{
2008/04/03(木) }
■第13話 その 新しい始まりに・・・
長いようで短かったアニメ版ARIAシリーズも遂に今回でグランドフィナーレを迎えました。実はこの最終話を見る前に先週から少しずつ全編を観直したのですが、たくさんの楽しさと感動を貰った名作だと改めて感じました。
終ってしまうのは本当に寂しいですが、
最後に私も気合を入れて感想を書きたいと思います(^^)
前回のアリシアさんのの話とは「結婚」と「ゴンドラ協会の常務理事就任」に伴う引退でした。「結婚」の話はずいぶん前から原作のネタバレで知っていましたが、協会の常務理事就任は凄いですね。今までもちょくちょくゴンドラ協会の会合に行っていたというセリフがありましたが、アリアカンパニーの店長だからという理由だけでなく、今までも協会の仕事を手伝っていたのかも知れませんね。
そして物語は、
灯里が始めてアリアカンパニーの制服を着た時から始まりました。
「ちょっと嬉しいだけよ♪」
アリシアさんはグランマが退社して1人になってしまった時、
「自分が指導員として自信が持てるまで後輩は取らない」
と言っていましたが、後にずっと自信が持てずに1人でいるアリシアさんを晃さんとアテナ先輩が励ましたエピソードがありました。
「その時思ったの。
例え自信が無くても・・・グランマから貰った素敵を・・・
自分で貰った素敵を・・・誰かにいっぱいいっぱい伝えたいって・・・。」
そんな過去のエピソードを思い返すと、灯里を見つめる微笑みに、アリシアさんがどれだけこの日を待ち遠しく思っていたかがうかがえますね(^^)
「アリシアさん・・・
ちょっと、書類で解らない所があって、探してたんですよ。」
もうこのシーンは灯里の涙に私も貰い泣きしてしまいました(ToT)
「きっと大丈夫・・・」とずっと自分を騙すように言っていた灯里が、アリシアさんのいないアリアカンパニーで初めて自分の動揺と悲しみに気が付き、戻って来たアリシアさんがそれを見てしまう。
「みんな、アリシアさんに引退して欲しくないんですよ。
みんな・・・本当に・・・アリシアさんの事が大好きなんですから・・・。」
このシーンの灯里の一言一言に、アリシアさんに心配掛けまいと必死で寂しさや辛さといった思いを押し殺そうとする言葉と、それでも涙と一緒に止め様も無く溢れ出て来てしまう言葉が、灯里が心の中で板挟みになっている感じが凄くよく出ていましたね(ToT)
「全て私のわがまま。ほんとにごめんなさい。」
そして灯里が見せた初めての動揺に、彼女が壊れてしまわない様に走って抱き締めるアリシアさんですが、その言葉と温もりにアリシアさんの心に触れて安心した灯里が、心を落ち着け前を見て歩く事を決意した流れが凄く良かったです。
「だから・・・アリシアさんの事も笑顔でお見送りしなくっちゃ。」
泣き出した時には、観ているこちらまで悲しくなって貰い泣きしてしまいましたが、そこで立ち止まらず、皆の未来に出会うために笑顔で前に進む事を選ぶ姿が彼女らしく、それでこそ水無灯里ですね(^^)
「灯里ちゃんのアリアカンパニーはもう始まっているのね。」
「私の・・・アリアカンパニー・・・。」
ここで初めて郵便屋さんの名前発覚!(笑)、カフェのウエイトレスさんとか、灯里が名前を知らない友達が多い事は知っていましたが、屋形船の話で招待状を郵便屋さんにも送ったんですから知ってても良さそうなものなのに(笑)。そう言えば郵便屋さんのお手伝いをした時にも名前を知ってませんでしたね(^^;
これで登場人物が全て「あ」で始まる名前か苗字がコンプリートですね。OVAを見たときにウッディが綾小路宇土で愛称がウッディなのを知った時にはビックリしました(笑)
灯里は今は、グランマやアリシアさんなどアリアカンパニーの先輩達が築いてきたブランド名と、自身が築いて来た絆でお客を貰っている立場かも知れませんが、きっと近い未来に「予約は3ヶ月待ちです」とかいった忙しい未来が見えそうです。
特にカフェテリアの店長さんからも紹介があるという所が嬉しいポイントでした。あの店長さんは仕事はキッチリやってこそ、のびのびと休んでいる雰囲気に思えるので、そうゆう人からも紹介があるのは実力を認められている様で嬉しくなります。
