いっぱい楽しんで/のんのんびより りぴーと9話他2015/9/2感想
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のんのんびより りぴーと 第9話「みんなでお月見をした」
小説感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します! 」5巻）
何か刷新されたGoogleのロゴ（というかファビコン）に慣れない……
＞拍手返信：雪光さん
雪光さんをはじめ他の方の感想を見ているとこの小吉さん修復エピソード、僕が見落としてる部分多いなと思わされるのですが、全て言語化してしまうのではなくまず感覚で伝える手法ができているからでしょうね。気付く部分に違いはあってもまず心地よく見られるというのがみんな共通しているんだなと思います。
＞拍手返信：匿名
ありがとうございます。「修復することはただ単に元に戻すことじゃない、もう1つ思い出を重ねること」という感想、好評をいただけて恐縮してます。
＞拍手返信：と～しきさん
単なる連作ではなくて、繋げ方にちゃんと意味があるのがいいですよねー。しかも特に意識せず個々で捉えてもそれだけで楽しい。毎回毎回、構成に舌を巻いています。
のんのんびより りぴーと 第9話「みんなでお月見をした」
©2015 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合二期
池で飼う魚を何か釣ってきて欲しいと頼まれた夏海。みなを誘って釣りへ出かけたのだが……
第9話、かわいい女の子だと思った？その通り夏海ちゃんだよ！ 手を変え品を変え彼女の魅力を引き出した作りが楽しい。目を引くのはやはりこのみの持ってきた服を着せられる部分にあるわけだけど、その前の釣りに関する一幕がギャップを際立たせてくれます。魚捕まえに池に飛び込むとか男子でもやらんわ！どこの野生児だ！ 男子でもやらんわ、と書いたが母親に叱られる経緯は完全にやんちゃな少年のそれである。
このワイルド過ぎる夏海の個性の再提示の後、彼女の魅力を引き出していくのがゲストキャラというのがまた賑やか。このみは学生では最年長らしい最年長キャラということで、着替えの実現に留まらず夏海を「抑える」珍しいシチュエーションを成立させているし、逆にひかげはお調子者という共通点で夏海を「加速させる」側に回っている（ただしマイナス方向に）。無駄によくできた台詞回しでひかげ自身の存在感もけして薄くはないのだけど、後半のお月見話は夏海と2人で一心同体と呼べる状態でした（実際、だんご食べちゃう上にごまかしに走るやらかしを一緒に背負ってくれる共犯者でもある）www 土下座待機もれんげの声で「別人に土下座」というオチは使えないぞ？と思っていたら駄菓子屋が登場するなど、登場したならしただけ3人共目立っていたなという印象。一方で夏海以外のレギュラー3人はポイントを絞って脇役に徹した感じか。夏海が言ったように、ただただ単純に楽しめる回でした。
関連：
のんのんびより りぴーと 感想リスト
のんのんびより りぴーと 第1話「一年生になった」
のんのんびより りぴーと 第2話「星を見に行った」
のんのんびより りぴーと 第3話「連休中にやる気を出した」
のんのんびより りぴーと 第4話「てるてるぼうずを作った」
のんのんびより りぴーと 第5話「お好み焼きを食べた」
のんのんびより りぴーと 第6話「ホタルと仲よくなった」
のんのんびより りぴーと 第7話「思いきって飛び込んだ」
のんのんびより りぴーと 第8話「給食当番をした」
＜小説感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!」5巻）＞
特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!5 (ファミ通文庫)
「艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!」5巻を読了。第十四駆逐隊、今度の派遣先は北方の幌筵泊地。所属する艦娘は阿武隈・木曾・まるゆの3隻のみ……と3巻の南方リンガ泊地を彷彿とさせる状況ですが、展開は全く別物。3巻は提督と叢雲の絆、あきつ丸の思いといったものに突き動かされて陽炎達が活躍する話でしたが、5巻は陽炎達の足跡が現在形で伝わるものとなっています。読者にとってはこの物語は陽炎が横須賀鎮守府に転属になるところから物語が始まるわけですが、第十四駆逐隊のそれまでがゼロだったわけでは当然無く。それは2巻のヒロインである陽炎の旧友・不知火に代表される形でこれまでも描かれてはいますが、もちろん他のメンバーにだって様々な関係のあった艦娘がいるわけで。クローズアップして描かれてはいなかったものを含め、そうした艦娘が陽炎達の窮地に駆けつけるという展開が格好良く、また世界とキャラクターの広がりを感じさせてくれます。陽炎が呉鎮守府にいた頃を描いた4巻が単なる過去編・外伝ではなく、この5巻のための伏線になっているのが心地良いですね。
