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ロシアの金準備高が過去最高を記録———データ(抄訳)

2024/11/08のRTの記事の抄訳。

 西洋の制裁がロシアに効かなかった大きな理由として、ロシアが金準備を活用したことを挙げる人も居るが、とにかく刷れば何やら儲かっている様に見せ掛けることの出来るドルを反面教師として、ロシアは具体的なモノによる裏付けの有る資産形成に関心が有る様だ。ドルを基軸とした世界経済が如何に危うく信用出来ないものであるかは、アメリカ帝国が連日証明しているので、本気でそんなものの永続を願うのは、狐に鶏小屋の番を任せても構わないと考える様な間抜けだけだろう。
Value of Russia’s gold reserves hits historic high – data



 2024/11/08のロシア中央銀行の発表に拠ると、ロシアの金保有額は10月に初めて2,000億ドルを超え(11/01時点で2,077億ドル)、ロシアの国際準備金に占める金の割合は32.9%に増加した。

 金価格は10月に1オンス当たり2,800ドルの過去最高額に達した後、約4%上昇した。

 地政学的緊張が高まる中、金価格は最近変動している。

 ロシアの国際資産に占める金の割合は先月、34%に達した1999年11月以来の高水準となった。

 全体として、ロシアの近代史に於ける最高水準は1993年1月の56.9%だった。

 ロシア中央銀行はまた、11/01時点でロシアの外貨準備高は6,316億ドルであり、前月より21億ドル減少したと述べた。

 ロシアの外貨準備高の半分近くが、ウクライナ関連の制裁の一環として、2022年初頭に西洋では凍結された。ロシア中央銀行は、凍結された資産の詳細な内訳を明らかにしていない。

 凍結されなかったロシアの外貨準備高は、国内に保有されている金と外貨、及び中国人民元の保有分で構成されている。

 ロシア中央銀行のエルビラ・ナビウリナ総裁は以前、西洋がロシアの凍結資産を差し押さえても、ロシアの金融安定性は影響を受けないと述べた。規制当局は数年前から外貨準備高の多様化を進めており、現在は制裁の影響を受けない準備金で運用を行っている。

 モスクワは中央銀行の資産凍結を違法であると非難し、自国の資金に対する如何なる措置も「窃盗」に等しいと述べた。

 クレムリンは資金が没収された場合は報復措置を執ると警告しており、資金の押収や同様の措置は国際法に違反し、西洋の通貨、グローバル金融システム、世界経済を弱体化させると強調している。
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川流桃桜

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