漫画感想「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」17巻
「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」を読了。こちらは5月に出たものなので季節ネタは少なめ。と言いつつ本体表紙のポンの話は連休ものですが。行楽の準備風景だけですごく楽しそう……
定番の提督&羽黒のカップルに松風が切り込むのはみにまるの「僕とキミとの三角関係」。羽黒に懐いている神風はもちろん朝風も加え、プチ神風型祭り回とも言えます。宝塚系の魅力で最初から最後まで場をかき回す松風の様子が楽しい。
初春が様々な艤装に着替えるのは観城はるかの「今日はなんの日！？」。着替えネタ自体は結構あちこちのイラストなどで見かけますが、初春1本に絞っているのは珍しい。頭身の関係で正にお人形の着せ替えのようなワイワイした騒ぎの後、初春に大和の桜の髪飾りという意外な相性の良さを持つセレクトで締めるのが素敵。同じく初春型の4人を描いたムンムの「ニ一駆は助け隊！！」は若葉でも大丈夫でないピンチと彼女達の幼さがクスリと笑わせてくれます。
桐ヶ谷ユウジの「軽巡大井ウサギを飼う」はタイトル通り大井がウサギをこっそり飼おうとして……というものですが、相談相手に卯月を選ぶのが慧眼。ウサギにまつわる様々なおふざけがひとところに留まらないコミカルさ。
荒潮改二のまるで防犯ブザーな探照灯ネタを漫画にしたのはむねきちの「ノータッチ探照灯おにごっこ」。探照灯を当てる訓練に提督がどこまで真面目にやってるのか分からない変態成分を合わせることで、オチの言い逃れ不可な状況の笑わせぶりが増しています。
この他、鈴谷の色っぽさを堪能できつつ意外な伏兵にもやられる日鳥の「チィッス！鈴谷先生！」、霧島の妹成分にスポットを当てたつっこの「末っ子霧島は甘え下手」、良い話風にまとめようったってそうはいかないかまぼこREDの「青葉は見ていました。」、初月主体に姉妹を描くアユタ ミシンの「秋月型姉妹は今日もかわいい」など、和やかに楽しめる1冊でした。
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