今日はこの、「黒田、カープ復帰へ」という話題に尽きる。
いつ以来だろうか、朝刊を見て声を発したのは。
「マジで!?」
しばらく、その言葉しか出なかった。
私が広島市民球場で黒田の登板試合を見たのは、2004年のアテネオリンピックの年が最後で、実に10年が経過している。
その頃ももちろんエースと呼ばれる存在ではあったが、さらに進化してる投手というのは、カープのレジェンド的な存在と言ってもいいはず。
メジャー移籍の際に話していた、日本復帰ならカープ、戻るなら戦力として、というのも有言実行ということになり、この復帰を喜ばないカープファンがはたして存在するだろうか?
さて、現実問題として、新外国人、ドラフト、新井の復帰などといった来季の新戦力が早めに決定していたことで、11月中旬頃にはすっかり落ち着いていたカープだが、これで動きが出てくる。
まずは、黒田と言えば専属捕手だった倉への影響。
石原と倉の二人体制が近年まで保たれていたものの、今季は會澤がレギュラーを奪取する勢いを見せ、白濱もシーズン終盤には、3番手として見れば、相手の目先を変えるいいアクセントになっていた。
決して一年間一軍が安泰という立場でもないだけに、自主トレ、キャンプなどで開幕一軍を目指すモチベーションになるはず。
次に、投手陣全体への影響。
2015年の先発ローテは、前田健、大瀬良が確定的なだけで、3番手以降は競争になるはずだった。
ヒースはストッパー候補ということもあり先発候補からは外れ、新外国人投手のジョンソンが3番手の有力候補。
4番手以降は、不振だった野村の巻き返し、投球内容の良化の兆しを見せた福井、秋季キャンプで高評価だった九里(
当ブログ推奨投手)、リリーフか先発かはチーム事情に左右されそうな戸田。
この4人の中から3人が先発ローテ入りし、1人がリリーフへ、という流れだったところへ、黒田が先発ローテ確定となれば、前田健、黒田、ジョンソンは中5日での登板も可能であるだろうから、大瀬良の他は調子の良い1人に絞って先発起用することもでき、終盤の勝負手としても有効になるはず。
また、一軍で黒田とともにプレーしていた経験があるのは、カープの現役選手では、投手では永川、河内。
野手では、石原、倉、東出、栗原、梵、新井、廣瀬、天谷、中東ということで、投手の方が圧倒的に少なくなっている。
前田健のルーキーイヤー(二軍登板のみ)が、黒田のメジャー移籍前の最後の年となっており、同時に一軍登録されていた期間はなかったはずで、ある意味緊張感を持って接するようになるというのも、チームを引き締めることにも繋がりそう。
いずれにしても、(ほぼ)ノーマークだったところから、いきなりエース級の選手を海外FAで獲得できるというのは、盆と正月が一緒に来たよう、どころでは何か言葉が足りないとさえ思える。
時期的に、
「クリスマスと黒田と正月が一緒に来たよう」
これくらい盛ってもいいかなと思う。
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2015年のシーズンもblog更新楽しみにしております。
黒田復帰の知らせを知ったときは感動して泣きかけました。
何が嬉しかったって、有言実行で帰ってきてくれたことです。
黒田には一応来季の高成績を期待しますが、一番は私もチームの精神的支柱の役割を担ってくれると期待しております。
黒田の加入で3年連続上位への希望は出ましたが、優勝は結局打撃次第だと思うのでそっちはまだわからないですね。