とは言っても、時計塔の管理人さん紹介同様、2人ともアリシアさんと仲が良い人ですから、今はまだそのアリシアさんの弟子というポジションかも知れませんが・・・(^^;。
そして遂に訪れたアリシアさんの引退セレモニー。
ゴンドラ協会の常務理事に栄転という事もあって、ゴンドラ協会が仕切ってくれるとの説明がありましたが、ここまで派手だったとは想像しませんでした。
これは凄いですね。さすがアリシアさん(^^)
「アリシアさん!・・・
本当に!・・・本当に!・・・お疲れ様でした!!!」
ここで挿入歌として「横顔」が流れるだけでも反則的なのに、アリシアさんが灯里にオールを渡すシーンは、まさに感極まり!でした。
そして同時に「このアニメは本当にこれで終わりなんだな・・・」という寂しさも溢れかえって、私の涙腺は大変な事になっていましたよ・・・(ToT)
それにしてもこの引退セレモニー、中央から右に姫屋、左にオレンジぷらねっとが並んでいる構成ですが、先頭が藍華とアリスだったりと、この引退セレモニーを取り仕切った水先案内協会の裏舞台が面白そうだと思いました。この形式が既に行われていたのかとか、そうだとして誰がどのポジションに付くだとか、きっと晃さんやアテナ先輩も企画会議に参加したのではないかと思いますが、皆でアリシアさんの栄転&寿引退をお祝いしようと行われたこのセレモニーの裏舞台が楽しそうで見てみたくなりました(^^)
そしてアリシアさんは引退し、
名実共に灯里のアリアカンパニーが始まろうとしていました。
「でも・・・大丈夫!
これから・・・今が始まるんだから!」
過去の思い出を胸に、これから訪れる未来に向かって歩き始めた灯里。1期第1話でも灯里が朝、シャッターを開けるシーンがありますが、この最終話とのリンクが凄く良いですね。そして置いてある写真がアリシアさんから灯里に入れ替わるなど、アリアカンパニーの次の時代がまさに今始まった事が感じられる演出でした(^^)
そして皆のその後へ。
変わらない友情と変わりゆく日常。
その後は・・・という皆のその後が見れるシーンは大好きな演出ですが、それと同時にそのシーンを見ると、改めて本当にこれで終わりなんだなと切なくなりました。
そしてこれを観ると、アリシアさんがゴンドラ協会の常務理事を引き受けたのはグランマの手伝いをしたいからだったのではないかと思えて来ます。と言うか私はグランマは完全に隠居生活をしているものとばかり思っていたのですが、これを見ると水先案内業界の名誉顧問とかの役職になっていそうで、グランマは今でも結構急がしそうですよね。
そこに水先案内業界から、常務理事就任の話を持ちかけられたらグランマ大好きっ子のアリシアさんなら「昔のようにグランマのお手伝いが出来る」と心動いてしまいますよ。そして今では灯里の事も同じくらいいとおしく思っている訳ですから、アリシアさんの内心は本当に板挟状態でずっと悩み続けていたと言うのも凄くよく解ります。
そしてグランマと一緒に笑顔で働くアリシアさん。時々、アリアカンパニーを覗きに来ては水の妖精のような素敵な微笑をくれるアリシアさん。
最後の灯里のその後の語りを聞いていたら胸がいっぱになりました(^^)
「幸せに包まれたたくさんの始まりの風、
アイちゃんの所まで、届くと良いなぁ。」
そして最後はいつもと同じようにアイちゃんへのメールで締める。でもよくよく考えるとこの「その後」の語りは全てアイちゃんへのメール文章という位置付けなのですが、そうすると「その後」の意味通り、アリシアさんの引退セレモニー後、灯里は長期にわたってアイちゃんとメールのやり取りをしていなかった事になるんですよね(^^;。1人になって忙しかったとのかも知れませんが、その割には暁とのんびりお茶を飲んでいますし。
もしかしたらアイちゃんの方で、メールが受け取れない環境になっていたのかも知れませんが、何となく引っ掛かってしまったので、蛇足と自覚しつつここに書いてしまいました。申し訳ありません。
そして新しい時代は始まり、さらに次の世代へ。
いやぁ、アイちゃん来ましたねー!
