2019年9月3日に行われた、広島対ヤクルトの公式戦21回戦の試合結果
広 島 020 001 000|3
ヤクルト 000 000 000|0
勝 ジョンソン 10勝7敗
負 高橋 3勝6敗
S フランスア 6勝5敗9S
【本塁打】石原1号
試合開始前から降雨があり、しかも試合中は雨脚が強まる予想。
当然ジョンソンの投球への影響が懸念される。
今季のジョンソンが、ヤクルト戦が最も相性が悪く、その要因としてはマウンド上でのイライラを最大限利用されているということだろう。
攻撃面では、菊池涼がスタメン復帰し、長野が4番スタメン起用などの見どころはあるが、初回の攻撃は、鈴木がフルカウントまで粘ったものの、三者凡退に倒れ無得点。
そしてヤクルトの攻撃は、先頭の太田がなかなか打席で構えられず、構えたと思ったらセーフティバントの構えで揺さぶってくる。
粘ってくるのかと思いきや、3球目を打ち上げてセンターフライに倒れたのは意外だった。
青木がいつもの追い込まれてからのカットで球数を稼がれると嫌な場面だったが、ストライク先行で最後は見逃し三振。
山田も2球で打ち取って、思わぬ立ち上がりとなった。
2回のカープの攻撃では、長野が四球を選ぶと、メヒアはファールで粘り四球を選んで、ノーアウト1、2塁。
サンタナは最初から送りバントの構えはなく、強攻すると、雨で濡れた人工芝で球足が速く、ショート左へのゴロがレフト前に抜けていき、先制タイムリーヒットとなる。
小園の内野ゴロ進塁打、石原四球で1アウト満塁のチャンスを迎える。
ジョンソンは空振り三振に倒れるが、西川は押し出し四球を選んで1点追加。
もちろん、2点だけでは試合の流れを掴むことは出来ない。
菊池涼にも追撃してもらいたいところだったが、セカンドフライに倒れ、2点止まり。
ただ、今日のジョンソンは全くと言っていい程、不安定さがない。
4回には雨脚が強まる中、先頭の青木にセンター前ヒットを打たれるが、このタイミングで中断に入ったのは運も味方したように思える。
2点のリードでも十分ではないかと感じさせるが、石原の本塁打で追加点を奪い、磐石の試合運びに持ち込めたのも大きかった。
ヤクルト先発の高橋の荒れ球を捉え切るには至らなかったという試合になってしまったが、やはり守備が堅いと、試合運びに安定感が出る。
また、鈴木がプロ初の20盗塁を記録。
盗塁以外でも、一塁への走塁であったり、2塁からの生還であったり、走塁の迫力は凄まじいものがある。
単なるスピード感ともまた違う、鈴木独特の走塁。
故障からの完全復活を、数字でも印象付けた。
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