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2013/08/19

univ.福島大学で松川事件50年記念展示

毎日:松川事件:無罪判決から来月50年 福島大で特別展示 元被告・鈴木さん直筆の書も

8月17日から25日まで、松川事件の無罪判決から50年を記念する展示が福島大学で行われている。

事件は1949年8月17日未明、福島県松川町(現福島市)でレールが外されたことにより旧国鉄列車が脱線転覆。乗務員3人が死亡し、旧国鉄の労働者ら20人が逮捕・起訴された。1審では、鈴木さんら5人の死刑判決を含め全員が有罪判決を受けたが、63年9月にアリバイ成立などで全員の無罪が確定した。来月で50周年を迎えるのを前に、県弁護士会の安田純治弁護士が委員長を務める記念事業実行委員会などが催した。

戦後の疑惑裁判の一つだが、最近の冤罪事件とあまり変わらないようにも感じられる。
今でも国策捜査などという言葉が使われているが、当時も政治的な意図に基づく捜査摘発が横行し、冤罪を引き起こした。
人質司法と自白偏重は、今も昔も変わらない。さすがにあからさまな暴力を用いた取調べは影を潜めたと信じたいところだが、足利事件などを思い出せば、程度の違いにすぎないともいえる。
かえって、控訴審できちんと審理して逆転無罪を出したところに、今よりマシかもと思えてしまうところが怖い。もちろん今でもそういう事例はあるが。

そういうわけで、温故知新。

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