世相を斬る あいば達也

民主主義や資本主義及びグローバル経済や金融資本主義の異様さについて
定常で質実な国家像を考える

鳩山首相の次の首相は?

2009å¹´11月29æ—¥ | æ—¥è¨˜

人気ブログランキング 

ブログセンター・ ニュースと時事

鳩山首相の次の首相は?

今日はいささか楽しい予測でもしてみようかと思う。いや、鳩山首相の退陣が近いと云うわけではないので念のため。

政権運営の三重苦を難渋しながらも乗り越えて、夏の参議院選にすんなり勝利した場合は鳩山政権は6~7年の長期政権になると思われる。その時の次期首相を現時点で考えることは馬鹿げているだろう。
菅も岡田も老いるわけで新鮮味に欠けてしまっている。第三世代的存在の前原を筆頭に、その7年間で頭角を現す議員が首相に就くものと思われる。

問題は本予算成立を相前後して鳩山退陣の大合唱が起きた場合(99%、そうなるのは経済失策であり、決して自分の金を政治にルール違反で注ぎ込んだことでもなく、普天間移設で米国とギクシャクしたからでもない)

この場合、横すべりで菅直人と云うのが順当なのだが、小沢との関係には一定の距離があり、日本を元気にするガラッパチ亀さん(亀井静香)の出番もありそうだ。あの人が話しだすと、明日にでも景気が回復しそうな印象を与える点は有利だ。

連立政権のトップに少数党トップを据える事(村山富一・細川護煕)も多いので充分あり得る。また、小沢幹事長との連携も現時点ではスムーズになされている。経済問題が二番底状態を呈しているなら、菅ではなく亀井だろう。しかも菅直人には都知事選出馬が視野にあり、都知事への魅力に惹かれている雰囲気も既にある。

もう一つ考えられるのが・国民新党・日本新党・平沼グループの連合だ。この数では劣る集団も、顔触れを見ると平沼赳夫、亀井静香、田中康夫ととてつもない個性派軍団の出現である。この場合、田中と云う芽もあり得る。平沼は健康上の理由で控えるような気がする。

結局、ここ半年で起きる首相交代劇は亀井静香、菅直人のいずれかが有力で、穴として岡田克也、田中康夫が考えられる。
それじゃぁ面白くないと云う人々の為に超大穴としては、福島瑞穂、田中真紀子。最後に1人気になるのが前原だが、小沢に市場原理主義敗北宣言でもしない限り無理だが、その決意があれば前原の芽も出て来る。
小沢の悪口を言って衆議院議長の超極ウマ料理を食べそこなってしまった渡辺黄門様、無茶苦茶言っているようだが鳩山4年、岡田が4年という構想は成り立たないだろう。岡田にはオーラが無さ過ぎる。以上甚だ無責任に失礼します(笑)

人気ブログランキング 

ブログセンター・ ニュースと時事
 

鳩山政権三重苦、乗り切れるか?

2009å¹´11月29æ—¥ | æ—¥è¨˜


人気ブログランキング 

ブログセンター・ ニュースと時事


鳩山政権三重苦、乗り切れるか?


鳩山首相の個人的偽装献金問題は首相のリーダーシップや国会運営に大きな障害となりつつある。心臓と面の皮が森嘉朗のように強ければ「カエルの面に小便」なのだが、鳩山ではそうもいくまい。特捜は精々鳩山元秘書の在宅起訴が精一杯の権力の行使だろうが、国会運営では党首討論を含め執拗に食い下がるに違いない。今頃になって二階元経済産業相の政治資金虚偽記載で秘書を立件する動きを見せてはいるものの、現総理と元大臣では比較にならない問題だ。

まぁ世論としては昔なら藤山愛一郎のような「井戸掘り政治家」(政治信念実現のために私財を投げ打つ)として「美談化」されてもおかしくないと云う感覚もある。
おそらく自民党の国会における追求をかわせるかどうかは、鳩山の個人的能力『(言い逃れる会話術、自分の行為を確信的に正義だと思い込む事)*小泉純一郎に教えて貰うのが一番だ(笑)』にかかっていると言えるだろう。

