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62年ぶりの不信任可決で首相が辞任

韓国で戒厳令が出た話題もだが、この国の混乱も注意深く見たほうがいいと思う。
エマニュエル・マクロン大統領というかフランスにとっては「situation difficile(『スィテュアスィヨン ディフィスィル』フランス語で【窮地】)」でしかないです。

引用

仏バルニエ内閣が62年ぶりの不信任可決で崩壊 政治混迷、マクロン大統領窮地に

フランス国民議会(下院、577議席)は4日、2025年の社会保障に関する予算案を採決なしに強制採択したバルニエ首相率いる内閣の不信任決議案を賛成多数で可決した。9月に発足したばかりの内閣は崩壊、バルニエ氏を任命したマクロン大統領も窮地に立たされた。

フランスで内閣不信任が決まったのは、1962年のポンピドゥー内閣以来62年ぶり。ドイツも今年11月に連立政権が崩壊しており、欧州連合(EU)の牽引役を担う両国の政治が同時に混乱する異例事態になった。

マクロン氏は混乱長期化を回避するため直ちに後任選びを進めるとみられるが、適任が見つかるかどうかは不透明だ。

社会保障を含む予算案は24年に国内総生産(GDP)比6・1%の見通しの財政赤字を25年に5・0%に減らす計画だったが、野党の左派や極右政党の国民連合(RN)が猛反発。バルニエ氏は2日、与党が少数の下院で可決の見通しが立たないとして強制採択に踏み切った。

2024/12/5 07:18 「産経新聞」より
来年度の社会保障に関わる予算案を一方的に採択したミシェル・バルニエ首相に対し、左派や国民連合が反発して内閣不信任決議案を提出して4日にこれが可決されたけど、9月に発足したバルニエ内閣は「Ça s'est terminé rapidement(『サ セ テルミネ ラピッドマン』フランス語で【あっさり終わった】)」気がします。
マクロン大統領にとって「Ce n`est pas censé être comme ça(『ス ネ パ スンセットル コム サ』フランス語で【こ、こんなはずでは】)」でしょう。

1962年以来となる内閣不信任決議案により首相が辞任、連立政権が崩壊して迷走状態にあるドイツといい、内閣不信任決議案で首相が辞任で迷走状態になってもおかしくないフランスといい、EU(ヨーロッパ連合)の舵取り役がここに来て混乱。他国というか国際政治的に影響は出そうです。

バルニエ首相は財政赤字を「essayer de résoudre(『エセイエ ドゥ レズードル』フランス語で【解消しようと】)」緊縮策を打ち出したが、これが左派と国民連合から反発を受け「だったら首相権限で決める!!」って意固地になっちゃったもんだから、ある意味バルニエ首相の姿勢が「Cela s'est retourné contre moi(『セラ セ ルトゥルネ コーントル モワ』フランス語で【裏目に出た】)」としか言い様がないけど、混乱を収拾するどころか余計混乱という「cercle vicieux(『セルクル ヴィシウー』フランス語で【悪循環】)」このままいけば、マクロン大統領に対する不信任決議もあり得ます。

theme : フランスの政治と社会
genre : 政治・経済

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