2014年10月12日に行われた、広島対阪神のクライマックスシリーズ1stステージ第2戦の試合結果
広島 000 000 000 000|0
阪神 000 000 000 00×|0
勝 -
負 -
S -
【本塁打】なし
今日のスタメン発表を見て、まずは左腕能見を読み切ったカープが、してやったりというところ。
ただ、それを活かすためには、個々の選手が自信を持って打って、得点を奪わないと意味がない。
そして、今日の試合は序盤から両チームとも好守の連発で、非常に締まった試合となる。
大瀬良が阪神打線を抑えている間に先制したいところなのだが、菊池と丸が出塁できず、チームに勢いが出ない。
何かきっかけがあれば、流れも傾きそうな雰囲気はあるのだが、とにかく打つ方で自力で流れを持ってくることが出来ない。
ならばと、守備でリズムを作っていった。
梵のファインプレー、小窪の堅守、大瀬良の送りバントのセカンド封殺、會澤の盗塁阻止、とにかくいい集中力を見せてくれた。
ようやく、7回に1アウト満塁のチャンスをつかみ、ここで鈴木誠と會澤が打席に向かう。
この痺れる場面で、共に倒れてしまい無得点になったが、あの場面で代打を出されなかったことを意気に感じ、今後の糧にしていってもらいたい。
ともあれ、7回表のビッグチャンスを活かせなかった直後の、阪神の攻撃では、ゴメスの詰まった当たりがヒットになってしまう、悪い流れが訪れる。
0行進の試合で、7回という終盤に先制点を奪われるというのは、絶対に避けないといけないパターン。
ここでマートンのピッチャーライナーを叩き落とし、ピンチをしのぐ大瀬良の執念、気迫が見られた。
結局、大瀬良が7回無失点、ヒース2回無失点、中崎2回無失点という完封リレーを見せるも、カープ側も無得点で、12回裏の阪神の攻撃が打ち切られ、引き分けでファーストステージ敗退が決まった。
派手に打ち込まれて大敗とか、逆転負け、エラーによる失点などが原因の散り方ではなく、スコアレスドローという結果でのファーストステージ敗退というのは、今季最後の試合として、締めくくりの試合として考えれば、救われたという感じもある。
この試合に関しては、
最終回の攻撃、2アウトからヒットを放った田中
スタメンでフル出場したものの送りバント失敗などもあり、苦い経験を糧にしてほしい鈴木誠
盗塁を2度刺し、また無失点投球を引き出した會澤
最後の最後で初ヒットを放った菊池
中心選手として試合に臨み、2試合ノーヒットという自身の結果がチームにどう影響を与えるのか身にしみてわかった丸
1点でも失ったら敗色濃厚という中、無失点という好投を見せた大瀬良、ヒース、中崎
代打ではなく、スタメンとしての起用に応えて見せた小窪
2試合連続ヒットのロサリオ、エルドレッド
先制点を防ぐ守備を見せた梵
等々、この1試合で失ったものはなく、得たものだけが大きかった。
そう思えるようになってくれると信じて、今季の戦いが終わったと締めくくりたいと思う。
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