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【カープ情報】2016.07.22 広島対阪神 公式戦16回戦 野村12勝目、中崎アクシデントを乗り越えて久々のセーブ

2016年7月22日に行われた、広島対阪神の公式戦16回戦の試合結果

阪神 000 100 100|2
広島 021 010 00×|4

勝 野村 12勝2敗
負 藤浪 4勝6敗
S 中崎 2勝3敗18S

【本塁打】なし

リーグトップの11勝を挙げている野村ではあるが、セ・リーグで最も苦手としているのが阪神戦。
今季の内容は、過去のピッチングとは比べるべくもないが、相性というのは存在するもの。
早速先頭の高山にセンター前ヒット、荒木送りバント、江越センターへのフライでランナーは三塁へ進塁。
そして福留を迎える。
無理に勝負しなくてもいい場面で勝負し、打たれてしまうと嫌な展開が頭をよぎるが、きっちりとファーストゴロに打ち取った。

そして前回対戦では、8回161球というピッチングだった藤浪との対戦となるが、当然気合の入り方は違う。
課題とされている立ち上がりでは、田中、菊池が共にボール球を振らされての三振。
ということは、ボールのキレはかなりものがあるのだろう。

また2回の野村は、先頭のゴメスの詰まったライト前へのフライがヒットとなり、気を使わされるなと思った矢先、鳥谷を4-6-3のゲッツーに打ち取り、まだ安心するには早いが相性云々による投球の乱れは見えない。

これだけでもチームにもたらす安心感が違う。
中日戦では、左投手に対し相性の悪さを見せていたルナが、右投手に代わると普通にヒットを放てるようになるのも不思議なもので、ライト前ヒットで出塁すると、松山の打席で追い込まれてから自動エンドランを仕掛けると、松山は三振するものの、ルナは盗塁成功で1アウト2塁。
そして鈴木は、藤浪のアウトコースのストレートを捉えると、尋常ではない打球の速さでセンター前に抜けていき、タイムリーで1点先制。
この鈴木のセンター前に抜けていく打球の速さは、エルドレッド、バレンティン、ゴメス辺りのパワーヒッターの打球を上回るのではないだろうか。
そして鈴木は、足での揺さぶりを見せ、安部の打席でエンドランや単独スチールを仕掛け、盗塁成功すると、キャッチャーの悪送球の間に三塁に進む。
久々スタメンの安部は粘りながらタイミングを合わせていき、ライト前タイムリーで1点追加。

続く3回にも、1アウトからルナが再び起点となり、ライト線への打球と放つと、ライトの福留がクッション処理を誤る間に三塁を陥れる。
そして松山はレフト前タイムリーで、2人で1点を奪って見せた。

4回の野村のピッチングは、福留らしい左中間への二塁打でピンチを背負うと、2アウト後、鳥谷に甘く入ったチェンジアップを強く叩かれ、ライト線へのタイムリーツーベースで1点を返される。
このイニングはやや変化球が甘く入るケースがあったものの、投球内容自体には変化がなく、ズルズルとヒットを重ねられた訳でもなく、まだ崩れるような様子は見えない。

5回裏のカープの攻撃は、藤浪に対してタイミングの合わない上位打線を尻目に、ルナが3本目の安打をやはりライト前にヒットを放つ。
そしてキャッチャーからの二塁送球を鳥谷が落球する間に、またもや盗塁を決め、松山サードゴロ、鈴木敬遠気味の四球の後、安部がライト前ヒットを放つ。
ただ福留の守備があまりにも前だったことで、ルナは本塁突入せず満塁となり、石原が押し出し四球を選んで4点目。

6回裏のカープの攻撃では、ここまで沈黙していた上位打線でチャンスを作った。
田中はあと少しで本塁打になるレフトフェンスダイレクトの二塁打で出塁すると、菊池が送りバントを決め、あと1点取りに来た。
あと1点を奪えば勝利の可能性が高まる、という選択だったのだろう。
丸が四球を選んで、すぐさまノーマークのうちに盗塁を決める。
1アウト2、3塁となり、今日のルナの打撃内容から考えれば、当然追加点の期待は高くなるが、狙い澄まして右方向へ打ち上げたフライは、前進守備の福留のまだ前に上がってしまう。
浅すぎてタッチアップできず、松山もライトフライに打ち取られ、1点取りに行ったが取れなかったことで、次のイニングの守備が大事になった。

その7回表のマウンドには、野村ではなくヘーゲンズが上がる。
球数には余裕があったが、7回から9回は勝ちパターンでの投手起用を優先してきた。
これは大瀬良の登録抹消、戸田の負傷でローテーション投手が離脱したことを考慮し、中5日で巨人戦先発というのも選択肢の中にはあるのかもしれない。

それはさておき、ヘーゲンズの先頭打者への四球は良い傾向ではない。
最終的には高山に曲芸的なインコース打ちをされてタイムリーを浴びてしまい、失点自体は不運な面もあるが、やはりセオリーに反する投球はよろしくない。

逆に8回のマウンドに上がったジャクソンは文句なし。
先頭の江越は初球キャッチャーフライ。
石原が普通に捕球したが、江越はバットを持ってキャッチャーに接触しており、守備妨害も宣告されようかというプレーだった。
そして福留、ゴメスは共に縦スラで見逃し三振を奪い、投球で盛り上げて見せた。

何気にカープは終盤の得点機を逃し続けているが、大量リードでなくても逃げ切る選手起用をしているので、ある程度は織り込み済みの展開。

そして2点のリードを保ったまま、9回裏のマウンドには中崎が上がる。
下位打線からの打順ではあるが、今日は鳥谷と高山がキーマンとなっている。
先頭の鳥谷を出して、1番の高山まで回るのは避けないといけない。

その鳥谷との対戦では、ピッチャー返しの打球がワンバウンドで、中崎の左足首付近の当って内野安打となってしまう。
ノーアウト1塁で、しかもやや足を引きずっており、治療のためベンチに下がるという緊急事態。

一応は治療を終えて中崎がマウンドに戻ってきたが、その初球を見る限りは、この試合は気合で乗り切るだろうが、明日以降はどうなるかわからないという印象だった。
代打上本に対しては、早く試合を終わらせよう、中崎を投げ終えさせようという石原の気持ちが伝わってくるようで、ストライクだけではダメという状況で、要求するボール球にもミットをストライクゾーンに動かしてくる。
とっておきのフォークで上本を空振り三振にとり1アウト。
そして大和はカットする打撃を見せてきたことで、バットの出ないアウトコースギリギリのストレートで見逃し三振。
代打狩野を打ち取れば高山まで打順が回らずゲームセットとなる状況で、1-2と追い込み、そこからアウトコースにストライクからボールになるスライダーを選択して予定通りボールにし、最後は同じコースから今度は外れないストレートで見逃し三振。

先頭打者で投手強襲の当たりとなってしまった場面ではどうなるかと思ったが、中崎は負けなかった。
この精神力は紛れもない守護神のものだと思う。

そして野村は12勝目を挙げ、シーズン自己最多に並んだ。







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