今日のボランティア作業は当初車椅子を地下駐車場から正面玄関まで運搬する作業だった。バスやタクシーで来院される患者さんは正面玄関から入られるので正面玄関に置かれた患者さん用車椅子は不足しがちだ。地下駐車場には多くの車椅子が置いてあるので不足分を正面玄関まで運ぶのが朝一番の仕事になっている。
その後の作業は、本館13F、12F、11Fラウンジ書棚への配本だった。初めての例だが寝たきりの入院患者さんから本のリクエストがあったので看護師さんの案内で図書ラックを押して病室に入りラックに載せてある図書を見てもらった。図書ラックは2面3段式の本棚でキャスター付き、本が探しやすい構造になっている。あいにく所望のジャンルの図書は無かった。患者さんは院内の書店に取り寄せてもらうことにするとの話だった。図書ラックに載せている本はリクエストに基づいた本ではなく、理髪店などに置いている剣豪ものの漫画本やゴルゴ13など娯楽用のシリーズ漫画本が半分、有名作家の単行本、文庫本が半分、主婦向けの料理本、月遅れの週刊誌などだ。総じて一般入院患者さんの気晴らしになればいいなというような本ばかりで、特定の人がジャンルや書名を指定して求められても応じられないことが多い。患者さんの中には入院中に書店で本を求めて退院時に残置していく人がいる。その本はボランティア図書に繰り入れるので本の数としてはどんどん増えていく。
その後、今日の出勤者たちと一緒に昼食を採り帰宅した。
今日は85歳になった記念に津久井城山(374m)に登ってきた。昨年5月6日にも同じ津久井湖観光センター側から登ったが、半年経って前回よりも身体的にきつくなっていた。この登山ルートは距離は1.5kmと短いが、急登の連続なので高齢者には厳しい。高齢者は反対側の城山公園パークセンター側から登った方が標高差が少なく楽なのだが駐車場が狭いので満杯だと付近に駐車場がないので駐車できない難点がある。登り始めて10分くらいのところで下山するグループとすれ違った際、すべって転倒し下山する若い人に助けてもらった。怪我はなかったが恥ずかしい思いをした。登りに1時間、下りに約45分かかった。総行程約1時間45分の間に20人くらいの登山者とすれ違った。昨年5月に登った時は花がきれいだった。今回は寒かったが日差しがあり見晴らしも良かった。登山道は凍結し日が当たる場所は霜が溶けかかっていた。
真下は津久井湖にかかる三井大橋
昨年敬老の日に長女からプレゼントされた花ルクリアココ(アッサムニオイザクラ、アカネ科 常緑低木)の鉢植えをべランダへの出入り口に近いところに置いていたら開花した。晴天の日は日差しがある場所だ。
各部屋に面している細長いベランダは入居当初から中小型のコンテナを並べて物置として利用していたが、昨年3月から5月まで行われた2回目の大規模修繕をきっかけにコンテナは全部撤去し処分した。修繕工事のため撤去するよう求められてもいたが私個人の終活のためでもある。保管していた書籍類も遊び道具なども一つ一つ思い出があるが思い出にこだわっていては何も整理できない。しかし家内の持ち物は亡くなって日も浅いので処分する気持ちにならない。
最近は毎朝仏壇に手を合わせ祖父母や両親や家内の遺志はどうだったのかなど思い出している。
幸い両親は余分な財産を残さなかったので兄妹4人は仲良く暮らしている。