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【カープ情報】2016.06.15 広島対西武 交流戦2回戦 エルドレッド負傷交代、ミス、拙攻の試合を耐えてようやく4番の一振りで打線がつながり、ジョンソン交流戦初勝利

2016年6月15日に行われた、広島対西武の交流戦2回戦の試合結果

西武 001 010 000|2
広島 011 000 40×|6

勝 ジョンソン 7勝5敗
負 武隈 3勝2敗
S -

【本塁打】鈴木7号

交流戦で勝ち星のないジョンソンだが、今回はマツダスタジアムでの登板となり、球場の相性という点では何ら不安はない。
秋山、栗山にはストライク先行で打ち取っていき、リズムもまずまずのピッチング。
3番のメヒアに対してはちょっと慎重になったようで、ボールが先行したが、怖がっているという様子とは違い、インコースにキレのいいボールをどんどん投げ込んで、詰まらせてのライトフライで三者凡退に打ち取った。

一方の高橋光とは初対戦となり、昨日の菊池対策同様、河田コーチからの情報を活かして攻撃していくのが良策か。
先頭の田中は、高めに浮いたアウトコースのカーブをレフト方向へ流し打ってレフト前ヒット。
さあ、若い投手相手に足で揺さぶりをかけながらの攻撃をしていくタイミングとなった。
1-1からスタートの構えを見せ、牽制を投げさせると、エンドランを仕掛けて、菊池は右方向へ狙い撃つ。
しかし、良い当たりだったがファーストライナーとなり、ライナーゲッツーでランナーがいなくなった。

いきなりの併殺打は、昨日の西武の攻撃を思い出させるだけに、これで流れを手放さないようにしないといけない。

2アウトから丸が四球を選んで、再びランナーを出すことには成功し、今度も丸が足で揺さぶりを掛けていきたいところ。
同じく1-1から動きを見せ始め、新井は真ん中に入ってきたストレートを捉えて、レフトへクリーンヒットを放つ。
際どいコースのボール球を見逃せるようになってきたエルドレッドは、変化球が2球連続でボールとなり、3球目のストレートを狙ったがミスショットでサードゴロとなり、無得点となったが、併殺の後、すんなり攻撃が終わらなかったのは、徐々に効いてくるはず。

2回のジョンソンは、先頭の中村剛に対してもインコースで詰まらせてファーストフライに打ち取り、長打力のある打者にもどんどんインコースを使ってくる。

2回裏には、先頭の鈴木の左中間への本塁打で先制し、さらに安部がレフト前ヒットで続く。
石原に対しては3-0とボール先行となったものの、3-1からショート正面へのゴロを打ってしまう。
鬼崎がファンブルして一塁だけアウトになったが、石原にしてもジョンソンにしても送りバントなどの仕草も見せておらず、チグハグな攻撃には思える。

ジョンソンは、3回辺りからボールが抜ける頻度が多くなった。
ストライクゾーンのボールは、打たれてもファールでカウントを稼げるのがジョンソンのいい時のピッチングだが、ストライクゾーンから大きく外れはしないが、僅かにボールになることでカウントが稼げない。
スライダー、カットボールの曲がりが非常に小さく、高めのまま抜けてくることで、強い打球を打たれてしまう。

先頭の炭谷には追い込んでからボールが連続し、フルカウントから甘く入ったボールをライト前ヒット。
高橋光には、送りバントを2球ファールにさせたが、スリーバントは高めに浮いたボールだったことでバットに当たって成功してしまう。
1アウト2塁となり、秋山には上手く打たれてセンター前ヒットで、ランナーは三塁で止まって1、3塁。
そして金子侑には、1-1から甘く入ったストレートをレフト前に運ばれ、同点タイムリーを浴びてしまう。
ボール先行、強い当たりが多い、投球テンポが悪い、という状況でのピッチングで、守備のムードは非常に重苦しい。
ただ、メヒアには上手くタイミングを外してセカンドゴロ併殺打に打ち取り、ジョンソンの悪いなりの粘りのピッチングは見られた。