またそれは同時に、第十四駆逐隊だけが彼女達の居場所ではないこと、それでもやっぱり第十四駆逐隊が彼女達にとってとても大切な存在であることを示してもおり、いつか訪れるであろう転属や解散の寂しさを感じさせるものにもなっています。中盤ではこれまで成功を収めてきた彼女達が敵の猛攻に1人、また1人と脱落していく展開があり、そこで死ぬわけはないとメタ的には分かってはいるのですが、上述した寂寥がそこに別の真実味を加えてくる。いつかこんな別れが来るのかもしれない、こんな形ではなくとも、いつかは離れ離れになる時が来る。残り巻数が2巻と明言されているように、「この物語」の終わりが近づいていることを感じさせる1冊でした。
そうした意味で、今回のゲストである阿武隈達は「陽炎達によって引き立てられるゲスト」ではなくむしろその逆なのですが、そのために比較的短い出番の中で印象を残してくれるのがいいですね。特に木曾とまるゆはファンの間で定番のコンビとして成立しているので、木曾のまるゆへの愛情がすっと胸に入ってくる。また阿武隈も本作における軽巡一般のイメージと異なった人物像を付加するのにもっとも適しており、配役の上手さを感じさせてくれます。
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漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」1巻）
漫画感想（「Rozen Maiden」1～7巻（新装版）、「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」2巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」3巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」4巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- アンソロジーコミック 横須賀鎮守府編」5巻）
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漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- コミックアンソロジー 呉鎮守府編」）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」1巻）
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漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」3巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」4巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」5巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」6巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん‐艦これ‐コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編 壱」）
漫画感想（「艦隊これくしょん‐艦これ‐コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編 弐」）
漫画感想（「艦隊これくしょん‐艦これ‐コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編 参」）
漫画感想（「艦隊これくしょんー艦これーコミックアラカルト 舞鶴鎮守府編」4巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん‐艦これ‐コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編」5巻）
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漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 4コマコミック 吹雪、がんばります!」3巻）
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漫画感想（「艦隊これくしょん -艦これ- 止まり木の鎮守府」1巻）
漫画感想（「艦隊これくしょん ‐艦これ‐ side:金剛」1巻）
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のんのんびより りぴーと 第9話「みんなでお月見をした」
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＞拍手返信：雪光さん
