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2013年11月

2013年11月 5日 (火)

今日、転院します

久しぶりすぎる更新です。

前回の更新から約半年。毎日なんだかわからないくらい忙しかった。

Img_0125
ところでご報告です。
今日、父が転院します。ようやく我が家の近くの病院です。
H病院まで1時間半かけて通った1年半。
父も家族も辛かった。
父も現在いる場所が家から遠いことはわかっているし、
良く知らない土地なので不安だったようです。
最近、よく熱を出すようになっていて身体が弱ってきているのかと心配でした。
熱が下がっているときもなんとなく元気がないので、
よくよく聞き出してみると
「諦めている」
という言葉を選択しました。
気力が落ちると体力に直結しちゃうので、EKKAは頭の中がぐるぐるしました。
なんとか父の気力を取り戻さなければ!!

そういえば父用のポータブルテレビが8月後半から壊れてしまい、
東芝君に修理に出しても直らないで戻って来ちゃう⇒再度出すを繰り返していて
父はテレビが見られないでいた。
直るのなんか待ってられないので慌ててアマゾンで
他のメーカーのポータブルテレビを購入。
父に「お父さんの新しいテレビだよ」というと嬉しそうにテレビを見た。
世の中のことはテレビでしか情報を得られないから、
世界と隔絶されたような気になっていたのかもしれない。

その数日後、以前からずーーーーーーっと待っていた病院から、
空いたという連絡がが入り転院決定!!
父に話すととてもとても喜んだ。
自分の家がある街、自分の家族がいる街、家から病院までの道も距離も知っている。
それがとても嬉しいのだそうだ。
知らない土地で、家族が間に合わないで
1人で死んでしまうのではないかという恐怖と1年半戦い、
もう疲れて諦めてしまっていたのだろう。
「具合が良い日が続けば短時間でもおうちに帰れるかもよ」というと目をキラキラさせた。
「みーちゃんに会えるよ」というと目がうるうるしていた。

「お父さん、転院するときに熱が出ちゃうと転院出来ないから、体調管理をしっかりね」というと、まばたきで「うんうん」。それから体調もゴキゲンもすこぶる良い。
これから行く病院が良いところだといいなと思う。
父や私たち家族にとって、良い病院とは
「衛生管理」と「看護意識」のレベルの高い病院だと思う。
父にはちゃんと意識があるのに、今いる病院の看護師長には
ずっと「意識がなくて何もわからない人」扱いをされ、
父の枕元で暴言を吐かれことが何回あったことか・・・。

もちろん父のことをわかってくれる看護師さんもいて、
父がマバタキで返事をすることを理解して話しかけてくれる方もいた。
父はそのような看護師さんの時は、歯磨きで安心して口をあけるし、
痰の吸引のときも身体を強ばらせない。
反対にそうでないときには、とても不安そうな顔をした。

父を理解出来ない人が夜勤の時の父は
病室から帰ろうとする私に「帰るな」と目で訴え
今生の別れみたいな表情をするのだった。
自分の言葉で、看護師に状態を伝えられない父は
自分の事を理解しない、きちんと患者を見ない看護師が夜勤の時は
もしかしたら・・・という思いがあるのだろう。
なにはともあれ、今日で転院です。
ステキな看護師さんとお別れするのは悲しいけれど
あの病院の体質はどうしても好きになれなかった。
1年半の間、ずっと病院と戦っていた感じだ。
今度は戦わずに穏やかに過ごしたい。

新しい病院に慣れるのは大変だけれど、
近くにいるという安心感に勝るものはないのだ。

ドキドキして眠れないけれど
朝6時半には起きて病院に行かなくては!!

がんばるぞ
Img_1372
じーちゃんの頭の下に敷いたタオルは、みー坊のお気に入り。
じーちゃんの匂いがするんだよね。
じーちゃんも、みーちゃんに会いたがっている。
相思相愛なじーちゃんとみーちゃんなのだ。

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