こんにち公民教育は、究極的に次の3つの原理に一致する。
-「人」権と市民としての資格に関する教育。これは民主主義と共和制の基礎をなし、組織する諸原理、諸価値の修得、諸制度および法律の知識、社会的かつ政治的活動の規則の理解を通じておこなわれる。
-個人および団体の責任の意味についての教育。すなわち市民の義務。
-判断についての教育。これは批判的精神を錬磨、論拠付けの日常的実践を通じておこなわれる。
自己および他人の尊重、連帯、参加という3つの基本的概念は、公民教育の基礎となる。公民教育は段階的に、生徒に次のことを可能にする。
-人格、自己、他人の尊重、公共物および生活環境の尊重を学ぶ。
-グループの中で自己を表現する、他人と意思疎通をはかり協同する、責任をとる。
-集団生活の規則を理解し、自分のものとする。
(テーマ)フランスの標語「自由、平等、友愛」
<授業の目的>
-フランス共和国の標語を記憶すること。
-いかにして標語が、われわれの共和国のシンボルとして認められるようになったかを知ること。
-この標語の価値と原理を、日常の中に見出すこと。