漫画感想「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」12巻
「艦隊これくしょん -艦これ- 電撃コミックアンソロジー 佐世保鎮守府編」12巻を読了。表紙は鎮守府夏祭り。比叡と榛名の姉妹なやりとりもいいですが、後ろで金剛が水風船をガンガン取っているのが妙に印象的…w
漫画の先陣を切るのは着信なし殿の「個性を活かせる素敵な職場」。愛宕の七夕の願いが「フルーツポンチのお風呂に入りたい♡」でギャグとして成立するのはここの鎮守府くらいのものだろうなと思います。そんな愛宕とコンビを組みつつ随時ボケとツッコミが入れ替わる提督もなんとも形容し難い個性がある。そんな提督のズボンを鯉のぼりの吹き流しに使う鎮守府マジ鬼畜。
ありそうで意外と無いのはカモトタツヤの「瑞鶴とメイドな一日」。タイトル通り瑞鶴、それに翔鶴と赤城、加賀さんが間宮でメイドになるというものですが、これが加賀さんの仕込みというのがいいですね。他作品のように瑞鶴が突っかかって……というのと逆方向で、加賀さんの方から積極的にコミュニケーションを取っているのに新鮮な楽しさがある。
坂崎ふれでぃの「酔いどれの夜に」はポーラを主体に毎度のウンチク……から最後にマジボケに走るあたりがいつもと少し違った味わい。「人は走りながら曲がる時に内側に体を傾けるが、艦は遠心力で外側に傾く。なら艦娘は?」というのは確かに酔ってないとできない悩みかもしれません。真面目に悩まれても困るw
もりこっこの「改二なンです」はタイトルで想像つくかもしれませんが江風改二が主役。ボケもツッコミも彼女がこなしてくれる活躍ぶりが頼もしいですが、特に嵐と「決めポーズ」について語り合うあたりはネタが発展していく感じがあって楽しい。
島崎無印の「満潮の便り」は、八駆のいる鎮守府から異動した満潮が二十四駆の海風と涼風に心を開く様がじんわり描かれていて優しい。艦これなら八駆の他の艦がみんな沈んだという話にはしなくていいんだよなあ……。満潮提督を歓喜させた「ありがとう」が涼風にも使われているのもポイント高い。
斬々舞の「クッキング摩耶vs天龍めし」は摩耶と天龍が料理で対決!というものですが、相手を提督ではなくアイオワにすることで話が思わぬ方向に転んでいるのが面白い。焦げ焦げの飯を美味しそうに食べるだけだと多少首を傾げるところでしたが、比叡カレーまで美味しそうに食べるとなるともうお手上げです。恐るべしアイオワ級胃袋w
この他、明石の遊び心がとんでもない事態を巻き起こすこじまたけしの「大淀ロボ大暴走」、ツッコミ不在でどんどん日本知識が崩れてゆく梅津葉子の「プリンツ・オイゲンの日本語勉強教室」、赤城の食欲と実直さを正面から描いた稲山覚也の「食いしん坊の赤城さん」、千歳・千代田の秋衣装がたっぷり拝める滝沢リネンの「ちとちよ姉妹のお弁当」など盛り沢山の1冊。
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