雪光さんをはじめ他の方の感想を見ているとこの小吉さん修復エピソード、僕が見落としてる部分多いなと思わされるのですが、全て言語化してしまうのではなくまず感覚で伝える手法ができているからでしょうね。気付く部分に違いはあってもまず心地よく見られるというのがみんな共通しているんだなと思います。
＞拍手返信：匿名
ありがとうございます。「修復することはただ単に元に戻すことじゃない、もう1つ思い出を重ねること」という感想、好評をいただけて恐縮してます。
＞拍手返信：と～しきさん
単なる連作ではなくて、繋げ方にちゃんと意味があるのがいいですよねー。しかも特に意識せず個々で捉えてもそれだけで楽しい。毎回毎回、構成に舌を巻いています。
のんのんびより りぴーと 第9話「みんなでお月見をした」
©2015 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合二期
池で飼う魚を何か釣ってきて欲しいと頼まれた夏海。みなを誘って釣りへ出かけたのだが……
第9話、かわいい女の子だと思った？その通り夏海ちゃんだよ！ 手を変え品を変え彼女の魅力を引き出した作りが楽しい。目を引くのはやはりこのみの持ってきた服を着せられる部分にあるわけだけど、その前の釣りに関する一幕がギャップを際立たせてくれます。魚捕まえに池に飛び込むとか男子でもやらんわ！どこの野生児だ！ 男子でもやらんわ、と書いたが母親に叱られる経緯は完全にやんちゃな少年のそれである。
このワイルド過ぎる夏海の個性の再提示の後、彼女の魅力を引き出していくのがゲストキャラというのがまた賑やか。このみは学生では最年長らしい最年長キャラということで、着替えの実現に留まらず夏海を「抑える」珍しいシチュエーションを成立させているし、逆にひかげはお調子者という共通点で夏海を「加速させる」側に回っている（ただしマイナス方向に）。無駄によくできた台詞回しでひかげ自身の存在感もけして薄くはないのだけど、後半のお月見話は夏海と2人で一心同体と呼べる状態でした（実際、だんご食べちゃう上にごまかしに走るやらかしを一緒に背負ってくれる共犯者でもある）www 土下座待機もれんげの声で「別人に土下座」というオチは使えないぞ？と思っていたら駄菓子屋が登場するなど、登場したならしただけ3人共目立っていたなという印象。一方で夏海以外のレギュラー3人はポイントを絞って脇役に徹した感じか。夏海が言ったように、ただただ単純に楽しめる回でした。
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特装版 艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!5 (ファミ通文庫)
「艦隊これくしょん -艦これ- 陽炎、抜錨します!」5巻を読了。第十四駆逐隊、今度の派遣先は北方の幌筵泊地。所属する艦娘は阿武隈・木曾・まるゆの3隻のみ……と3巻の南方リンガ泊地を彷彿とさせる状況ですが、展開は全く別物。3巻は提督と叢雲の絆、あきつ丸の思いといったものに突き動かされて陽炎達が活躍する話でしたが、5巻は陽炎達の足跡が現在形で伝わるものとなっています。読者にとってはこの物語は陽炎が横須賀鎮守府に転属になるところから物語が始まるわけですが、第十四駆逐隊のそれまでがゼロだったわけでは当然無く。それは2巻のヒロインである陽炎の旧友・不知火に代表される形でこれまでも描かれてはいますが、もちろん他のメンバーにだって様々な関係のあった艦娘がいるわけで。クローズアップして描かれてはいなかったものを含め、そうした艦娘が陽炎達の窮地に駆けつけるという展開が格好良く、また世界とキャラクターの広がりを感じさせてくれます。陽炎が呉鎮守府にいた頃を描いた4巻が単なる過去編・外伝ではなく、この5巻のための伏線になっているのが心地良いですね。
またそれは同時に、第十四駆逐隊だけが彼女達の居場所ではないこと、それでもやっぱり第十四駆逐隊が彼女達にとってとても大切な存在であることを示してもおり、いつか訪れるであろう転属や解散の寂しさを感じさせるものにもなっています。中盤ではこれまで成功を収めてきた彼女達が敵の猛攻に1人、また1人と脱落していく展開があり、そこで死ぬわけはないとメタ的には分かってはいるのですが、上述した寂寥がそこに別の真実味を加えてくる。いつかこんな別れが来るのかもしれない、こんな形ではなくとも、いつかは離れ離れになる時が来る。残り巻数が2巻と明言されているように、「この物語」の終わりが近づいていることを感じさせる1冊でした。
そうした意味で、今回のゲストである阿武隈達は「陽炎達によって引き立てられるゲスト」ではなくむしろその逆なのですが、そのために比較的短い出番の中で印象を残してくれるのがいいですね。特に木曾とまるゆはファンの間で定番のコンビとして成立しているので、木曾のまるゆへの愛情がすっと胸に入ってくる。また阿武隈も本作における軽巡一般のイメージと異なった人物像を付加するのにもっとも適しており、配役の上手さを感じさせてくれます。
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