多くの人の予想通り・・・と言うよりは期待通りですかね(笑)
私は嬉しさ八分、寂しさ二分で、寂しさの理由はアイちゃんはマンホームに居てずっと灯里のメル友というポジションに居ても良かったのではないかと思えたからです。それでもやっぱり嬉しさの方が圧倒的に勝っているわけで、「その後」の後にさらに未来のアリアカンパニーを見せてくれたこの終わりは感動的でした(^^)
そして何より灯里があんな美女になっていたのに驚きましたし(笑)、
その内面もたくましく成長したなぁと思えて安心しました(^^)
アリシアさんが灯里に教えてくれたように、
今度は灯里がアイちゃんにネオ・ベネツィアの素敵を教えて行って下さい。
「ちょっと、嬉しいだけだよ。」
そしてアバンのアリシアさんのセリフに戻りました(^^)
■総評
これほど終って欲しくないと思える作品も珍しい。私の中ではまさにそんな作品でした。基本1話完結のの物語ですが、一期から二期三期と観て行くと、灯里の成長とその瞳を通して見たネオ・ベネツィアという架空未来都市に生きる人々が織り成す一代叙事詩のように思えます。
また脚本がどれも素晴らしく、原作者の方の凄さにただ唖然とする他ありません。感動するストーリーを作る場合、最も簡単なのは敵やライバルを作り、それに打ち勝つ事を目指すか、あるいは大切な人や動物を不幸にしたり、極端に言えば殺してしまう事で、その反動を利用して感動的に盛り上げる手法が良く見られるのですが、この作品の場合、敵を倒す事は無く、不幸な話は若干ありますが、ほとんどの場合はただ自然に感動させてくれるんですよね。
これが本当に凄いなーといつも思っていました。
そしてその根本はどこにあるのかと考えてみたのですが、
ここまで見て来てようやく私なりに理解できました。
それはきっと・・・
恥ずかしいセリフなんですよね・・・(^^;
このアニメの様々な恥ずかしいセリフが、
いつも私達に自然な感動をプレゼントしてくれているんだと思います。
それでは最後に
胸いっぱいの思い出をありがとう!(^^)
未消化の原作話などが今後もOVAなどで展開される事を願いつつ、
ARIA The ORIGINATIONの感想を終りたいと思います。
←やる気が出るので面白かったら押してね☆
■ARIA公式サイト
■コミックブレイドオンライン
■音泉で毎週木曜に配信中!
本当は火曜日に感想を書く時間は充分確保していたのですが、胸いっぱいで感極まってしまい途中で思考が止まってしまいました。で昨日こそはと思ったのですが、やっぱり途中で胸いっぱいになってしまい指が止まってしまって・・・3日がかりでようやく書ききれました(^^;。もし更新をチェックされていた方が居たら、遅れてしまって本当に申し訳ありませんでした。
長いようで短かったアニメ版ARIAシリーズも遂に今回でグランドフィナーレを迎えました。実はこの最終話を見る前に先週から少しずつ全編を観直したのですが、たくさんの楽しさと感動を貰った名作だと改めて感じました。
終ってしまうのは本当に寂しいですが、
最後に私も気合を入れて感想を書きたいと思います(^^)
前回のアリシアさんのの話とは「結婚」と「ゴンドラ協会の常務理事就任」に伴う引退でした。「結婚」の話はずいぶん前から原作のネタバレで知っていましたが、協会の常務理事就任は凄いですね。今までもちょくちょくゴンドラ協会の会合に行っていたというセリフがありましたが、アリアカンパニーの店長だからという理由だけでなく、今までも協会の仕事を手伝っていたのかも知れませんね。
そして物語は、
灯里が始めてアリアカンパニーの制服を着た時から始まりました。
「ちょっと嬉しいだけよ♪」
アリシアさんはグランマが退社して1人になってしまった時、
「自分が指導員として自信が持てるまで後輩は取らない」
と言っていましたが、後にずっと自信が持てずに1人でいるアリシアさんを晃さんとアテナ先輩が励ましたエピソードがありました。
「その時思ったの。
例え自信が無くても・・・グランマから貰った素敵を・・・
自分で貰った素敵を・・・誰かにいっぱいいっぱい伝えたいって・・・。」
そんな過去のエピソードを思い返すと、灯里を見つめる微笑みに、アリシアさんがどれだけこの日を待ち遠しく思っていたかがうかがえますね(^^)
