kit 触った人でないと判りにくいのですが
Creation Kit で間違えて触ってしまい元に戻すという作業でこれが出来るわけです。
見本となるものを複製して必要なデータを書き換えるという作業で
うっかりでというケースが多いんじゃないかな。
それか参考になりそうな Vanilla データを探しているときにも発生しやすいですね。
余談
ほとんどの人が FNISspells.esp を使用していると思いますが
これにクリーニングというか削除したほうがいいデータがあります。
なんでアイススパイクが英語なんだーと思ってたらこれでした。
FNISspells は魔法を変更する Mod ではないので不要な変更と思われます。
なので Spell ツリーのすぐ下にある、 IceSpike を右クリックから Remove で。
こういう本当にクリーニングが必要なデータに対して効果ないんですよねぇ。
まあこれを判断しろってのは無理なことなんですけど。