コタツの中のみーちゃん。彼はコタツの中に色々持ち込むので散らかっている。
物がなくなったらコタツの中を覗くと発見されることが多い。
今日は3月11日。(正確に言えば昨日)
EKKAは今日も父の病院へ。
今日は車椅子で一緒に談話室に行き、外を眺め音楽を聴いて
楽しく過ごせた。(たぶん父も)
夕御飯が始まるので(と言っても経管栄養だけど)
ベッドに戻ると、ちょうど「笑点」の始まる時間。
身体の向きも、テレビの方向を向いている。
イヤホンをテレビに差し、音量を調節してから父の耳へ。
前半のマジックは興味がなさそうだったけれど
大喜利は楽しんでいたようだ。
声を出して笑えないけれど、目の表情が楽しいそうだった。
笑点が終わってもテレビをそのままにしていたら
「バンキシャ」が始まった。
1年前の今日、あの大震災が起きたのだ。
父はそこで今日が3月11日だと気付いたらしい。
それからは目を見開いて真剣にテレビを見つめていた。
テレビは震災時の福島第1原発の司令室(?)の職員達の
再現ドラマが始まった。
緊迫した状況、炉心の構造などのCG、難しい用語が
出てきて、今の父に理解出来るのか、わからなくなったら
集中が切れて寝てしまうのでは?と思っていた。
しかし、父はずっと画面を真剣に見つめていた。
その顔は怪我する以前の父のままだった。
7時までバンキシャを観て、その次の鉄腕ダッシュになったら
それほど興味がなさそうなのでNHKニュースに変えた。
するとまた目を見開いてテレビを見始めた。
今日起きていることを全部知ろうとしているみたいに。
結局ニュースも1時間しっかり見続けてしまった。
8時になりテレビを消した。
面会時間の終わりを告げる音楽が流れる。
父と話した。
あの日から1年だね。
パチリ
ずっとテレビ、観てたね。
パチリ
疲れたんじゃない?
パチリ
テレビを見て色々考えちゃった?
パチリ
そうだよねぇ
パチリ
目が冴えちゃったみたいだけど眠れる?
・・・・
今は大丈夫で津波はここまではこないよ。
パチリ
EKKAには2時間以上集中を切らさずに
テレビを見続けた父に驚きと嬉しさを感じた。
少し前までは、集中はそれほど長くは続かなかった。
好きな音楽を聴いている途中でも眠りの国に帰ってしまったのだ。
今日は車椅子で音楽を聴いているときも
歌を噛みしめるようにじっと聴いていた。
父には脳挫傷があるので、EKKAには
脳のどんな機能が壊れちゃったのかなんて
まったくわからない。
今日の父の様子から、1年前の震災の記憶はしっかりあるし
今が1年後だとわかっているし、
テレビの情報も理解しているようだし。
医師からは脳の収縮が始まってると聞いているのに
この様子はなんなんだろう?
以前文字板を使って会話をしようとしたときには
父は長く集中ができなくて、混乱させてしまった。
あの時より父は回復しているのだろうか?
主治医はやっぱり2時間以上集中してテレビを見る患者を、
「意識があるとは言えない」と診断するのだろうか?
今日の状態で脳波を測定したら、ものすごく活動しているんじゃないだろうか?
母の主治医(精神科)は、父の様子を聞いて「locked-in syndrome」だねと言った。
私が「閉じ込め症候群ですよね」「そうそう」
精神科の先生が知っているのに、父の主治医はこのことを知らないのだ。
母の主治医は「お父さんは、どうしたら自分の意志を伝えられるか一生懸命探しているんだよ。瞬きで伝える方法が見つかって良かったね」と。
もう一回、脳波を計ってもらえないか聞いてみよう。
EKKAは父のベッドの脇でこそこそと作り物をしている。
ここ最近作った「サイケなシュシュ」
派手な色だけど、案外と真っ黒な服などに合うと思う。
あとは、民族衣装っぽいような恰好とかにも。
もちろんサイケデリックな服にも合うでしょう。
こちらは手ぬぐいで作った「あづま袋」
日本古来のエコバッグです。
リバーシブル仕様で、裏は猫柄部分が多くなってます。
さて、これらを久しぶりにショップに上げようかなぁ。
売れないかも・・・とビビっているEKKAである。
ひさしぶりにちくちくと縫い物をした。
作ったのはキャットニッブ入りの猫キッカー。
猫がじゃれてケリケリする為のもの。
去年も今頃たくさん作って売ったりあげたりしていたのだが
春から暮れまでは忙しかったので作れなかったのだ。
中に入れたキャッニッブは去年の夏にうちのベランダで栽培したもの。
詰めている最中に、みーちゃんがすんすんと匂いを嗅いで
こぼれた葉っぱを舐めたり食べたりしてウットリしていた。
みーちゃんの分のキッカーはあるのに、
他のをいつも欲しがる。
夏の間、じっくりとチクチクする時間がなかったので
ヤフオクで落とした中古の名古屋帯で作り帯をこさえたりしていた。
これだと作り帯なのか畳んであるのかわかりにくいですな。
このところ、次々と布猫を作り続けるEKKA。
きっかけは実は東京博物館、略して東博でやっていた
「土偶展」だった。
実はEKKAは土偶が以前から大好き!!
遮光器型土偶なんて見たら胸がキュンキュンする。
あぁ、亀ヶ岡行きたい・・・。
こんな方々を見ていたら
なんだか手で物を作りたい衝動にかられてしまったEKKA。
泥をこねて成形して火で焼くのはとても我が家では無理なので
布で土偶を作ろうとして図録をひしひしと見ておりました。
すると母が「また変な物を作るつもり? 土偶はやめてちょうだい!!」と
先に掘りを埋められてしまいました。
くすん、くすんと悲しみながら
みーちゃんのために猫キック(猫が両手で抱えて足で蹴り蹴りするもの)を作り出しました。
するとなんだか楽しくなってきてしまって次々と・・・
生まれてしまいました。
中には西洋マタタビと言われているキャットニッブをたんまり入れたので
みーちゃんはガジガジと遊んでくれている。
まだこのムーブメントは去りそうもなく
今日は追加で布を買いに行ってしまった。
みーちゃんからも冷たい視線が・・・
さてどうするかな?
久しぶりにみーちゃんが作品作りをした。
作品名は「落下する意義」
冷蔵庫の上にあったタオルぺーバーをぐしゃぐしゃにしてから
落下させ、途中のフックに引っかけるという技を駆使しての制作でした。
落下させたいのか、させたくなかったのか?
タオルペーパー自信は落下したいのか、したくないのか?
いや、冷蔵庫の上からタオルペーパーが作者に落下させたのではないか?
いろんな角度から意味を問うていきたいと作者は申しております。
(私には何の事やらわかりませんが)
ゴミ出しプリントの紙の位置もマグネットの配置にも
気をつかっているそうです。
追記:
先ほど連絡があり、昨日のブログで書いた
「第10回SICF & SICF グランプリアーティスト展 00-08」に出品を手伝った件ですが、
めでたくグランプリを取ったと連絡がありました。
まずはめでたし。
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