「アリシアさん・・・
ちょっと、書類で解らない所があって、探してたんですよ。」
もうこのシーンは灯里の涙に私も貰い泣きしてしまいました(ToT)
「きっと大丈夫・・・」とずっと自分を騙すように言っていた灯里が、アリシアさんのいないアリアカンパニーで初めて自分の動揺と悲しみに気が付き、戻って来たアリシアさんがそれを見てしまう。
「みんな、アリシアさんに引退して欲しくないんですよ。
みんな・・・本当に・・・アリシアさんの事が大好きなんですから・・・。」
このシーンの灯里の一言一言に、アリシアさんに心配掛けまいと必死で寂しさや辛さといった思いを押し殺そうとする言葉と、それでも涙と一緒に止め様も無く溢れ出て来てしまう言葉が、灯里が心の中で板挟みになっている感じが凄くよく出ていましたね(ToT)
「全て私のわがまま。ほんとにごめんなさい。」
そして灯里が見せた初めての動揺に、彼女が壊れてしまわない様に走って抱き締めるアリシアさんですが、その言葉と温もりにアリシアさんの心に触れて安心した灯里が、心を落ち着け前を見て歩く事を決意した流れが凄く良かったです。
「だから・・・アリシアさんの事も笑顔でお見送りしなくっちゃ。」
泣き出した時には、観ているこちらまで悲しくなって貰い泣きしてしまいましたが、そこで立ち止まらず、皆の未来に出会うために笑顔で前に進む事を選ぶ姿が彼女らしく、それでこそ水無灯里ですね(^^)
「灯里ちゃんのアリアカンパニーはもう始まっているのね。」
「私の・・・アリアカンパニー・・・。」
ここで初めて郵便屋さんの名前発覚!(笑)、カフェのウエイトレスさんとか、灯里が名前を知らない友達が多い事は知っていましたが、屋形船の話で招待状を郵便屋さんにも送ったんですから知ってても良さそうなものなのに(笑)。そう言えば郵便屋さんのお手伝いをした時にも名前を知ってませんでしたね(^^;
これで登場人物が全て「あ」で始まる名前か苗字がコンプリートですね。OVAを見たときにウッディが綾小路宇土で愛称がウッディなのを知った時にはビックリしました(笑)
灯里は今は、グランマやアリシアさんなどアリアカンパニーの先輩達が築いてきたブランド名と、自身が築いて来た絆でお客を貰っている立場かも知れませんが、きっと近い未来に「予約は3ヶ月待ちです」とかいった忙しい未来が見えそうです。
特にカフェテリアの店長さんからも紹介があるという所が嬉しいポイントでした。あの店長さんは仕事はキッチリやってこそ、のびのびと休んでいる雰囲気に思えるので、そうゆう人からも紹介があるのは実力を認められている様で嬉しくなります。
とは言っても、時計塔の管理人さん紹介同様、2人ともアリシアさんと仲が良い人ですから、今はまだそのアリシアさんの弟子というポジションかも知れませんが・・・(^^;。
そして遂に訪れたアリシアさんの引退セレモニー。
ゴンドラ協会の常務理事に栄転という事もあって、ゴンドラ協会が仕切ってくれるとの説明がありましたが、ここまで派手だったとは想像しませんでした。
これは凄いですね。さすがアリシアさん(^^)
「アリシアさん!・・・
本当に!・・・本当に!・・・お疲れ様でした!!!」
ここで挿入歌として「横顔」が流れるだけでも反則的なのに、アリシアさんが灯里にオールを渡すシーンは、まさに感極まり!でした。
そして同時に「このアニメは本当にこれで終わりなんだな・・・」という寂しさも溢れかえって、私の涙腺は大変な事になっていましたよ・・・(ToT)
それにしてもこの引退セレモニー、中央から右に姫屋、左にオレンジぷらねっとが並んでいる構成ですが、先頭が藍華とアリスだったりと、この引退セレモニーを取り仕切った水先案内協会の裏舞台が面白そうだと思いました。この形式が既に行われていたのかとか、そうだとして誰がどのポジションに付くだとか、きっと晃さんやアテナ先輩も企画会議に参加したのではないかと思いますが、皆でアリシアさんの栄転&寿引退をお祝いしようと行われたこのセレモニーの裏舞台が楽しそうで見てみたくなりました(^^)
そしてアリシアさんは引退し、
名実共に灯里のアリアカンパニーが始まろうとしていました。
「でも・・・大丈夫!
