漫画感想「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」13巻
「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」を読了。表紙は潜水艦組ですが、背後にあるのが水中の鳥居なあたり、神秘的というかある種の尊さがあって良い。
禁酒を命じられたポーラが騒動を巻き起こすのはこじまたけしの「ポーラの禁酒」。どうしたらここまでこの娘を禁酒させられるのだろうかw いつものポーラに戻るオチに一安心ですが、もっとも素晴らしいのはこのカット。
腰から下のラインも前でくっつきそうな姉妹の距離感も素晴らしい……挟まれたい……
姉妹艦のいない島風と夕張のコンビを描くのは萩埜まことの「きみとポニーテール」。この2人の組み合わせは割と初期から認知されていた印象がありますが、夕張のメカマン化や島風の姉妹に近い天津風の登場などで最近はあまり見ていない気がするので懐かしい。速度ネタなどなしで、照れ臭がっているけど夕張の言う事を聞いてしまう島風の姿に関係の円熟性を感じます。
山城の不幸ネタをメインに仕上げているのは稲山覚也の「山城さんの不幸な日常」。短編小ネタ集として話ごとに笑わせてくれながらも、ラストで格好良くも良い話にもしてくれるのが心地よい。単に不幸なのではなく、他の人と関わりある不幸でネタを作っているのが勝因か。
毎度ウンチクを勉強できるチャーリーにしなかと中島零は今回は方向性が異なり、チャーリーにしなかの「特型駆逐艦なのです!」は吹雪に始まる特型駆逐艦のスペック的な強さをみっちり描いた内容。対して中島零の「ウォースパイト観察日記」はウォースパイトの戦歴を紹介するもの。後者は特に「ウォースパイト死の行進」のオチに笑わせてもらいました。いや、舵が故障して旋回しかできなくなるとかシャレにならんけど。
myの「真似て甘えて照れ隠し」は過労で倒れた筑摩が利根の真似をして提督に甘える話。この利根の真似をしてというのが秀逸で、中の人が同じだから容易に想像できるようで「真似」だと意外と難しい。そしてその分ギャップが非常にかわいいのだけは本当に容易に理解できちゃうわけで。甘える甘いお話です。
甘い繋がりでは穂波ですの「鳳翔さんは料理好き」も相当なもの。飛龍と蒼龍が鳳翔さんに料理を教えてもらうお話ですが、そこに彼女と提督の仲が正に「料理は愛」で滑らかに繋がってしまうのが分かってても甘々。劇中で蒼龍自身が言ってますが口から砂糖を吐きかねない塩梅w
この他、自由な鎮守府ぶりが楽しい着信なし殿の「ちょっと無茶して楽しい職場作り!」、タイトル通り見ていてこちらがほんわかしてしまう釘宮あつきの「ほんわか鎮守府」、真面目な大淀の不真面目なスカートに着目したももいぬの「TRY♡あんぐる~!」などなど。にっこり笑える一冊です。
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山城の不幸ネタをメインに仕上げているのは稲山覚也の「山城さんの不幸な日常」。短編小ネタ集として話ごとに笑わせてくれながらも、ラストで格好良くも良い話にもしてくれるのが心地よい。単に不幸なのではなく、他の人と関わりある不幸でネタを作っているのが勝因か。
毎度ウンチクを勉強できるチャーリーにしなかと中島零は今回は方向性が異なり、チャーリーにしなかの「特型駆逐艦なのです!」は吹雪に始まる特型駆逐艦のスペック的な強さをみっちり描いた内容。対して中島零の「ウォースパイト観察日記」はウォースパイトの戦歴を紹介するもの。後者は特に「ウォースパイト死の行進」のオチに笑わせてもらいました。いや、舵が故障して旋回しかできなくなるとかシャレにならんけど。
myの「真似て甘えて照れ隠し」は過労で倒れた筑摩が利根の真似をして提督に甘える話。この利根の真似をしてというのが秀逸で、中の人が同じだから容易に想像できるようで「真似」だと意外と難しい。そしてその分ギャップが非常にかわいいのだけは本当に容易に理解できちゃうわけで。甘える甘いお話です。
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