その直後の3回裏、先頭の丸がセンター前に抜けようかという当たりが、セカンドベースに当たる間に二塁を陥れるが、新井はワンバウンドのフォークを振って空振り三振。
炭谷がボールをこぼしている間に丸が三塁に進み、エルドレッドのサードゴロを中村剛が弾く間に丸は本塁生還し、1点勝ち越し。
しかし、そのサードゴロで一塁を駆け抜けたエルドレッドは、右脚の太もも裏を痛めたような仕草を見せ、そのまま松山と交代してしまう。
1点と引き換えにエルドレッドを失ってしまい、ちょっと攻撃のムードは良くない。

4回もピンチを背負ったジョンソンは、その4回は何とか無失点で切り抜けたが、続く5回には1アウトから秋山にセカンド右への内野安打性のゴロ(記録は菊池のエラー)を打たれ、二盗を決められると、再び金子侑にフルカウントから甘いカットボールを打ち返され、レフト前タイムリーで同点に追い付かれる。
西武は、ここで勝ち越せば一気に試合の流れを掴めるという考えもあったのか、メヒアの打席で金子侑が三盗を狙う。
しかし、この三盗を石原が刺したことで、カープとすれば試合の流れを相手に渡すのをなんとか堪えたと言える。

ここからはお互い拙攻の応酬となる。
5回裏には、菊池がライト前ヒットで出塁すると、揺さぶりをかけながらの攻撃を見せ、丸の打席でエンドランを決めてノーアウト1、3塁。
ただ、新井はフルカウントまでは粘るが、フルカウントからは外のボールになる変化球を振って空振り三振という、ここのところ何度も目にする凡退の仕方。
松山のショート正面の打球で菊池が三塁から本塁を狙おうとするが、明らかなアウトのタイミングで三本間に挟まれ、菊池がタッチアウトになると、打者走者の松山は2塁を狙って一二塁間に挟まれる。
ここはおとりになるべく走塁しようとした可能性もあるが、そうだとすればあまりにあからさま過ぎ、そうでないなら単に走塁ミスというプレーで、変則的なダブルプレーとなって、ノーアウト1、3塁のチャンスを逃してしまう。

西武が、併殺打、盗塁死、タイムリーエラー。
カープが、併殺打、エラー、走塁死、送りバント失敗、そしてエルドレッドの負傷退場。
お互いに試合の流れを手放しては、また手繰り寄せようとする試合展開になっている。

ただ西武に試合の流れを渡さなかったのは、ジョンソンの悪いなりの7回2失点というピッチングがあってこそ。

そして7回裏のカープの攻撃では、今季ほとんど機能していなかった右の代打、下水流が代わった武隈の内に入ってくるスライダーをレフト前に運んだ。
この僅か1本のヒットが、停滞していた攻撃に波を起こした。

今季、9番から始まる打順で右の代打を起用しても、出塁することができていなかったが、先頭での出塁が出来るというだけでも作戦面では大きい。
進塁打等は打つことが出来なかったが、この試合で得点圏のチャンスで新井を打席に迎えること、実に3度目。

追い込まれてしまったが、インコースのストレートを詰まりながらもレフト前に運ぶタイムリーで勝ち越すと、ようやく打線に覆いかぶさっていた重荷が取れた。
松山は独特の低めのすくい上げるバッティングを見せると、前進守備のライトの頭上を越える2点タイムリー。
鈴木は低めのストレートを強く叩くと、速い球足でセンターへと抜けていくタイムリーで、この回4点目。

これで試合の流れを掴んだ。
8回はジャクソンが三者凡退で抑え、9回は疲労気味の中崎に代わってヘーゲンズがマウンドに上がる。
流石にリードした9回を抑えるのは緊張したのか、コントロールを乱す場面もあったが、無失点で切り抜けて連勝となった。

もう一つ追加しておくと、8回裏の攻撃でも赤松が牽制死しており、内容的には決して褒められた試合ではない。
こういう試合こそ、昨年のあの貸しを返してもらったと受け取っておこう。





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