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米国諜報部の結論:イランはフーシに紅海封鎖を命令していない(抄訳)

クレイドルの記事の抄訳。フーシはイエメンの代理勢力や傀儡なのか? 2024/01/14のNYタイムズの報道に拠ると、米諜報機関はそうではないと言っている。
US intelligence concludes: Iran does not dictate Yemeni actions



 2024/01/14のNYタイムズの報道に拠ると、米諜報機関はイエメンのアンサララ(フーシ)はイランから命令を受けていない「独立運動」であると結論付けた。
U.S. and Iran Battle Through Proxies, Warily Avoiding Each Other

 「米国のスパイ機関は、フーシは独立した組織であり、イランは彼等の日々の活動に関して命令を下していないと考えている。」

 「イランの上級指導者――精鋭クッズ部隊の司令官か最高指導者ハメネイ師の何れか――が最近の紅海の船舶に対するフーシの攻撃を命令したと云う直接的な証拠は無い。」

 だがホワイトハウスは、イラン政府が、軍事的にイエメンのサヌア政府軍と連携しているアンサララ抵抗運動に武器を提供している証拠を持っていると主張している。但し、イエメンは2015年以来、米国が支援するアラブ連合による厳しい封鎖を受けており、主要な港と空港は依然として包囲されているのだが、イランがどうやってこの包囲網を掻い潜っているのかは説明されていない。

 「フーシは、中国やその他の供給業者から入手した部品から組み立てたドローン等、多くの独自の兵器を製造出来る様だ。」

 サヌア政府はまた、大量のソ連時代の兵器を所有している。

 西洋メディアは長年、アンサララはイランから命令を受けているイランの代理勢力だと決め付けて来た。ヒズボラとイラクの抵抗勢力についても同じ様な話を広めているが、01/03の演説で、ヒズボラ指導者ナスララはこう述べている:

 「抵抗の枢軸に於ては、どの党派も他党派に命令することは有りません。各党派は自国の戦略的ヴィジョンと利益に沿った形で決定を下します。」

 「(抵抗の枢軸には)奴隷は存在しません。居るのは人民に勝利を齎す誇り高く自由な人間だけです。」

 ワシントンは最近、アンサララによる紅海でのイスラエル船舶に対する海上封鎖に対抗して、イエメンの幾つかの州に対して一連の暴力な攻撃を実行した。

 だがアンサララとサヌアの軍隊は、米国の攻撃には怯まないと述べ、作戦を継続することを誓った。
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川流桃桜

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