次に普天間移設問題だが、そもそも県外国外移設も可能であったにもかかわらず、県内移設に執着した業界癒着政党・自民党と外務・防衛の官僚たちの責任であり、どちらに転ぼうと、鳩山自身の重大な政策瑕疵になる心配はないだろう。
しかも応援団のように、亀井と福島が助け船を出し「三党連立での決定が優先する」と叫ぶ辺り、小沢の知恵が働いているようだ。
鳩山には、この「連立3党合意」に縛られ、辺野古に簡単に移設は出来ないとブラフを咬ませる蛮勇も必要な気がする。マスメディア、自民党、米国の受けが良くても、世論と乖離する危険は大きい。
鳩山政権の一番の強みは支持率であり、その支持率がバックであればマスメディアも米国も手は出せないのだ。米国と云う国、暴力団と学者が交互に顔を出す「ジキルとハイド」のような国家、ジキルを封印させるには何がなくても支持率なのである。小沢に時間を割いて貰って薫陶を受けるべきである。

実は最も切実なのが経済問題だ。ドバイショックで円は84円台を付けた。世界的に最も安定した通貨が「円」だという世界経済の認知であり、或る意味で大変名誉なことであるが、実体経済としては重大な支障をきたす問題だ。
デフレにして株価低迷、挙句に円高による輸出企業の凋落。なぜこのような矛盾した現象が起きるのかと云うと、我が国は自国で赤字国債を消化する珍しい国家なのに、世界基準で格付けされる為に格付けが低く誘導される(米国の意図的操作と言っても構わない)
しかし、赤字国債を発行するデメリットを財務省とマスメディアが必要以上に喧伝し、如何にも大変な事になるように印象づけているが、実は日本は世界一の債権国なのである。

イイですか、世界一の債権国家、つまり一番沢山各国にお金を貸しているのです。つまりは、金貸しが貸す金を国内発行の国債で融通していると見る事も可能な訳で、いざとなればチャラ以上の金が残る按配なのですから、怖れる必要はゼロです。

事業仕分けの行動が国民的に大絶賛を浴びていますが、あのパフォーマンスはあれで良いとして、実体経済にインパクトのあるメッセージが一向に発せられないのが問題なのです。

節約、倹約、無駄をなくす。それは判った、だから早く経済が上向く政策を打ち出せ!みみっちい話には飽きた、景気のいい話をしてくれよ鳩山さん!と云うのがマーケットの叫びなのである。
事業仕分けの結果、無駄を省き、類似事業を仕分けし且つ特別会計に強引に切り込み、5兆円規模の財源を確保する勢いが必要な時期である。
本予算まで本格的財政出動は待ってねでは遅すぎる。年内に補正10兆円規模を打ち出さないと、日本経済は底が割れる危険が迫っている。

全国の橋梁、学校の免震補強工事や林業間伐工事など公共事業投資も行うべきだろう。東アジア諸国へのODAも前倒し強化、インフラ整備やCO2削減工事への関与を前向きに行うべきである。
雇用の創設でもあり、緊急の財政出動であり、東アジア構想の一歩であり、温暖化25%削減の大きな一歩でもある。

しつこいように申し上げるが、鳩山政権が生きるも死ぬも、ここ1カ月の経済政策に左右されるだろう。支持率60%が絶対的条件だ。60%の支持率があれば、国会も乗り切れる、秘書の起訴も乗り切れる、米国のチャチャも振り切れる。民主主義は支持率がすべてなのだ。
折角参議院選でも勝利の方程式を小沢が着々と積み上げていると云うのに、経済音痴的印象のある鳩山首相には、大いなる危惧を憶える。頑張れ鳩山、自分で自分の顔でも殴って勇気を持つのだ!今は育ちの良さが自慢できる時ではないのだ!

人気ブログランキング 

ブログセンター・ ニュースと時事


よろしくお願い

https://blogimg.goo.ne.jp/img/static/admin/top/bnr_blogmura_w108.gif