これから・・・今が始まるんだから!」
過去の思い出を胸に、これから訪れる未来に向かって歩き始めた灯里。1期第1話でも灯里が朝、シャッターを開けるシーンがありますが、この最終話とのリンクが凄く良いですね。そして置いてある写真がアリシアさんから灯里に入れ替わるなど、アリアカンパニーの次の時代がまさに今始まった事が感じられる演出でした(^^)
そして皆のその後へ。
変わらない友情と変わりゆく日常。
その後は・・・という皆のその後が見れるシーンは大好きな演出ですが、それと同時にそのシーンを見ると、改めて本当にこれで終わりなんだなと切なくなりました。
そしてこれを観ると、アリシアさんがゴンドラ協会の常務理事を引き受けたのはグランマの手伝いをしたいからだったのではないかと思えて来ます。と言うか私はグランマは完全に隠居生活をしているものとばかり思っていたのですが、これを見ると水先案内業界の名誉顧問とかの役職になっていそうで、グランマは今でも結構急がしそうですよね。
そこに水先案内業界から、常務理事就任の話を持ちかけられたらグランマ大好きっ子のアリシアさんなら「昔のようにグランマのお手伝いが出来る」と心動いてしまいますよ。そして今では灯里の事も同じくらいいとおしく思っている訳ですから、アリシアさんの内心は本当に板挟状態でずっと悩み続けていたと言うのも凄くよく解ります。
そしてグランマと一緒に笑顔で働くアリシアさん。時々、アリアカンパニーを覗きに来ては水の妖精のような素敵な微笑をくれるアリシアさん。
最後の灯里のその後の語りを聞いていたら胸がいっぱになりました(^^)
「幸せに包まれたたくさんの始まりの風、
アイちゃんの所まで、届くと良いなぁ。」
そして最後はいつもと同じようにアイちゃんへのメールで締める。でもよくよく考えるとこの「その後」の語りは全てアイちゃんへのメール文章という位置付けなのですが、そうすると「その後」の意味通り、アリシアさんの引退セレモニー後、灯里は長期にわたってアイちゃんとメールのやり取りをしていなかった事になるんですよね(^^;。1人になって忙しかったとのかも知れませんが、その割には暁とのんびりお茶を飲んでいますし。
もしかしたらアイちゃんの方で、メールが受け取れない環境になっていたのかも知れませんが、何となく引っ掛かってしまったので、蛇足と自覚しつつここに書いてしまいました。申し訳ありません。
そして新しい時代は始まり、さらに次の世代へ。
いやぁ、アイちゃん来ましたねー!
多くの人の予想通り・・・と言うよりは期待通りですかね(笑)
私は嬉しさ八分、寂しさ二分で、寂しさの理由はアイちゃんはマンホームに居てずっと灯里のメル友というポジションに居ても良かったのではないかと思えたからです。それでもやっぱり嬉しさの方が圧倒的に勝っているわけで、「その後」の後にさらに未来のアリアカンパニーを見せてくれたこの終わりは感動的でした(^^)
そして何より灯里があんな美女になっていたのに驚きましたし(笑)、
その内面もたくましく成長したなぁと思えて安心しました(^^)
アリシアさんが灯里に教えてくれたように、
今度は灯里がアイちゃんにネオ・ベネツィアの素敵を教えて行って下さい。
「ちょっと、嬉しいだけだよ。」
そしてアバンのアリシアさんのセリフに戻りました(^^)
■総評
これほど終って欲しくないと思える作品も珍しい。私の中ではまさにそんな作品でした。基本1話完結のの物語ですが、一期から二期三期と観て行くと、灯里の成長とその瞳を通して見たネオ・ベネツィアという架空未来都市に生きる人々が織り成す一代叙事詩のように思えます。
また脚本がどれも素晴らしく、原作者の方の凄さにただ唖然とする他ありません。感動するストーリーを作る場合、最も簡単なのは敵やライバルを作り、それに打ち勝つ事を目指すか、あるいは大切な人や動物を不幸にしたり、極端に言えば殺してしまう事で、その反動を利用して感動的に盛り上げる手法が良く見られるのですが、この作品の場合、敵を倒す事は無く、不幸な話は若干ありますが、ほとんどの場合はただ自然に感動させてくれるんですよね。
これが本当に凄いなーといつも思っていました。
そしてその根本はどこにあるのかと考えてみたのですが、
ここまで見て来てようやく私なりに理解できました。
それはきっと・・・
恥ずかしいセリフなんですよね・・・(^^;
このアニメの様々な恥ずかしいセリフが、
いつも私達に自然な感動をプレゼントしてくれているんだと思います。
それでは最後に
胸いっぱいの思い出をありがとう!(^^)
未消化の原作話などが今後もOVAなどで展開される事を願いつつ、
ARIA The ORIGINATIONの感想を終りたいと思います。
トラコミュ ARIA The TRACKBACK |
トラコミュ ARIA The ORIGINATION |
←やる気が出るので面白かったら押してね☆
■ARIA公式サイト
■コミックブレイドオンライン
■音泉で毎週木曜に配信中!
本当は火曜日に感想を書く時間は充分確保していたのですが、胸いっぱいで感極まってしまい途中で思考が止まってしまいました。で昨日こそはと思ったのですが、やっぱり途中で胸いっぱいになってしまい指が止まってしまって・・・3日がかりでようやく書ききれました(^^;。もし更新をチェックされていた方が居たら、遅れてしまって本当に申し訳ありませんでした。
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メソメソ(´;ω;`)メソメソメソメソメソメソメソメソ(´;ω;`)メソ
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