先週の土曜日にみーちゃんを獣医さんに預けて実家に戻ったEKKA。
翌日、両親と3人で山形県の上山温泉に向かった。
2泊3日の旅行の開始だ。
母とEKKAは山形新幹線に乗るのは初めて。
父は退職した会社の元同僚たちと旅行の会を作っているので
あちらこちらに行っていて何回も乗っていた。
山形新幹線は両側2席ずつなのでかなり快適である。
これは仙台から東北新幹線と分岐したあと、
在来線の線路を通るため車両幅を広くできないからだとか。
上山温泉に着くとホテルから車でお迎えが。
しかし、乗って2分で着。近い!!
ホテルの玄関では猫の大きな置物がお出迎え。
ホテルに良く現れる野良猫ちゃんがモデルだそうだ。
お客さんを迎えるように玄関にいたので
「福猫」として扱われていたらしい。
現在は行方不明で、その子どもが時々来るらしいが、
EKKAの滞在中は一度も姿を見せてくれなかった。
取りあえず温泉に1回浸かってから夕食。
ホテルの夕食は山形牛の牛鍋を含む色々。
牛鍋といっても左端にある小さなパーソナル鍋に野菜と牛肉2切れがあるだけですが・・・。
これでもか〜!!とばかりに大量に出してくるタイプの料理ではなかったのでホッ。
適量が一番ご飯を美味しく食べることができるんである。
温泉は無色透明だけど、身体の芯まで温まる良いお湯。
温泉のお風呂の写真も撮りたいところだけど
カメラを持ち込んだら変質者になってしまうので自粛。
翌日の天気予報が雪らしいので、降ったら出かけずにだらだらしようということに。
パソコンを持ってこなかったこともあり、夜はさっさと消灯。
翌日は、曇り。
バスで俳人の斎藤茂吉記念館に。
うちの父は俳句の某会の同人なので、父が行きたいところだったのだ。
私は名前と精神科医だということと、北杜夫の父というくらいしか知らなかった。
しかし・・・昔の精神病院って「脳病院」っていうのですな。
なんてストレートな名前!!
実は精神科よりも、今となっては実態に沿っているような気もするけれど。
精神科という名前だと、気の持ちようで治ると思う人がいるかもしれないけれど、
胃や肺と同じような病気だから、脳病院でもいいのかも。
記念館の下には、茂吉記念館前という奥羽本線の駅があった。
線路を見ると、ついつい写真を撮ってしまうEKKAである。
この日の昼は蕎麦。
鴨汁蕎麦を食べたのだが、写真を撮るのを途中まで忘れていた。
この後、ホテルに一度戻り、母は昼寝。
父と私は付近を散歩し、街のあちらこちらにある足湯めぐりに出かけた。
ホテルの向かいに猫が見つけ、近寄ったら逃げていってしまった。
けれど、出かけてすぐに雪交じりの雨が降り出し、
足湯はお城の前の一カ所だけで断念した。
ホテルに戻り、部屋でまったり。
獣医さんに電話をして、みーちゃんの様子を聞いた。
ちゃんとご飯も食べて、看護士さんに構ってくれとねだっているそうな。
この電話でかなり気が楽になった。
2泊目の夕食は豚しゃぶを含む色々。
翌朝、目覚めると外は真っ白。
かなりの寒さ。
朝食前に温泉に入り温まった。
この日は、帰るだけの日。
観光などはせずに、チェックアウトしたらまっすぐ帰る。
本当に温泉だけが目的の家族旅行でありました。
このまま本当はみーちゃんを迎えに行きたいのだけれど、
両親と旅を振り返る話をするまでが旅行の行程なので(EKKAにとって)
実家でもう一泊。
そして、今日(日が変わってしまったので昨日だけど)
やっとみーちゃんを迎えに行った。
みーちゃんは獣医さんの所で4泊。
病院のドアをあけて「こんにちは〜」というと
待合室の奥の診察室の一番奥のケージからみーちゃんの声がした。
看護師さんが「みーちゃん、おかあさんが迎えに来たのがわかるのね」と。
しかし、みーちゃんの声が枯れている!!
みーちゃんはニ゛ヤー、ニ゛ャーと叫ぶように鳴いていた。
「かーちゃん、どこ行ってたんだよ〜、ひどいよ〜、待ってたんだよ〜」
色々と文句を言っているのがわかった。
看護師さんも「みーちゃん、いろいろ言いたいことが溜まってたのね〜」。
みーちゃんはご飯は食べていたし、看護師さんにも構ってもらっていたのだけど
看護師さんの話によると
病院の玄関の戸が開く度に、「かーちゃん、かーちゃん」と鳴いていたらしい。
(実際にはニャーだけど)
「みーちゃんはおかあさんがいつ来るのか、ずっと気にしていたんだよね。良かったね〜」
よく見ると、顔も緊張しているせいか表情がきつい。
苦労させてしまったようだ。
みーちゃんをスリングに入れて抱いて帰る途中、
ずーっとみーちゃんは文句を言い続けてきた。
EKKAはそれに「はい、はい」と返事をしつづけた。
帰宅してご飯を食べたみーちゃんは
安心したのか爆睡してしまった。
こんなに爆睡しているみーちゃんを見たのは初めてだ。
獣医さんの所では、やっぱり緊張していたのだろう。
目覚めてからは、つねにEKKAの後をついて回る。
少しでも姿が見えなくなると大騒ぎ。
預けられている間は我慢していたけれど、もう我慢できないのだ。
「かーちゃん、かーちゃん!!」
今日はずっとみーちゃんに呼ばれ続けていた。
今は足元で寝ているけれど
寝言をたくさん言う。
「ここにいるよ」と言うと鳴かなくなる。
ずいぶん我慢させてごめんねと謝るかーちゃんである。
ぽちっと押していただけると嬉しいです。
最近のコメント