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2018/12/10

AIが瞬時に詐欺と見破る

連日、世間を賑わすAIだが、これはAIにある種の法的判断をさせようということで、ひょっとするとAI警察官とかAI検察官とかAI裁判官とかの先駆けとなるかも知れない。

架空請求、瞬時に見破る 撃退アプリ開発 埼玉弁護士会の弁護士ら

埼玉県の川目武彦弁護士らということだが、次のような働きをする。

請求書やはがきなどをスマホで写真撮影してアプリで送信すると、過去の詐欺事案で使われた文面などのデータを蓄積したAIが数秒間で判定し、「架空請求の疑いが濃厚です!」などと表示する。AIによる判定が難しい場合は、弁護士らが写真を確認してラインで通知する。
アプリ名は「Scam Detector(スカム ディテクター)」で、川目弁護士と東京都内のプログラマー、大久保康平さん(38)が共同開発した。

https://company.kakuseikyu.com/

上記リンクにあるQRコードをLINEで読み取って、怪しいはがきが来たら送ってみるということである。

ということで、誰か私に詐欺のはがきを送ってこないかな?


それはともかく、過去のデータに照らして、詐欺とAIが判断するなんていうのは、とても未来性を感じるし、具体的にそれで間違いが起こったときにどうなのと、その間違いを人間の側で発見し匡すような仕組みがあるのかとかが直ちに思い起こされる。

上記のソフトは、判断できなかったときには人間が判断するということなのだが、判断できちゃった場合はそれがそのまま送信されるのであろう。

裁判には、間違いを匡す仕組みがビルトインされている。典型的には上訴・再審であり、特に控訴審は単なる間違いでも扱ってくれる場として位置づけられている。
間違い上等で、とにかく迅速に手続を進めてしまおうというのが民事保全であり、その場合には間違いだったときの賠償金のために担保を積んでおくし、不服の機会も多い。

そういう仕組はあるのか、詐欺と判断した場合の結果が重いものかどうかによっても異なる。
ということで、色々と思考は膨らむのだ。

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